2012年01月18日

【本】妖精配給会社

ここんとこ古本屋の特価コーナーで大量に仕入れてきた星新一を散発的に読んでいるわけですが、本作がもっとも作品が短くまとまっていて歯切れが良くていいですな。

短い分、オチが唐突だったり強引だったりもするわけですが、それでもやっぱり星新一のショートショートはこのくらいの短さが至上だと思うわけです。

妖精配給会社 (新潮文庫)

投稿者 niimiya : 23:40 | コメント (0) | トラックバック

2012年01月14日

【映画】トロイ

なかなか豪華なスペクタクル映画でしたな。
アキレスやヘクトルといった英雄にフォーカスしたつくりでしたが、もっと群集戦が見たかった気もする。
まぁイリアスが元になってるんだし、そんなもんか…

中途半端にイリアスを元にした結果、アキレスの人物像が定まらなかった気もする…
戦った後のヘクトルの扱いは違和感あったな(あそこはイリアスのままだそうだが)
そしてアガメムノンの扱いは酷かった…

こういうスペクタクル大作は劇場でみないと正当な評価はできないと思うが…家で見た限りだとあんまり長く記憶に残りそうな作品ではなかったな…

トロイ ディレクターズ・カット [Blu-ray]

投稿者 niimiya : 23:10 | コメント (0) | トラックバック

2011年12月28日

【本】新宿熱風どかどか団

「哀愁の町に霧が降るのだ」から始まり、「新橋烏森口青春篇」・「銀座のカラス」と続き、「本の雑誌血風録」と続く、自伝的シリーズの第5弾。
いよいよサラリーマンをやめ、文筆家として独立する時代が描かれています。
「本の雑誌血風録」がやたら面白かった分、物足りなさは感じるけど、相変わらずの椎名節の文章が楽しめました。

椎名誠はやたら本だしてますが、SF物(アド・バードとか)と、東ケト会物(わしら怪しい探険隊とか)と、この自伝シリーズは好きっす。

新宿熱風どかどか団 (朝日文庫)

投稿者 niimiya : 11:35 | コメント (0) | トラックバック

2011年12月19日

【映画】ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト

ストーンズってベスト以外は数枚しかアルバム持ってなくて、とてもファンと言える立場じゃないんですが、この映画は楽しめました。
知らない曲も結構あったんだけど、
ゲストもいろいろいたし、ところどころで入る過去のインタビュー映像などもあったりと、全然飽きない。
ロニーとキースどっちが上手いって聞かれたキースが「どっちも下手くそだが、二人揃うと無敵だ」っていうとこめちゃいいわ。

たくさんのカメラで撮ってる映像をうまく切り替えるんですなぁ。
監督はなんとマーチン・スコセッシ。

オープニングのスコセッシとストーンズ(主にミック)とのやり取りがまた緊迫感あってよろしい
開幕直前にやってくるセットリストのシーンなんて最高でした。

クリントンとヒラリーもでとるで。

ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト デラックス版 [Blu-ray]

投稿者 niimiya : 00:09 | コメント (0) | トラックバック

2011年12月11日

【本】孤宿の人

宮部みゆきの時代小説ときいて、もっとほんわかとした話かとおもってたら、やたらと人が死にまくる話でしたなぁ

善人も悪人も大人も子供も理不尽に命を奪われる。
そのあたりが描きたかったところかもしれないなぁ。

もやもやとしたものも残りましたが、そのあたりも含めて面白かったです。

しかし懐深いなぁ…宮部みゆき

(上下巻通した感想)

孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)

孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)

投稿者 niimiya : 22:28 | コメント (2) | トラックバック

2011年12月06日

【本】白い服の男

短めで綺麗にオチが決まる話が多くていいね。
そういや、デスノートが人気あった頃、星新一に似た話があるって聞いたことあったけど…
本書に収録されてる「特殊大量殺人機」がそれだな。

白い服の男 (新潮文庫)

投稿者 niimiya : 22:55 | コメント (0) | トラックバック

2011年12月04日

【本】エトロフ発緊急電

各登場人物の背景を丁寧に描いているところが、評価されているポイントの一つだと思うが、ストーリーを追いたがりな私には、まどろっこしく感じてしまった。

また、創作キャラクターの描写に力を入れた結果、前作にあったノンフィクションっぽさが消えてしまったのも残念でした。

ただ、自分の趣味にちょっと合わなかったとはいえ、太平洋戦争前夜の日本を舞台にした優れた冒険小説であるとは思う。

投稿者 niimiya : 00:06 | コメント (0) | トラックバック

2011年11月29日

【本】硝子戸の内

漱石の随筆を読むのは初めてだった…かな?

現在と過去、家族や知人の事や、ふとした風景などいろいろ描かれていて、人間漱石に触れるのには最適だったように思う。

文章は非常に読みやすいが、永井荷風や谷崎潤一郎を読んだ時のような文章に酔うといった感覚はえられなかったな。

投稿者 niimiya : 23:53 | コメント (0) | トラックバック

【本】氷河民族

山田正紀、最初期の作品。
唯一のSF的な設定である亜人類はマクガフィンとして登場し、基本的にはハードボイルド・サスペンスとして展開する。
主人公は何度も危機を迎えるが、毎回なぜか無事といったハリウッド的な展開はあまり好きではなかった。
いろいろ稚拙さも感じたが、一気に読ませるのは、デビュー直後ゆえの熱量のゆえかもしれない。

投稿者 niimiya : 23:48 | コメント (0) | トラックバック

2011年11月18日

【映画】アウト・オブ・サイト

評価が高い割にソーダバーグってあんまりはまってなかったんですが、これは面白かった。(あ、Cheはよかったっ!)
相変わらず時系列を前後させる編集など、見せ方が上手なんですが、本作ではそれがこれ見よがしじゃなくてちょうど良い塩梅でした。
ヒロインはジェニファー・ロペスに似てるなぁと思ってたら本人やったね。
映画でみるのセル以来なんですが、なんかイメージと違ったわい。
あいかわらずかっちょいいクルーニーはじめ、他の役者もみんなよくて、
なかなか満足でございました。

ピント来なかったタイトルも最後まで見るとしっくりきますな。
まる。

アウト・オブ・サイト [Blu-ray]

投稿者 niimiya : 00:03 | コメント (0) | トラックバック

【映画】ミスト


※ちょっとネタバレ※

エンディングについてはちょっと聞いていたので驚きはなかったけど、まぁ予備知識なしで劇場でみたら凹むわな…

B級映画的なストーリーながら(カーペンターのThe fogってあったよね)、狂気に陥っていく人々にフォーカスあててうまく描いてましたね、

ただクリーチャーがやすっぽいんだよなぁ…
最後のほうにちょっとうつる巨大な奴、あのイメージで他のも通して欲しかった…

霧に覆われた街もサイレントヒルみたいな雰囲気がもうちょっとでるとよかったんだけどなぁ…

しかし、監督・脚本はショーシャンクとグリーンマイルと一緒なんだね。
こういうのも撮れるんだ

ミスト コレクターズ・エディション [DVD]

投稿者 niimiya : 00:00 | コメント (0) | トラックバック

2011年11月09日

【本】午後の恐竜

武蔵新田の古本屋の50円均一コーナーより発掘。
星新一のショートショートはだいぶ読んだつもりだけど、既読感はなかった。
特にこれって話はなかったかな。

時代背景を特定させない描き方なので、色あせない…とはいえ、広告や技術を皮肉った切り口はレトロな感じがしますな

あと5冊くらい買ってきたのでボチボチ読んできましょー

午後の恐竜 (新潮文庫)

投稿者 niimiya : 00:16 | コメント (0) | トラックバック

2011年11月04日

【本】巨人たちの星

これまた再読。
三作目にして、きわめてまっとうなSF小説な展開をするんですな。
陰謀あり、悪者ありと。
僕たちのよく知ってるホーガンらしい長編小説。
これはこれで面白いのですが、まぁご都合主義的な展開がちょっといただけない。
前二巻であっと驚いたところも、ひっくり返させられるし…
個人的な評価は前の二作からは落ちるのですが…
三部作まとめて読んで悔いのないシリーズだと思います。
(四作目は未読なんでこれから読みます)

巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3))

投稿者 niimiya : 00:05 | コメント (0) | トラックバック

2011年09月19日

【本】ルパンの消息

横山秀夫の作家デビューのきっかけになった作品(サントリーミステリー大賞佳作を受賞だそうな)。
つまりデビュー前の作品なわけですが、これが非常に完成度が高く面白かった。(大幅に加筆修正しているのだとは思うけど…)
著者の持ち味の警察官の内面描写などはまだ抑え気味なのだけど、謎解きに比重が置かれていて、最初から最後まで楽しめました。
お薦め!

投稿者 niimiya : 14:35 | コメント (0) | トラックバック

2011年09月18日

【本】星を継ぐもの

20年以上ぶりに再読。
子供の頃に読んで好きだった本を再読しても、当時の興奮は蘇らないこともままありますが…この本に関してはそんなことは一切なし。
月で見つかった5万年前の人類の死体。
その謎を科学者チームが淡々と解き明かしていくだけのストーリーなんですが…
それだけが実に手に汗握る展開なんですな…
で、ラストには胸の熱くなる種明かし

SFの名作中の名作。
読まなきゃ人生損。

星を継ぐもの (創元SF文庫)

投稿者 niimiya : 00:08 | コメント (0) | トラックバック

2011年09月12日

【本】花火・雨瀟瀟 ― 他二篇

古本屋の特価棚(100円)で、岩波の旧字版見つけたので買ってまいりました。
荷風さん本当に美しい文章を書きますね。
この文章を味わうにはやはり旧字で読むのがいいのですね。

表題の花火も雨瀟瀟も随筆で実に味わい深くていいのですが、一番長いのは二人妻という小説で、これはあまり趣味にあわなかったのです。

投稿者 niimiya : 00:26 | コメント (0) | トラックバック

2010年10月31日

宅男

日曜日。
台風一過で快晴かと思ったら、ちっともそんなこたぁないやね。
こんな日は家でだらだらだね。
台湾で買ってきたDVDなんぞ見てみる。
RECのリメイクのQuarantineを見た。
まぁまぁかな。

夕方に尾山台の幸屋(こうや)ってとこで、ラーメン食べた。
つけ麺がメインのお店だけに、ラーメンも魚介濃厚スープに極太麺。
お腹すいてたんでちょうどよかったです。
美味しかった。

昨日に引き続き宅男な一日でした

■観たDVD

ジョン・エリック・ドゥードル
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2009-07-03

RECのハリウッドリメイク作品。
オリジナルは見てないです。
お巡りさんと消防士とドキュメンタリー撮影中のTVクルーが、通報を受けてとあるビルに入ったら…ちゅう疫病系ゾンビ映画。

まずアイデアは素晴らしいですね(本作は単なるリメイクですが…)
ゾンビ映画は、立てこもって戦う系と、逃げ回りながら旅する系がありますが、この作品は、無理矢理ゾンビといっしょに閉じ込められちゃうという仕組み。新しい。

クローバー・フィールドやブレアウィッチみたいな、ドキュメンタリー風なんですが、一応、設定上もプロ(TVクルー)が撮ってることになってるので、そんなに見づらくはないです。
まぁこの手の映画の宿命ですが、カメラとってないで、お前も戦えよとおもったりするわけですが…

つくりはまぁまぁでしたねぇ
期待値をちょっと下回っちゃったかな

上でアイデアはいいとか書きましたが、そのアイデアをちゃんと説得力高く表現できないんですよねぇ。
お巡りさんと消防士も入ってるのに、あんないきなり閉じ込められんよ
ってか、そんなにすぐCDCくるかね…
終わり方も定番でしたしねぇ…

機会があればスペインのオリジナルのほうをみてみたいもんです。

投稿者 niimiya : 20:20 | コメント (0) | トラックバック

2010年10月11日

【映画】十三人の刺客 (2010年版)

十三人の刺客

制作:2010年 日本 東宝 141分
監督:三池崇史
脚本:天願大介
原作:池上金男(池宮彰一郎) 1963年のオリジナル映画脚本
出演:
 役所広司 島田新左衛門(御目付七百五十石)
山田孝之 島田新六郎(新左衛門の甥)
伊勢谷友介 木賀小弥太(山の民)
松方弘樹 倉永左平太(御徒目付組頭)
伊原剛志 平山九十郎(浪人)
沢村一樹 三橋軍次郎(御小人目付組頭)
古田新太 佐原平蔵(浪人)
窪田正孝 小倉庄次郎(平山の門弟)
高岡蒼甫 日置八十吉(御徒目付)
六角精児 大竹茂助(御徒目付)
波岡一喜 石塚利平(足軽)
石垣佑磨 樋口源内(御小人目付)
近藤公園 堀井弥八(御小人目付)

平幹二朗 土井大炊頭利位(江戸幕府・老中)
松本幸四郎 牧野靭負(尾張家木曽上松陣屋詰)
稲垣吾郎 松平左兵衛督斉韶(明石藩主)
市村正親 鬼頭半兵衛(明石藩御用人千石)

音楽: 遠藤浩二
撮影: 北信康
編集: 山下健治
製作総指揮:中沢敏明他
製作:「十三人の刺客」製作委員会
観た日:2010/10/10
感想書いた日:2010/10/11
観た所:渋東シネタワー

公式HP

allcinema

■感想
三池崇史監督だったんで、変化球でくるのかとおもったら、おもいっきり直球の映画でしたね。
昭和の大作時代劇を意識して撮ったんじゃないでしょうか。
前半はなかなか重厚な映像でした。
殺陣シーンはちょっと冗長に感じてしまった。
わざとそう撮ってるんだと思うけど…

「武士とは」「忠義とは」みたいなテーマも読み取れるとは思うんですが、あえて手に汗握る活劇としてみました。
そういうこと考えだすと、切られまくる名もない明石藩の侍たちがあわれすぎる…

役者は概ね悪くなかったですが、特に印象に残るシーンもないかな。
役所広司はいつもの役所広司だったしね。
主要キャラクター以外の刺客たちについて、もうちょっとキャラクターが立ってるとよかったと思うけど、尺的に難しかったんかな。

標的の残虐な大名を演じた、稲垣吾郎は、(ラスト、熱演しすぎって気もしましたが)なかなか、よかったんじゃないですかね。

オリジナルがすごい好きな作品なだけに、それを越えるとは思えませんでしたが、わりと楽しめました。

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

■予告編(リンク切れてたらスミマセン)

投稿者 niimiya : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

2010年08月30日

【映画】父後七日

父後七日

英題:7 Days in Heaven
制作:台湾 2010 8/27公開 35mm
Magnifique Creative Media Production Co. Ltd.
監督:劉梓潔 , 王育麟
原作:劉梓潔「父後七日」
出演:
 王莉雯 …妹(阿梅)
 陳家祥 …兄(大志)
 太保(張嘉年)…父親
 吳朋奉 …道士(阿義)
 陳泰樺 …従弟(小莊) 
 張詩盈 …道士の彼女(阿琴)
編集:劉梓潔
製作:王育麟
観た日:2010/08/29
感想書いた日:2010/08/29
観た所:台北 長春國賓

公式Blog

■感想
台湾版「お葬式」といった映画。
後七日は初七日みたいな意味だと思われます。
コメディでもないし、人情映画ってわけでもないんだけど、亡父の葬式を行う兄妹をたんたんと描いた、地味だけどいい映画でした。
台湾の道教式のお葬式の手順も興味深かった。
舞台が彰化県という台湾でも一番地味な県(←偏見)なのが絶妙。
田舎のお葬式って感じがすごいいいです。
亡くなったお父さんもいかにもあの辺りにいそうな、夜市で唄いながら、カラオケCDを売ってる、陽気な不良おやじ。
娘は勉強が出来て優秀なんですが、そこでありがちな父娘の反発を描いたりしないのがすごい気に入った、普通に仲がいい父娘なんですな。
バイクに二人乗りしながら、娘が「今日、わたし誕生日なんだ、18歳の」って言ったら、父が「そうか!」ってバイク降りて、おもむろにバッグから肉粽(ちまき)とりだして、プレゼントに渡すんですな。
普通、年頃の娘が誕生日忘れられて、プレゼントに肉粽もらったら怒りそうなもんですが、文句いいつつうれしそうに食べる娘。
その後、お父さんが「バイク乗ってみろ」って言うシーンにつながるんです、いいですなぁ。
別のシーンでは台客御用達の例の青サンダルがいい感じにつかわれてます。

全編ほぼ台湾語のため、全然聞き取れず…必死に字幕追ってましたが、細かいところよくわからないところいくつかありました。
看護士が薬ちょうだいっていったのは何だっただろう。
華人の親族表現は難しいですね、表弟は母方の従弟でしたかね(苗字が違う従弟のことで母方とは限らないらしい)。

しかし、道教の儀式はなにかと燃やしたり川に流したりと自然にやさしくないですな…

ちなみに、後で知りましたが、原作小説書いた人が共同監督されてるみたいですな。

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

■予告編(リンク切れてたらスミマセン)

投稿者 niimiya : 00:23 | コメント (0) | トラックバック

2010年08月28日

【映画】プレデターズ

プレデターズ

原題:Predators
制作:2010 USA
監督:Nimród Antal
脚本:Alex Litvak他
出演:
 Adrien Brody ... Royce
 Topher Grace ... Edwin
 Alice Braga ... Isabelle
 Louis Ozawa Changchien ... Hanzo
 Laurence Fishburne ... Noland
撮影:Gyula Pados
音楽:John Debney
編集: Dan Zimmerman
製作総指揮:Alex Young
製作:Robert Rodriguez、Elizabeth Avellan他
観た日:2010/7/12
観た所:西門町の映画館
感想書いた日:2010/8/28

IMDB

■感想
軍人やら犯罪者やらがとある惑星に集められてプレデターに狩られるという話。
ジャングルが舞台だけに初代のプレデターに近いイメージかな。
Ice.T が出てたサバイビング・ザ・ゲームみたいなストーリーっすね。
世界中からプロの軍人や人殺しが集められたわりには、なんか烏合の衆っぽいんだよなぁ
スナイパーと重火器もってる人が一緒にあるいて、横並びで銃撃ってたりしてて…
ジャパニーズヤクザはハリウッド目線で描かれていて、変なんだけど、キャラ立ちはしてた。(松ちゃんと高知東生を足した感じ)
つっこみどころ満点ですが、それなりに楽しめるとこもあったかな。
プレデターが何種類かでてくるんだけど、見分けつかなかった…

しかし、ローレンス・フィッシュバーンがなんのために出てきたか全然わからんかったね。
ストーリー上、意味ないよね…

結論としては、まぁまぁな映画でした…

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆☆★

Predators [Blu-ray]

投稿者 niimiya : 02:17 | コメント (0) | トラックバック

2010年08月19日

【映画】初戀紅豆冰 Ice Kacang Puppy Love

初戀紅豆冰 Ice Kacang Puppy Love
制作:マレーシア 2010年
監督:阿牛
出演:阿牛、李心潔、曹格、梁靜茹、品冠
観た日:2010/8/18
観た所:台北 長春國賓
感想書いた日:2010/8/18
公式HP

■感想
マレーシアの華僑の青春映画。なかなか面白かったです。
青春映画としてよくできてたと思うが、それ以上にマレーシアの華人社会が描かれていて興味深かった。マレーシアの華人ってちょっとお金持ちのイメージあるけど、中流以下の人々の暮らしが良く描かれてたな。舞台はどこやったんやろ…
街中や水辺がとてもきれいに描かれていて、映像的にも良かったです。

主演女優は李心潔(Angelica Lee)。以前、化粧品のCMで観て、ずいぶん綺麗な人だなぁと思ったんですが、マレーシアの人だったんですねぇ。調べたらホラー映画のTheEYEに出てたらしい、みてないんですよねぇ、あれ。あと、
主演男優は阿牛という人で、ぼけっとした主人公を好演。実は監督もこの人でした。
他の演者もマレーシアの歌手やスターみたいです。
梁靜茹(Fish Leong)は知ってましたが、他の人はよくわからなかった…
20歳前後の若者の初恋と旅立ちの物語のわりのには、役者がだいたい30歳くらいなんですよね、メイキャップや演技であまり気にならなくはあるものの…
梁靜茹は、もともと知ってるだけに、やっぱり気になる。
まったくしゃべらない役柄だったのは、実年齢と役年齢のギャップを埋めるためだったんだろうか…

マレーシアの映画とはいえ、台詞はほとんど國語(北京語)、他にちょっとだけ、マレーシア語と広東語と客家語とインド語(?)など。
ペナンのシーンではジャーサイやカッキンなど聞き覚えのある単語が…これって台湾語のルーツの閩南語っすかね?

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

■予告編

投稿者 niimiya : 23:36 | コメント (0) | トラックバック

2010年08月11日

【本】《知性化の嵐》三部作

《知性化の嵐》三部作

原題:The Uplift Storm Trilogy
著者:デイヴィッド・ブリン(David Brin)
訳者:酒井昭伸
装画:加藤直之
装丁:ハヤカワ・デザイン
出版:ハヤカワ文庫 
 知性化の嵐1 変革への序章(BRIGHTNESS REEF) 上 SF1371 P553 ¥900 初版2001/9
 知性化の嵐1 変革への序章(BRIGHTNESS REEF) 下 SF1372 P552 ¥900 初版2001/9
 知性化の嵐2 戦乱の大地(INFINTY'S SHORE) 上 SF1414 P591 ¥940 初版2002/9
 知性化の嵐2 戦乱の大地(INFINTY'S SHORE) 下 SF1415 P575 ¥940 初版2002/9
 知性化の嵐3 星海の楽園(HEAVEN'S REACH) 上 SF1460 P508 ¥920 初版2003/10
 知性化の嵐3 星海の楽園(HEAVEN'S REACH) 下 SF1461 P515 ¥920 初版2003/10
読んだ日:2010/7/28
感想書いた日:2010/7/30

■内容(第一部「変革への序章」上巻カバーより)
はるか昔の乱開発によって荒れた生態系を回復するべく“休閑地”の指定を受け、知性種属の立ち入りが禁じられた辺境の惑星ジージョ。だが、いつしかこの惑星には故郷を追われた難民が流れつくようになり、いまや六種属もの住民が、ひっそりと隠れ住んでいた。ところが、ある日、宇宙から記憶を失ったひとりのヒトの男がジージョに漂着してきた。やがて、その男のあとに続くかのように、巨大な宇宙船がやってくるが…。

■感想
三部作各上下巻で総ページ数3000ページくらいの超大作。
第一部は展開がおそく、六種族のどれがどれだかもよくわからなくて、だいぶ読終るまで時間かかった(実は一度、刊行当時に途中で挫折している)。
しかし、なんとか読み進めていくとだんだん面白くなってきて、第二部に突入。
ここでようやく「スタータイド・ライジング」と話がつながってきます。
この辺りからグングンと話のスケールも大きくなっていき、当初は惑星ジージョ上の話だったのが、第二部の後半で宇宙に飛び出て、第三部では五つの銀河と多重空間をまたにかける大展開。
種属(=星人)も当初はジージョに住み着いていた6種族が中心でしたが、どんどん新しいのがでてきて、酸素類だけじゃなくて、水素類やら機械類やら思念類やら…世界観がふくらみまくり。
このあたりエスカレーション具合や、スケール感は「タウ・ゼロ」などを思い出しました。

後半は先をむさぼるように一気に読み終えてしまいましたが、訳者あとがきにもあるようにもっとページ数欲しかった。
回収されてないエピソードもいくつかあるし、地球のその後も気になるし…

というわけで、まだ知性化シリーズは続くみたいですね。
本作を補完する短編もいくつか書かれているようです。
ブリンの公式HPに無料で全文のっておりました。(英語だけど)

しかし、こんな面白いのに絶版中とはもったいないよなぁ。導入 部が冗長だったから、いたしかたない気はするけど。
というわけでスケールの大きいSF好きの人には、前作「スタータイドライジング」からお勧め。
直接はあまりつながらないけど「知性化戦争」も面白いですよ。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

Amazon
変革への序章〈上〉―知性化の嵐〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)
変革への序章〈上〉―知性化の嵐〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)

未読の方はこちらから↓

スタータイド・ライジング (上) (ハヤカワ文庫 SF (636))スタータイド・ライジング (上) (ハヤカワ文庫 SF (636))
デイヴィッド・ブリン 酒井 昭伸

早川書房 1985-10
売り上げランキング : 231457
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

投稿者 niimiya : 23:22 | コメント (2) | トラックバック

2010年08月09日

【映画】愛你一萬年

愛你一萬年
制作:台湾 90min 吉光電影有限公司
監督:北村豊晴
脚本:北村豊晴
出演:ヴィック・チョウ(周渝民)、加藤侑紀
製作:焦雄屏
観た日:2010/8/8
観た所:台北 信義ワーナー
感想書いた日:2010/8/9

Wikipedia

■感想
日本人監督が台湾で撮ったラブコメディ映画、「愛你一萬年」観てきました。
F4の仔仔(ヴィック)という大物がでてるとはいえ、商業映画初だし低予算だしということで、期待してなかったんですが、面白かったです。
完成度も思いの外に高かったです。

前半は狙いはわかるけど笑えない部分が多くて(合気道のシーンとか…)、こりゃやばいと思いましたが、途中からはまってきてなんとか波に乗れました。
この辺りは相性だと思うので、前半からはまれる人もいれば、最後まではまれない人もいるんじゃないでしょうか。
そういう意味では評価は分かれそうです。

日本人監督だけあって、日本語シーンはちゃんとしてましたね。
日本人と台湾人の恋愛ものというと海角七號を思い出しますが(本作でもちょっとパロディシーンありました)、日本語のシーンは本作のほうがはるかに安心してみれました。逆に國語(中国語)のシーンが、台湾人の目にどう映ってたか気になるところです。

ヒロイン(加藤ゆき)は予告編でみるより、本編のほうが魅力的でしたね。中国語うまい…
舞台が台北でも高雄でもなくて、台中というのが新しくていいですね、初めて見る景色がいろいろありました。
まぁ台中のわりには台湾語あまりでてこないなという気はしますが、そこは日本人観客的には助かりました。

まぁ細かい不満はいろいろあって、特に最後の表題曲はもっとカタルシス欲しかったとか、上海シーンの描き方か中途半端とか思ったりもしましたが、初商業映画を異国の地で撮ってること思えば、十分に及第点だと思います。

台湾好きにはお勧め!
北村監督の次回作にも期待!

余談
 北村監督はどこかで見覚えあるんだけど、Cosi o Cosiで働いてた人かなぁ…
 だと、したら山田電池で一度あったことあるな(向こうは覚えてないと思うけど)
 ちょっとだけ知り合いなTamioこと蔭山征彦さんが、映画開始シーンにいきなり登場でちょっと驚きました。(海角の日本人ナレーションされてる方です)
 台湾でがんばる日本人俳優。応援したいですね!

以上、(一方的)知り合い自慢乙

余談2
 北村監督のご両親は台北でお店やってるみたいですね。(昔、ジゴロの二号店があったところで)
 今度、いってみたいと思います。
 台北ナビ紹介記事
 
■おまけ
伍佰の歌う「愛你一萬年」

原曲は沢田研二の「時の過ぎ行くままに」

二人ともかっちょええぇ

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

■予告編

投稿者 niimiya : 22:29 | コメント (2) | トラックバック

2010年07月30日

【映画】インセプション

インセプション

原題:INCEPTION
制作:USA 2010
監督:Christopher Nolan
脚本:Christopher Nolan
出演:
 Leonardo DiCaprio  ... Cobb
Joseph Gordon-Levitt ... Arthur
Ellen Page ... Ariadne
Tom Hardy ... Eames
Ken Watanabe ... Saito
Dileep Rao ... Yusuf
Cillian Murphy ... Robert Fischer
Tom Berenger ... Peter Browning
Marion Cotillard ... Mal
Pete Postlethwaite ... Maurice Fischer
Michael Caine ... Miles

音楽: Hans Zimmer
撮影:Wally Pfister
編集: Lee Smith
製作総指揮:Chris Brigham,executive producer
製作:Christopher Nolan他
観た日:2010/7/27
観た所:台北 西門町 IMAX
感想書いた日:2010/7/30

■感想
すごく面白かった。長尺だったけどダークナイトみたいに途中で退屈したりしませんでした。ストーリー複雑そうで日本語字幕なしで理解できるか不安だったけど、冒頭でちょっと戸惑う程度で意外に(表面的には?)わかりやすく構成されてました。まぁ正直に言うとコブと奥さんの経緯は見てるときはちゃんと理解できてなかった…

終わり方も素晴らしい!ラストの解釈はいろいろできると思うんですが、単純な私は単純なハッピーエンドと理解したいです。でも、映画見終わった後でいろんな話を聞くと、その解釈には無理あんのかなぁとも思ったりしました。たいしてみてないけど、今年、一番の映画でしたねぇ。
しかし、日本と公開時期が同じ映画はいいねぇ~。そしてIMAXもいいねぇ。
でも高いねぇ。でも日本円だと1000円以下なんやよね。

他の人の感想Blogなどをみると、マトリックスを思い出す人が多かったみたいっすね、私は夢枕獏の「サイコダイバー」シリーズとか思い出してた。(どうでもいいけど、サイコダイバーシリーズって、実際サイコダイブするシーンあんまりないよね。)

これオリジナル脚本作品なんですね。映画見てるときはP.K.ディックとかJ.G.バラードあたりを原型がわからなくなるくらい翻案してるのかなぁと思ってました。

俳優陣は主演のディカプリオ始めみんな良かった。
相棒アーサー役のジョゼフ・ゴードン=レヴィットって人は初めてみたけど、スタイリッシュでいいね。
そして、渡辺謙が準主役の役所を見事に演じてましたね、誇らしいっす。
ターゲットの社長息子はどこかでみたことあると思ってたけど、バットマンでスケアクロウやってた人だね。
イームス役のトム・ハーディはちょっとキアヌ・リーブス(の太ってるとき)にちょっと似てる。そういえば、本作もちょっとJM(記憶屋ジョニー)も連想させる映画でしたね、日本人俳優でてるところも。まぁJMはつまらない映画の代表みたいにいわれちゃってましたが…
あと、脇役だけどトム・ベレンジャーがめっちゃ老けてたわ…まぁそういう役作りしてただけかもしれないけど…

脚本、演出、演技どれをとっても大満足で、文句なく今年一番の映画でした。
お勧め!

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆☆
《薦》☆☆☆☆

投稿者 niimiya : 23:20 | コメント (2) | トラックバック

【本】グラスホッパー

グラスホッパー

著者:伊坂幸太郎
カバーフォト:横山孝一
カバーデザイン:高柳雅人(角川書店装丁室)
解説:杉江松恋
出版:角川文庫 い 59 1 P335 ¥590
版数:初版 2007/6
初出:単行本 2004/7
入手:もらいもの
読んだ日:2010/7/17
感想書いた日:2010/7/30

■内容(カバーより)
「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。それぞれの思惑のもとに―「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説。「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。鈴木は正体 を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。それぞれの思惑のもとに―「鈴木」「鯨」 「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説。

■感想
今まで読んだ伊坂作品の中では一番地味な作品でした。でも、地味ながらきれいに作り込まれていて、さすがですね。例によって登場人物もおかしな人だらけですし。殺し屋たちの物語だけあって、内容はちょっと陰惨な部分もありますが、そこは例によってあっさりスタイルの文章で軽く読めました。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

Amazon
グラスホッパー (角川文庫)
グラスホッパー (角川文庫)

投稿者 niimiya : 22:38 | コメント (0) | トラックバック

【本】大学

大学

全訳注:宇野哲人
装丁:志賀紀子
解説:宇野精一
出版:講談社学術文庫 ¥540 P115
版数:初版 1983/1 21刷 1996/7
底本:1916/4 大同館「大学」
入手:古本 ¥100
読んだ日:2010/7/10
感想書いた日:2010/7/30

■感想
最近、孔子廟とかいくことがよくあったんで、なんとなく読んでみました。なんで「論語」でも「中庸」でもなく「大学」かというと、たまたまそれだけ積ん読棚に入ってたからです。
本文自体はわずかで、通釈もあわせて読んでもあっという間に読めてしまいます。

大学というのはWikipediaによると

朱子学において自己修養から始めて多くの人を救済する政治へと段階的に発展していく儒者にとっての基本綱領が示されているとして重要視された。その内容には「明明徳」「親民」「止於至善」の三綱領と「格物」「致知」「誠意」「正心」「修身」「斉家」「治国」「平天下」の八条目が提示されている。

ということらしいです。

「明徳」「親民」はそうですかって感じですが、「止於至善」はわからんかった。至善で止るってどういうこと?
内容はがあっさりすぎたんで、機会があれば、論語読んでみます。


■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》 ☆☆
《薦》 ☆☆

Amazon

大学 (講談社学術文庫 (594))大学 (講談社学術文庫 (594))
宇野 哲人

講談社 1983-01-06
売り上げランキング : 20982
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

投稿者 niimiya : 22:24 | コメント (0) | トラックバック

【本】星空の二人

星空の二人

著者:谷甲州
装画:水樹和佳子
装丁:ハヤカワ・デザイン
解説:林譲治
出版:ハヤカワ文庫 JA798 タ 4 19 P362 ¥680
版数:初版2005/5
入手:古本 BOOK OFF ¥400
読んだ日:2010/7/4
感想書いた日:2010/7/30

■内容(カバーより)
深宇宙で作業に取りくむ男性航宙士と情報プールを介して出会った女性航宙士との、時空を超えた切ない心の交流に魂が揺さぶられる書き下ろし表題作をはじめ、異星生命体とのさまざまな遭遇を描く「緑の星」「星の夢に」「彷徨える星」「繁殖」、破天荒な宇宙論SF「五六億七千万年の二日酔い」「スペース・ストーカー」、航空宇宙軍史初期作品を全面改稿した「ガネッシュとバイラブ」、ロマンチックでハードな宇宙SF全8篇を収録。

■収録
 緑の星
 星の夢に
 五六億七千万年の二日酔い
 彷徨える星
 繁殖
 スペース・ストーカー
 ガネッシュとバイラブ
 星空の二人

■感想
航空宇宙軍史の谷甲州さんの短編集。
航空宇宙軍史を思わす宇宙船という密閉空間のプロの話の他に、バカSFや、表題作のようなSFロマンスなどが収録されてます。
プロフェッショナルものは好きでしたが、他の系統の作品はちょっと私には合わなかったですね。
水樹和佳子さんの表紙も、私の中の谷甲州イメージとは違うんですよねぇ
読み始めるには、本作より航空宇宙軍史か山岳ものからのほうがいいですね、きっと。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆☆★

Amazon

星空の二人 (ハヤカワ文庫JA)星空の二人 (ハヤカワ文庫JA)
谷 甲州

早川書房 2005-05-25
売り上げランキング : 598289
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

投稿者 niimiya : 22:08 | コメント (0) | トラックバック

2010年07月24日

【本】ストレンジャーズ

ストレンジャーズ

原題:STRANGERS
著者:ディーン・R・クーンツ
訳者:宮脇孝雄
装画:藤田新策
装丁:坂田政則
出版:文春文庫 
    上巻 ク 5 3 ¥650 P533
    下巻 ク 5 4 ¥650 P522
版数:
 上巻 初版1991/8 6刷1994/6 
 下巻 初版1991/8 6刷1994/5
入手:
読んだ日:2010/7/24
感想書いた日:2010/7/30

■内容(上巻カバーより)
ラグーナ・ビーチに住む作家ドミニック・コーヴァイシスは、深刻な夢遊病に悩まされていた。朝、目を覚ますとクローゼットやガレージの中で丸まっているのだ。同じ頃、シカゴで、ラスヴェガスで、ボストンで、得体の知れない恐怖におびえる人たちがいた。彼らにその記憶はないが、一年前の夏、あるものを”見て”しまったのだ。

■感想
上巻途中からのめり込んで、一気に読み切りました、面白かったです。ただ、読み終ってみると、最後までひっぱってたオチが目新しさなかったりもして、ちょっと物足りない気もしました。どうもアメリカのベストセラーってのは、過程を楽しませるところに重点を置いてるような気がしますね、まぁ、判断できるほど読んだことないんですが…
この小説も、半分くらいでか書けたんじゃないの?とか思ったりもしました…
そういう意味で、映画ではなく、1クールくらいのシリーズドラマのような作品でした。
なんかけなしてるようになってしまいましたが、読んでる時はうんと面白かったです。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

投稿者 niimiya : 23:01 | コメント (0) | トラックバック

2010年07月17日

【本】ラッシュライフ

ラッシュライフ

著者:伊坂幸太郎
装丁:三谷龍二
解説:池上冬樹
出版:新潮文庫 い 69 2 ¥629 P456
版数:初版2005/5 17刷2007/5
初出:単行本 新潮社 2002/7
入手:もらった
読んだ日:2010/7/14
感想書いた日:2010/7/17

■内容(カバーより)
泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男 は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場――。並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会 話、先の読めない展開。巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。
■収録

■感想
交わりつつ平行で動く五つのエピソードの時系列がバラバラで、作中にも出てくるようにまさに騙し絵のような構造。
ただ、手掛りは豊富に用意されているので、読み終わってみるとあーそういうことかとわかるような仕組み。
解説にも書かれていたが、映画の「パルプ・フィクション」とか「フォールームス」を連想させるような構成です。
他の伊坂作品同様、仙台を舞台にしており、他作品へのリンクもいくつか埋め込まれているみたいですね。
著者の本を読むのはこれで4冊目だけど、ようやく熱心なファン がいる理由がわかってきた気がします。
お薦め。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆★

Amazon
ラッシュライフ (新潮文庫)
ラッシュライフ (新潮文庫)

投稿者 niimiya : 11:55 | コメント (2) | トラックバック

2010年06月27日

【映画】KICK-ASS(キック アス)

原題:KICK-ASS
制作:USA 2010
監督:Matthew Vaughn
脚本:Jane Goldman &
 Matthew Vaughn
原作:Mark Millar &
 John Romita Jr.
出演:
 Aaron Johnson as Dave Lizewski/Kick-Ass
 Nicolas Cage as Damon Macready/Big Daddy
 Chloë Grace Moretz as Mindy Macready/Hit-Girl
 Mark Strong as Frank D'Amic
 Christopher Mintz-Plasse as Chris D'Amico/Red Mist

音楽: Marius De Vries 他
撮影: Ben Davis
編集: Eddie Hamilton他
製作:Adam Bohling 他
観た日:2010/5/19
観た所:台北 西門町
感想書いた日:2010/6/26

IMDB

■感想
かなり面白かった。
ヒーローにあこがれるナード高校生が主人公のアメコミ原作映画。
ほとんど特殊能力もない主人公扮するKick Assと、父娘Big DaddyとHit Girl、曰くありげのRed Mist。
4人の覆面ヒーロー(?)が登場。
スパイダーマンやX-Menなど王道アメコミヒー路ものではなく、ウォッチメン同様、一風かわった方向性で ブラックな笑いと残酷描写満点な大人向けアメコミ映画。
登場ヒーローといっても基本的には普通の人で、特殊能力はなし。そういう意味ではバットマン系。

個人的にはかなり面白かったんですが、正直だれにでもお薦めできる映画じゃなかった。
悪人とはいえバタバタ人が殺されるし、過激な表現も多いです。
ダメな人には絶対合わない映画だと思う。

アメコミ好きかつタランティーノ映画好きにはピンポイントでめちゃお薦め!
リュックベッソンのニキータ&レオンとか好きな人もいけそうです。
そういや、Hit-Girlはレオンとマチルダを合体させたようなキャラだったな。

公開から1ヶ月くらいたってたので、いつもよりちっちゃい映画館でみました。
箱は小さかったけど、音響はなかなかでした。前のほうで見れたので満足。
観客に白人さんがいて、大笑いしてくれたので、楽しかった!
でも人が死ぬシーンで笑うからちょっと引いた ^^;

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

■AMAZON(USA)
Kick-Ass
Kick-Ass


■予告編

投稿者 niimiya : 01:54 | コメント (0) | トラックバック

【本】磁力と重力の発見(全3巻)

磁力と重力の発見(全3巻)

著者:山本義隆
装画:ケプラーの考えた大洋と惑星の磁気的相互作用
出版:みすず書房
版数:
入手:新刊購入
読んだ日:2010/5/17
感想書いた日:2010/6/26

■内容(3巻カバーより)
 近代物理学成立の真のキーは力概念の確立にある。そこから<遠隔力>概念の形成過程を追跡してきた長い旅は、第3巻でようやく近代科学の誕生に立ち会う。

■感想
うやく読み終わったぞぉ!6年前くらいに全三巻まとめて買って、断続的にちまちま読んでようやく読み終わった。
磁力を追ってギリシャ時代から近代の科学史を追い切った観があるなぁ。
近代になって急に重力にスポットがあたって磁力より先に数式化されてしまうのであった。
直接作用を元にした近代の機械論より、むしろ神秘主義に近い見方が磁力・重力という遠隔作用力を解き明かすのであった。

全3巻通して、ギリシア時代の黎明期、アリストテレス教条主義による停滞期、ルネサンスによる再進展期と実に見事に描かれていました。
しかし、読むのに時間かけ過ぎた…
1巻も2巻も面白くて思うこといろいろあったのですが、すっかり忘れてしまった…

著者は駿台講師の山本義隆氏。
勝手に恩師だと思っているのです。
ファインマンとこの人に出会って、物理を選んだのです。
才能も努力も足りずに道をあきらめましたが、後悔はしてない!!

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

Amazon

磁力と重力の発見〈1〉古代・中世磁力と重力の発見〈1〉古代・中世
山本 義隆

みすず書房 2003-05
売り上げランキング : 76668
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


磁力と重力の発見〈2〉ルネサンス磁力と重力の発見〈2〉ルネサンス
山本 義隆

みすず書房 2003-05-01
売り上げランキング : 112747
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


磁力と重力の発見〈3〉近代の始まり磁力と重力の発見〈3〉近代の始まり
山本 義隆

みすず書房 2003-05-01
売り上げランキング : 133434
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

投稿者 niimiya : 01:18 | コメント (0) | トラックバック

2010年06月26日

【本】大槻ケンヂが語る江戸川乱歩

大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝

著者:江戸川乱歩 大槻ケンヂ
カバー写真:平井憲太郎
カバーデザイン:國枝達也(角川書店装丁室)
出版:角川文庫 わ 11-2 ¥552 P196
版数:初版2010/4
入手:新刊購入 ジュンク堂(SOGO忠孝店) 
読んだ日:2010/5/9
感想書いた日:2010/6/26

■内容(カバーより)
「少年探偵」シリーズに代表される少年ものや、怪奇浪漫文学の名品を数多く遺した江戸川乱歩―。小学2年で『電人M』を読んで以来、乱歩に惹かれ、音楽性にも多大な影響を受けた大槻ケンヂが、ロック・ミュージシャンの視点からとらえ、新乱歩論を展開する。同時収録は、乱歩の短編小説「鏡地獄」「押絵と旅する男」「踊る一寸法師」「人でなしの恋」。この1冊で評伝と作品が読める「私のこだわり人物伝」シリーズ第2弾。

■感想
「大槻ケンヂが語る」部分はあっという間に読み終えてしまった。
後半分には「鏡地獄」「押絵と旅する男」「踊る一寸法師」「人でなしの恋」が収録。
「踊る一寸法師」は初めて読んだと思う、結構、衝撃的な内容っすね。
こんなの子供の頃に読んだらトラウマになるだろうなぁ
他のはどれも何度か読んだことある話ですが、せっかくなので再読してみた。
なかなかいいチョイスなんじゃないでしょうか。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

Amazon
大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝 (角川文庫)
大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝 (角川文庫)

投稿者 niimiya : 23:01 | コメント (0) | トラックバック

2010年05月16日

【映画】一頁台北 Au revoir Taipei

原題:一頁台北 Au revoir Taipei
制作:2010年 台湾 原子映象有限公司(Greenskyfilms)  85min
監督:陳駿霖(Arvin Chen)
脚本:陳駿霖(Arvin Chen)
出演:
 郭采潔 as Susie
姚淳耀 as 小凱
張孝全 as 基永
柯宇綸 as 阿洪
音楽: Du-Che Tu
撮影:Justin Guerrieri
編集: 陳駿霖
製作:Wim Wenders、朱美蓮
観た日:2010/4/25
観た所:台北 Qsquare
感想書いた日 2010/5/16

Wikipedia(中文)

■感想
派手さはまったくないですが、タイトルどおり台北の一頁を描いた綺麗な小品。
師大夜市や誠品書店など見覚えのある場所がちらほら。
エンドクレジットで製作(?)にヴィムベンダースの名前があった…Producerだったんだ。
主人公の男の子はオードリー若林にちょっと似てた。
こういう作品が増えてくると、台湾映画も底力がついてきたという気がしますね。

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆☆★

投稿者 niimiya : 22:17 | コメント (0) | トラックバック

【映画】The Crazies(ザ・クレイジーズ)

原題:The Crazies
制作:2010 USA
監督:Breck Eisner
脚本:Scott Kosar,Ray Wright
原作:1973 motion picture "The Crazies"
出演:
Timothy Olyphant ... David Dutton
Radha Mitchell ... Judy Dutton
Joe Anderson ... Russell Clank

音楽: Mark Isham
撮影:Maxime Alexandre
編集:Billy Fox
製作:
Michael Aguilar .... producer
Rob Cowan .... producer
Brian E. Frankish .... associate producer
Dean Georgaris .... producer
Jonathan King .... executive producer
George A. Romero .... executive producer

観た日:2010/4/23
観た所:台北 ShowTime
感想書いた日:2010/5/16

IMDB

■感想
クレイジーズ(The Crazies)は王道ゾンビものじゃなかったですが、オリジナルを撮ったロメロ御大が製作総指揮してるだけあって、ロメロ風味満点。
現代風な味付けは全然なかったです。
原曲に忠実なカバー曲みたい。佳作だけど、好きな人にしかお勧めできないかな。
日本公開はあるかは不明

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆★
《薦》☆☆

米Amazon BD版
The Crazies [Blu-ray]
The Crazies [Blu-ray]

投稿者 niimiya : 21:30 | コメント (0) | トラックバック

【本】ネバーランド

ネバーランド

著者:恩田陸
装丁:木村典子
解説:吉田伸子
出版:集英社文庫 お 48 2 ¥514 P271
版数:2003/5初版
初出:2000/7集英社より単行本刊行
入手:古本 ¥220
読んだ日:2010/4/21
感想書いた日:2010/5/16

■内容(カバーより)
舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」。冬休みを迎え多くが帰省していく中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。ひとけのない古い寮で、4人だけの自由で孤独な休暇がはじまる。そしてイブの晩の「告白」ゲームをきっかけに起きる事件。日を追うごとに深まる「謎」。やがて、それぞれが隠していた「秘密」が明らかになってゆく。驚きと感動に満ちた7日間を描く青春グラフィティ。

■感想
冬休みの寮に残った三人+一人の男子高校生の物語。少女漫画風の汗臭くない男子高校生の描写っていいですね。面白かったです。
読んでいて映画「1999年の夏休み」(金子修介監督)を思い出しました。あれは監督は男性でしたが、男子役を女性が演じていて同じく汗臭くなかったなぁ。
「ネバーランド」の後書きに作者が「「トーマの心臓」をやりたかった」と書いてあって納得。「1999年~」の原案は「トーマの心臓」。
さらっと読めて、ほのかな懐かしさを残してくれる佳作。
お薦め。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

Amazon
ネバーランド (集英社文庫)
ネバーランド (集英社文庫)

投稿者 niimiya : 20:44 | コメント (0) | トラックバック

【本】井上成美

井上成美

著者:阿川弘之
解説:佐伯彰一
出版:新潮文庫 あ 3 14 ¥680 P589
版数:1992/7初版
初出:1986/9 新潮社単行本刊行
入手:BOOK OFF ¥100
読んだ日:2010/4/17
感想書いた日:2010/5/16

■内容(カバーより)
昭和五十年暮、最後の元海軍大将が逝った。帝国海軍きっての知性といわれた井上成美である。彼は、終始無謀な対米戦争に批判的で、兵学校校長時代は英語教育廃止論をしりぞけ、敗戦前夜は一億玉砕を避けるべく終戦工作に身命を賭し、戦後は近所の子供たちに英語を教えながら清貧の生活を貫いた。「山本五十六」「米内光政」に続く、著者のライフワーク海軍提督三部作完結編。

■感想
以前同じ著者の「米内光政」を読んだ時に、こりゃ「井上成美」も読まなきゃなるまいと思ったのです。
だいぶ間隔はあいてしまいましたが、このたび読み終えました。
最後の海軍大将、井上成美の生涯が、著書の歴史観を下敷きに語られます。
元海軍の著者は、陸軍の暴走に海軍の一部も引きづられて避けるべき対米開戦に突入したという見方をしており、このような陸軍悪玉論的な見方には異論がある人もいるかもしれないですね。
私は詳しくないのでそういうもんかなと思いながら読んでました。

井上の生涯を、幼い頃から時系列にそって描くわけではなく、大戦前と大戦後を交互に描くことで、飽きずに読めました。
論理的、頑固、潔癖で毀誉褒貶の激しい井上を、過度に賛美することなく、ありのままに書こうとしていて好感がもてました。
井上氏自体も自分を英雄視されることを特に嫌う人だったようなので、この内容なら許してくれるのではないでしょうか。

非常に面白かったです。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆★

Amazon

井上成美 (新潮文庫)井上成美 (新潮文庫)

新潮社 1992-07
売り上げランキング : 32906
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

投稿者 niimiya : 14:05 | コメント (0) | トラックバック

2010年04月19日

【本】流れよわが涙、と警官は言った

流れよわが涙、と警官は言った

原題:FLOW MY TEARS, THE POLICEMAN SAID
著者:フィリップ・K・ディック (Philip K. Dick)
訳者:友枝康子
装画:上原徹
装丁:小倉敏夫
解説:大森望
出版:ハヤカワ文庫 SF807 SF テ-1-8 ¥720 P364
版数:初版1989/2 12刷2005/5
初出:1974
入手:借用
読んだ日:2010/3/15
感想書いた日:2010/4/19

■内容(カバーより)
三千万人の視聴者から愛されるマルチタレント、タヴァナーは、ある朝見知らぬ安ホテルで目覚めた。やがて恐るべき事実が判明した。身分証明書もなくなり、世界の誰も自分のことを覚えてはいない。そればかりか、国家のデータバンクからも彼に関する記憶が消失していたのだ! “存在しない男”となったダヴァナーは、警察から追われながら悪夢の突破口を必死に探し求める……現実の裏に潜む不条理を描く鬼才最大の問題作!

■感想
学生の頃に一度読んだような気もするんだけど内容はさっぱり憶えてなかったっす。
当時は「なんだこれ?」だった気がする…ディックが離婚後のどん底で、アンフェタミンやりまくってたときの作品らしく、内容にもそれが反映されてますね。
ディック好きなら好きだろうし、そうじゃなければ取っつきにくい作品じゃないでしょうか。
初めて読むなら他の本がいい気もするけど、名前が思いつかない…

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆
《薦》☆☆

表紙は新装されたみたい

流れよわが涙、と警官は言った (ハヤカワ文庫SF)流れよわが涙、と警官は言った (ハヤカワ文庫SF)
友枝 康子

早川書房 1989-02
売り上げランキング : 15819
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

投稿者 niimiya : 22:33 | コメント (0) | トラックバック

【本】アイの物語

アイの物語
Tales of One Thousand and One Nights for Machine and Man

著者:山本弘
装丁:西村弘美(角川書店装丁室)
解説:豊崎由美
出版:角川文庫 や 40-4 ¥819 P577
版数:初版2009/3
初出:単行本刊行2006/5
入手:新刊購入(Amazon)
読んだ日:2010/3/20
感想書いた日:2010/4/19

■内容(カバーより)
人類が衰退し、マシンが君臨する未来。食糧を盗んで逃げる途中、僕は美しい女性型アンドロイドと出会う。戦いの末に捕えられた僕に、アイビスと名乗るそのアンドロイドは、ロボットや人工知能を題材にした6つの物語を、毎日読んで聞かせた。アイビスの真意は何か?なぜマシンは地球を支配するのか?彼女が語る 7番目の物語に、僕の知らなかった真実は隠されていた―機械とヒトの新たな関係を描く、未来の千夜一夜物語。

■収録
第1話 宇宙をぼくの手の上に (Space on My Hands)
第2話 ときめきの仮想空間(An Exciting Imaginary Space)
第3話 ミラーガール (Mirror Girl)
第4話 ブラックホール・ダイバー (Black Hole Diver)
第5話 正義が正義である世界 (Justice Are on Our Side)
第6話 詩音が来た日(The Day Shion Come Here)
第7話 アイの物語(A Tale of i )  

■感想
タイトルがちょっとケータイ小説っぽいのがナンだなぁと思いつつ、読み終えてみると秀逸なタイトルだったことがわかりました。
アイってのは、語り部 のアンドロイドの通称であり、一人称のIであり、愛でもあり、AIでもあり、おまけに複素数のiでもあるのですね。素晴らしい。
中編の連作なのですが、最後が語り部たるアイの物語になっている、千夜一夜物語のような構成。
それぞれの作品もどれも面白く、全体をとおしても面白い。
なかなか、ないですね、こういう本は。
大満足。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆★

Amazon
アイの物語 (角川文庫)
アイの物語 (角川文庫)

投稿者 niimiya : 22:12 | コメント (2) | トラックバック

【本】ぼんくら 上・下

ぼんくら

著者:宮部みゆき
装画:村上豊
装丁:緒方修一
解説:北上次郎
出版:講談社文庫 上下分冊
初出:小説現代連載 1996/3~2000/1、単行本2000/4刊行
入手:BOOK OFF 各100円
読んだ日:2010/3/27
感想書いた日:2010/4/15

■内容(カバーより)
「殺し屋が来て、兄さんを殺してしまったんです」――江戸・深川の鉄瓶長屋で八百屋の太助が殺された。その後、評判の良かった差配人が姿を消し、三つの家族も次々と失踪してしまった。いったい、この長屋には何が起きているのか。ぼんくらな同心・平四郎が動き始めた。著者渾身の長編時代ミステリー。

■感想
宮部みゆき作「ぼんくら」読んだ。江戸時代の長屋人情話連作だと思ったら、ミステリー長編でした。
おでこや弓之介などなかなか魅力的なキャラクターが出てくるのだけど、あまり十分には生かされてなかったのがおしい。
シリーズ化しそうだなと思ったら、「日暮し」という続編がすでに出てた。
シリーズの第一作と考えたら、まぁいいのかな。
満足度は高くないけど、飽きずに読み切れたのでよしとしますか。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆☆☆

Amazon
ぼんくら(上) (講談社文庫)
ぼんくら(上) (講談社文庫)

ぼんくら(下) (講談社文庫)
ぼんくら(下) (講談社文庫)

投稿者 niimiya : 21:58 | コメント (0) | トラックバック

2010年04月13日

【映画】アリス・イン・ワンダーランド(Alice in Wonderland)

原題:Alice in Wonderland
制作:2010 USA
監督:Tim Burton
脚本:Linda Woolverton
原作:Lewis Carroll
出演:
Mia Wasikowska ... Alice
Johnny Depp ... Mad Hatter
Helena Bonham Carter ... Red Queen
Anne Hathaway ... White Queen
Crispin Glover ... Stayne
Matt Lucas ... Tweedledee / Tweedledum

音楽: Danny Elfman
撮影: Dariusz Wolski
編集: Chris Lebenzon
Katterli Frauenfelder .... co-producer
Derek Frey .... associate producer
Chris Lebenzon .... executive producer
Joe Roth .... producer
観た日:2010/3/28
観た所:西門町 IMAX
感想書いた日:2010/4/13

IMDB

■感想
アバターみたいな大作を観たって感はないですが、うまく原作をばらして、アリスの成長物語に再構成されてました。
ティム・バートンの映像を3Dで見れる喜びはあるけど、2Dだったら結構退屈な映画かも…

Alice役は知らない人だったけど、Mia Wasikowskaってポーランド系オーストラリア人だそうな。(また、憶えにくい名前が…)
これからいろいろ出てきそうっすね。次はガス・ヴァン・サントの映画に出るみたい。

ディップ扮する、気違い帽子屋は、原作ほどいかれてはなかったっすね。
まぁ原作どおりだと、話すすまないよね。
現実世界のアリスの婚約者(候補)の人が、原作挿絵の気違い帽子屋に似てたな。
三月うさぎは原作なみにおかしかったけど、出番少なし…

アン・ハサウェイの演じてた白の女王は出番はすくないけど、いい味だしてた
あと、チェシャ猫よかったわぁ~
準主役とも言える赤の女王は誰がやってるのかわからなかったですが、どうもコープスブライドの声優やってた人みたいですね。コープス~、みてないんだけんども。

本編上映前にトイストーリー3 シュレック4の予告編やっとった。
まずはCGアニメが続くんでしょうねぇ。
個人的には300やSin Cityを3Dで観たいと思いました。

しかし、会社から歩いていけるところにIMAX含め、映画館がいくつもあって、日本より安く観られるって環境は天国だよなぁ。
もっと観に行かないともったいないわ。
とりあえず、次はClash of Titansかな。

2作目にして、はやくもちょっと3Dに飽き始めてる自分がいますか…

余談
不思議の国のアリスで、時計もって走ってるうさぎはラビット(the white rabbit)で、お茶会やってるうさぎはヘア(March Hare)なんですね。
Alice in Wonderlandみて、違いがわかったような、わからんような…ガチョウと鴨の違いみたいなもんか?
毛なしで生まれてくるのがRabbitで、毛ありで生まれてくるのがHareなのか…
(Wikipedia)

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆(3D)

投稿者 niimiya : 23:17 | コメント (0) | トラックバック

2010年03月13日

【映画】シャーロック・ホームズ

原題:Sherlock Holmes
制作:UK,USA 2009
監督:Guy Ritchie
脚本:Michael Robert Johnson他
原作:Arthur Conan Doyle
出演:
Robert Downey Jr. ... Sherlock Holmes
Jude Law ... Dr.John Watson
Rachel McAdams ... Irene Adler
Mark Strong ... Lord Blackwood
Eddie Marsan ... Inspector Lestrade
Geraldine James ... Mrs. Hudson

音楽:Hans Zimmer
撮影:Philippe Rousselot
編集:James Herbert
製作総指揮:Bruce Berman他
製作:Joel Silver他
観た日:2010/1/26
観た所:西門町のSHOW TIME
感想書いた日:2010/3/13

IMDB(英語)
Wikipedia(英語)
allcinema(日本語)

公式HP(英語)
公式HP(日本語)
公式予告編

■感想

※ちょっとネタバレ※

観ようと思ってなかなかいけなかった、ガイ・リッチー監督の「シャーロック・ホームズ」。
アバターと較べちゃうと地味に感じてしまいますが、なかなかよくできてて面白かったです。
ワトソンがホームズの引き立て役じゃなくて、ちゃんと出来る男なのがいいですね。
不二子ちゃんみたいな人もでてきましたが、あんな人原作にいたっけ?
カリオストロ伯爵夫人?(それはルパンか・・・)
ちなみに敵役はアノ人じゃないです。
でも、ちょっとでてきます。
バットマン・ビギンズの敵役がジョーカーじゃなかったが如し。
続編つくるのでありましょうか?
(調べたら早速、作るらしい。アノ人役はブラッドピットなんて噂も・・・)

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

投稿者 niimiya : 12:49 | コメント (0) | トラックバック

【本】ベルリン飛行指令

ベルリン飛行指令

著者:佐々木譲
装画:生頼範義
解説:藤田宣永
出版:新潮文庫 さ 24 1 ¥743 P536
版数:初版1993/1 17刷2010/1
初出:新潮社 1988年単行本刊行
入手:新刊購入
読んだ日:2010/3/7
感想書いた日:2010/3/13

■内容(カバーより)
1940年、欧州戦線で英国スピットファイアに苦汁をなめていたドイツ空軍は極秘情報を入手した。日本で画期的な戦闘機が開発されたというのだ。驚異的な航続距離を誇る新戦闘機、その名は“タイプ・ゼロ”。三国同盟を盾に取り日本に機体移送を求めるドイツ。日本海軍の札付きパイロット安藤、乾の二人に極秘指令が下った。張り巡らされた包囲網の下、零戦は遙かベルリンの灯を目指す!

■感想
※ちょっとネタバレ※

タイトル通り、日本から零戦をベルリンまで飛ばすというお話。
当時の情勢や実在の人物もうまく絡めて描かれていて、なかなか面白かったです。
ただ、ノンフィクションらしい導入部でしたが、そういうわけでもないと思うので、荒唐無稽でもいいから、もっと冒険小説らしくあったほうが好みですかね。
井上成美はじめ実在の人物をいろいろと出てくるのですが、ちょっとゲスト出演っぽくて、あまりメインのストーリーに絡んでこないのも物足りなかったかも。
米国の戦闘機のりは本当に出てきた意味よくわからなかった・・・
てっきり、空中戦やるんだと思ってたのに・・・
でも、設定は面白いですし、一気に読めました。
3部作らしいので、全部読んでみたいですね。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

Amazon↓
ベルリン飛行指令 (新潮文庫)
ベルリン飛行指令 (新潮文庫)

投稿者 niimiya : 11:58 | コメント (0) | トラックバック

【本】宇宙創成

宇宙創成

原題:Big Bang
著者:サイモン・シン (Simon Singh)
訳者:青木薫
装丁:Stocktrek Images/ゲッティ イメージス
出版:新潮文庫 上下分冊 シ37-4/シ37-5
版数:2009/2 初版
初出:2006/6 新潮社 単行本刊行
入手:新刊購入
読んだ日:2010/3/1
感想書いた日:2010/3/13

■内容(カバーより)
宇宙はいつ、どのように始まったのか?人類永遠の謎とも言えるその問いには現在、ある解答が与えられている。ビッグバン・モデル。もはや「旧聞」の感さえあるこの概念には、実は古代から20世紀末の大発見へと到る意外なエピソードと人間ドラマが満ちていた―。有名無名の天才たちの挑戦と挫折、人類の夢と苦闘を描き出す傑作科学ノンフィクション。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

■感想
フェルマーの定理、暗号解読と鋭いところをついてきた、サイモン・シンが、本作ではビッグバンという、オーソドックスなテーマをとりあげてきました。
正直なんで今更という感は否めず、内容も以前読んだことあるような内容も多々あったのですが、最後に訳者のあとがきを読んで腑に落ちました。

以下に引用します

P.371 文庫版訳者あとがき より
本書は、宇宙論の最新の知見を紹介する本ではなかった。本書の真の主人公は≪科学的方法≫だったのだ。シンは、科学的方法をみんなに知ってほしかった。そしてその目的のために、誰もが一度は心に抱いたことのある問い、すなわち、「宇宙はどこから来たの?」「星はどうやって輝いているの?」という、もっとも素朴で深い問いを選んだに違いない。」

引用以上

たしかにそう考えると、ビッグバンモデルと定常宇宙モデルを常に比較して、その時点で両者がどれだけ実観測と合っているかということを明示しながら論は進むのでした。

基本的にはビッグバンが定説となるまでを中心に描かれていて、その後のさらに先を説明しようとするインフレーション理論などには軽く触れる程度だったのが残念でした(しかも佐藤勝彦氏の名前が訳注でしかでてこない・・)が、上記の本書の目的を考えると納得はできました。

例によって、科学者の人間性も焦点があたっていて、どえらくわかりやすく書いてあるので、宇宙論の入門の入門書としても最適だと思います。
各章の最後にまとめがあるのがわかりやすいです。
厚さのわり簡単に読めてしまいます。
その分、上下分冊にせず一巻にしてほしかった気はする。
お薦めです。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆★

宇宙創成〈上〉 (新潮文庫)宇宙創成〈上〉 (新潮文庫)
Simon Singh

新潮社 2009-01-28
売り上げランキング : 4109
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
宇宙創成〈下〉 (新潮文庫)宇宙創成〈下〉 (新潮文庫)
Simon Singh

新潮社 2009-01-28
売り上げランキング : 4253
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

投稿者 niimiya : 11:40 | コメント (0) | トラックバック

2010年02月05日

【本】澁澤龍彦 書評集成

澁澤龍彦 書評集成

著者:澁澤龍彦
装丁:菊地信義
解説:平出隆
出版:河出文庫 し 1-52 P474 ¥1400
版数:初版2008/10
入手:新刊購入
読んだ日:2010/1/29
感想書いた日:2010/2/5

■内容(カバーより)
書評には流儀がある。澁澤流の書評は、時に厳しく時に偏愛的に書物の間を逍遥しながら、簡潔にその要諦を示し、一瞬の独自な世界をつくりあげていく。一九五八年から最晩年の一九八七年にかけて発表されたおびただした数の書評を集大成した本書は、澁澤龍彦による時評とも、澁澤自身の軌跡とも読める。待望の文庫オリジナル・アンソロジー。

■感想
書評の対象が読んだことないどころか、知らないものばかりなんですが、それでもその書評を読むと面白いのですよね。
書評といえど澁澤節ともいえる、著者らしさがあふれでていて。
優れた書評は二次創作として、元の本を知らなくても十分に楽しめますなぁ。
澁澤龍彦好きにのみお薦めの一冊です。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆

Amazon
澁澤龍彦書評集成 (河出文庫)
澁澤龍彦書評集成 (河出文庫)

投稿者 niimiya : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

2010年01月24日

【本】前巷説物語

前巷説物語

著者:京極夏彦
装丁:FISCO、荒井良
解説:宇江佐真理
出版:角川文庫 き 26-5 P729 ¥857
版数:初版2009/12
初出:単行本刊行 2007/4 角川書店
入手:新刊購入(台北 紀伊国屋書店@微風廣場)
読んだ日:2010/1/10
感想書いた日:2010/1/24

■内容(カバーより)
理由あって上方から江戸へ流れてきた双六売りの又市は、根岸の損料屋「ゑんま屋」の手伝いをすることに。この店はれっきとした貸物業、しかし裏では、決して埋まらぬ大損を大金と引き替えに仕掛けであがなう……という稼業を営んでいた。渡世仲間らと共に、若き又市が江戸に仕掛ける妖怪からくりの数々。だがついに、とてつもない強敵が又市らの前に立ちふさがる。やるせなさが胸を打つシリーズ第4弾、百物語はじまりの物語。

■収録
寝肥(ねぶとり)
周防大蟆(すおうのおおがま)
二口女(ふたくちおんな)
かみなり
山地乳(やまちち)
旧鼠(きゅうそ)

■感想
巷説百物語の最新刊がようやく文庫版になったので買ってきました。
前半は上方から江戸に流れてきた又市が、損料屋「ゑんま屋」の手伝いを始めしかけの世界に足を踏み入れるところを描いています。
後半からは「続~」で語られた、稲荷坂の祇右衛門との因縁が話の中心になってきます。
前日譚といはいえ、後の話に繋げるための、つじつま合わせな感じは一切せず、この本だけでも、妖怪仕掛けモノ(?)として十分楽しめる内容でした。

百介さんが仲間になってないかわりに、久瀬棠庵という本草学者がいろいろと蘊蓄語ってくれます。
京極堂シリーズでも最近あまりみれなくなった、妖怪ルーツ話もあったりして、嬉しかったです。

あと、又市とおちかや林蔵の会話がテンポが良くて、読んでて気持ちが良かった。

これで前日譚と後日譚が語られたわけですが、本作で打ち止めなんですかね。
「続~」と「後~」の間などにはまだまだ語られてないこともありそうなんで、続編期待してもいいのかな?
(「新~」とか)

全部出たら、一度、時系列順で読み直してみたいところです。
ちなみに「嗤う伊右衛門」と「覘き小平次」は時系列的にはどこに入るんだろうか・・・

本作から読み出しても十分面白いと思いますが、できれば出版順に「巷説百物語」→「続~」→「後~」→「前~」と、読むことをお薦めします。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

前巷説百物語 (角川文庫)
前巷説百物語 (角川文庫)

投稿者 niimiya : 17:08 | コメント (0) | トラックバック

2010年01月03日

あんずのトンカツ

日曜日。
今年はカレンダーの妙で、日本同様三が日が休みで良かった、良かった。
明日から出勤なので、日中は家でだらだらとしてまして、夜からトンカツを食べに「あんず」に行ってきました。
第一飯店の1Fにあるところ。
これが、なかなか美味しかった!
初トンカツは満足でした。

R0012161.JPG

そのあと、いつものお店にちょっと顔だしてみたけど、オーナーがあれじゃもうアカンな…
愛想つきてきた…
今後はつきあい以外ではあまりいかんとこっと。

■きょうのつぶやき
・LCDの視野角を広げるべく日夜努力をしてきた研究者たちは、覗き見防止シートの存在をどのようにとらえてるのであろうか…
・昔、茅ヶ崎のダイクマの近くに「オレの好きなレオ」って服屋があったのを、なぜかふと思い出した。一見、回文っぽいんだけど、逆に読むと「オレナキスノレオ」で意味不明。でも我が家ではそっちで呼ばれてた。
・子供の頃から一度やってみたくて期待だけふくらんで、大人になって体験してから、「あ、こんなもんか」と思うものといったら…チーズフォンデュ
・Twitterの登場で、TVを生で見るということの価値が再び戻ってきた気もする。凋落の流れを止められるほどではないのかもしれないけど…

投稿者 niimiya : 23:13 | コメント (2) | トラックバック

【本】ポケットに名言を

ポケットに名言を

著者:寺山修司
装画:林静一
出版:角川文庫 て 1-3 P174 ¥340
版数:初版1977/8 55刷2002/6
入手:古本
読んだ日:2009/12/30
感想書いた日:2010/1/3

■内容(カバーより)
世に名言、格言集の類は数多いけれど、本書ほど型破りな名言集は珍しいのではないだろうか。畠山みどりの歌謡曲あり、懐かしい映画の名セリフあり、かと思うと、サルトル、エンツェンスゲルガー、マルクス…。しかつめらしく覚えたり、読むのではなく、Tシャツでも着るようにもっと気軽に名言を自分のものにしよう!思い出にすぎない言葉が、ときには世界全部の重さと釣合うことがあるのだから……。

■感想
寺山修司の集めた珠玉の名言の数々。
名言集なので、当然、各章冒頭の一文と、一部の引用を除いた大部分は他の人の文章や台詞なのですが、言葉の選び方、並べ方がやはり寺山修司で、読後感は寺山の本でした。
お薦めです

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

■引用
P62 幸福 より
〔私のノート〕
 幸福とは幸福をさがすことである。
 ――私はこのルナアルの言葉を、高等学校の便所の落書の中で発見したのだ。私はこの大きな真理を何べんもよみながら、目にしみるような窓の青空に目をやった。
 人と人とに出会いがあるように、人と言葉のあいだにも、ふしぎな出会いがあるものだなあ、と思いながら。
 
新装版(なか見検索あり)↓

ポケットに名言を (角川文庫)ポケットに名言を (角川文庫)

角川書店 2005-01
売り上げランキング : 3831
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

投稿者 niimiya : 13:53 | コメント (0) | トラックバック

【映画】十月圍城 Bodyguards And Assassins

十月圍城 Bodyguards And Assassins

制作:2009年香港 cinemapopular 
監督:陳德森(Teddy Chan)
脚本:Tin Nam Chun他
出演:
 梁家輝(Tony Leung Ka Fai) as 陳少白《中國日報》社長
 王學圻(Xueqi Wang) as 李玉堂 大商人
 王柏傑(Bo-Chieh Wang) as 李重光 李玉堂の17才の息子
 黎明(Leon Lai) as 劉郁白 訳あって乞食になった貴公子
 謝霆鋒(Nicholas Tse) as 阿四(鄧四弟) 車夫
 李宇春(Yuchun Li) as 方紅 暗殺された方将軍の娘
 巴特爾(Mengke Bateer) as 王復明 巨漢で元少林寺の臭豆腐屋 
 甄子丹(Donnie Yen) as 沈重陽 ギャンブル好き
 張涵予(Cung Le) as 孫中山(孫文)
 胡軍(Jun Hu) as 閻孝國 清朝の暗殺者リーダー
 
音楽:Kwong Wing Chan,Peter Kam
撮影:Arthur Wong
製作:
Peter Chan producer
Sanping Han executive producer
Jianxin Huang producer
Dong Yu executive producer

観た日:2010/1/2
観た所:台北信義ワーナー
感想書いた日2010/1/2

IMDB
Wikipedia(中文)
予告編1
予告編2 ※ネタバレ度高

■感想
2010年、あけましておめでとうございます。
今年は映画を週一くらいでは観ようと決意しました。
年初一発目はこの香港映画。

清朝末期、日本で中国革命党を結成した孫文が、母に会うという名目で実際は各地の指導者と蜂起の打ち合わせをするために、香港へやってくる。香港は英国領のため表だって行動できないため、清朝は暗殺隊を派遣し、革命党側はそれを全力で阻止しようとするという筋立て。

かつて緒形拳と千葉真一が出演した「将軍家光の乱心 激突」って邦画がありましたが、ちょうどあれに近い設定です。

香港俳優は詳しくないんですが、見たことある俳優さんがたくさん出てました。
ドニー・イェンと胡軍くらいしか名前はわからなかったけど…

役者はそれぞれいい味だしてましたが、清の暗殺チームの親玉をやってた胡軍がまた強そうで怖いんだ。あの人は敵にまわしたくないなぁ…

他にも主役級の人がいろいろ出ていて、群像劇的に描かれていました。
張学良も冒頭ちょっとだけ出てきます。

孫文は最後まで顔を写さないもったいつけた設定ですが、顔でても誰が演じているか分からなかった…
張涵予という最近、金馬賞とった俳優さんらしいです。

前半は各キャラクターの背景を時間かけて描いていたので、人によっては退屈かも(外国人の私には誰が誰か理解できてよかったです)。
後半はそのぶん盛り上がりました、前半で死亡フラグをたてまくった方々がそれぞれ見せ場盛りだくさん。
太陽に吠えろの殉職シーン総集編みたいな展開です。

必然性なく死んでいく人もいるし、もうちょっとやりようあったんじゃないのと思ったりもしますが、単純な私はこういうの好きなんですよね。
まぁ、こういう自己犠牲を美化しまくりの映画は、合わない人には合わないだろうなとも思います。

日本で公開するかどうかわかりませんが、「激突」とか「300」とか好きな人は機会があればぜひ見てみてください。

ストーリー以外の点では、100年前の香港の情景がかなり見事に描かれていてなかなか見物です。

あと、歴史から題材をえているものの、史実には多分そんなに忠実じゃないと思います(最後に創作ですとテロップでてた気がする)。

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

投稿者 niimiya : 01:03 | コメント (0) | トラックバック

2010年01月02日

高玉いったり映画をみたり

土曜日。
何度か寝坊で断念していた、高玉のランチに行ってきました。
私はちらしで、Youmeiさんは会席セット。
これだけ美味しくてたっぷり食べられて、お値段はあわせて1500元程度。
お昼はお得感が満点ですなぁ。

R0012113.JPG

R0012118.JPG

R0012119.JPG

R0012120.JPG

その後、信義方面まで行きまして、ワーナーで映画見てきました。
今年一本目の映画は香港映画の「十月圍城」。
孫文を清の暗殺者から守る男達の映画です。
自己犠牲賛美映画なんで好き嫌いわかれそうですが、太陽に吠えろの殉職シーンが好きな人にはお勧め。
100年前の香港の街の描写もなかなかよかったです。

その後、QuantaのNo2が新しく作った金持ちデパート行ってきました。(名前忘れた)
まだOpenしてない店も結構ありましたが、なかなか豪勢な作りでしたねぇ。

地下2階のAOKIパティシエのお店でケーキ買って帰ってきました。
R0012156.JPG

そんなわけで新年二日目は昨日よりはちょっと活動的。

しかし、信義エリアはまだまだクリスマスツリーがいっぱい出てたなぁ…

■街犬


スフィンクスみたいな街犬

■今日のつぶやき
・実写版ヤマトの森雪を森雪さん(森はなえさんのお孫さん)が演じたら、湘南爆走族の江口洋介(助)さん以来の伝説達成じゃないか??
・台湾の麻雀は手牌16枚。上がり形17枚。
・先日、桑田佳祐の「君にサヨナラを」のCDを買ってきた。「声に出して歌いたい日本文学」が収録されてて、ようやく聴けた。面白かったけど、中原中也はそっとしておいて欲しかった気もする。勝手な思いですが…
・そういや筋肉少女帯でも、中也の詩をつかった歌あったな。「ゆあ~ん、ゆあ~ん、ゆやゆよ~ん」のやつ。なんだっけかな、あれ。
・スラッシュ禅問答か… 筋肉少女帯の中也の詩がでてくるやつ。 歌詞
・テレビマンをデビルマンと空目
・お、台湾マージャン(16張)の日本語ルール発見。

投稿者 niimiya : 23:06 | コメント (0) | トラックバック

【本】旧約聖書 創世記

旧約聖書 創世記

訳者:関根正雄
出版:岩波文庫 青801-1
版数:1刷1956/5、17刷改版1967/8、41刷1987年2
入手:祖父蔵書
読んだ日:2009/12/30
感想書いた日:2010/1/1

■内容(表紙より)
罪を犯して神から追放を受けた人類とその人類に対する神の救いが聖書全体をつらぬく問題であるとすれば、旧約巻頭のこの書こそ、その問題への出発点である。天地の創造、人類のはじまり、楽園追放、ノアの洪水、その子孫の増加、そしてイスラエル民族の祖先たちの罪と罰の記録。次々に壮大な神と人類の物語が展開されてゆく。

■感想
ユダヤ警官同盟を読んで旧約聖書に興味を…
というわけではなくて、前回実家に帰った時に祖父の形見の蔵書の中から引っ張り出して読み出して、最近ようやく読み終わったところです。読み始めたのはこちらのほうが先。

創世記は旧約聖書の一番最初の部分で、天地創造の場面からユダヤの祖アブラハム~イサク~ヤコブ(イスラエルと改名)の話になっていき、ヤコブの12人の息子がユダヤ十二氏族の祖になるというところまで。
ですので、モーセの契約も、海を割って出エジプトする話もまだ出てきません。
前半は世界の成立ちを主に描いていて、アダムとイブの失楽園、カインの兄殺し、バベルの塔、ソドムとゴモラ、ノアの洪水と、どこかで見聞きしたエピソードがてんこもり。
後半はユダヤの民族の成立がメインです。

どうもこの旧約聖書というやつはいろいろな原典が入り交じって成立しているものらしく、注釈を読むと「ここは『祭司資料』、ここからは『ヤハウェ資料』と見られるなどと解説があって面白い。
用語などからどの資料から来たものか分析していくみたいですね、いわゆる聖書学ってのはこういうことをする学問なんですかね。
旧約聖書全部は読む自信ないですが、機会があれば続く出エジプト記あたりは読んでみたいっすね。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆★

旧約聖書 創世記 (岩波文庫)旧約聖書 創世記 (岩波文庫)
関根 正雄

岩波書店 1967-01
売り上げランキング : 14678
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

投稿者 niimiya : 00:42 | コメント (0) | トラックバック

2010年01月01日

【映画】アバター

原題:Avatar
台湾タイトル:阿凡達
制作:2009 USA 20世紀フォックス 162分
監督:ジェームズ・キャメロン
脚本:ジェームズ・キャメロン
出演:
 サム・ワーシントン as ジェイク・サリー
ゾーイ・サルダナ as ネイティリ
シガニー・ウィーバー as グレイス博士
スティーヴン・ラング as マイルズ・クオリッチ大佐
音楽:ジェームズ・ホーナー
撮影:マウロ・フィオーレ
編集:ジェームズ・キャメロン他
製作総指揮:コリン・ウィルソン、レータ・カログリディス
製作:ジェームズ・キャメロン、ジョン・ランドー、ジョシュ・マクラグレン
観た日:2009/12/22
観た所:台北 西門町 ShowTime

IMDb

■感想
ストーリーは予告編を見た人なら、だいたい予想してると思いますが、そのままです。
スターウォーズ Ep6のエンドア部分+ラストオブモヒカンってな映画。
後半のほうはナウシカを思い出す人もいそうな展開。

しかし、映像がすごかった。
完全に異世界に行った気分になりましたよ。
小難しいこと考えずに、子供の頃に映画館で映画をみるワクワク感を再び感じられる映画でした。
3Dバージョンのほうをみたんですが、最初はちょっとテーマパークのアトラクションみたいで違和感ありましたが、私はすぐ慣れました。

まぁひねりのないストーリーや、ご都合主義などつっこみどころもありましたけど、そこは、まぁ
「アバターもえくぼ」ということで…
あぁ…言っちゃった…

この映画がスタンダードになって、ハリウッドの単純ストーリーの大作主義に拍車かかったら、いやだなぁと思わないでもないですが、まぁ私の心配することでもないですね。
そういうわけで、今日はひとまずアバターのすごさに拍手。
お薦めです。

なにがなんでも3Dで見る映画ですね。
しかし3Dで見る時、字幕はじゃまだ…

IMDbのTriviaによれば、キャメロン監督はザ・ロード・オブ・ザ・リングスの二つの塔のゴラムのCGをみて、「アバター撮れるっ」って思ったみたいっすね。

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆☆
《薦》☆☆☆☆

投稿者 niimiya : 14:41 | コメント (0) | トラックバック

2009年12月26日

【本】ユダヤ警官同盟

ユダヤ警官同盟

原題:THE YIDDISH POLICEMEN'S UNION
著者:マイケル・シェイボン(MICHAEL CHABON)
訳者:黒原敏行
装画:影山徹
出版:上巻:新潮文庫 シ 39 1 ¥590 P312
   下巻:新潮文庫 シ 39 2 ¥629 P315
版数:上巻:初版2009/5、下巻: 初版2009/5 
入手:新刊購入
読んだ日:2009/12/18
感想書いた日:2009/12/26

■内容(上巻カバーより)
安ホテルでヤク中が殺された。傍らにチェス盤。後頭部に一発。プロか。時は2007年、アラスカ・シトカ特別区。流浪のユダヤ人が築いたその地は2ヶ月後に米国への返還を控え、警察もやる気がない。だが、酒浸りの日々を送る殺人課刑事ランツマンはチェス盤の謎に興味を引かれ、捜査を開始する――。ピューリッツァー賞受賞作家による刑事たちのハードボイルド・ワンダーランド、開幕!

■感想
イスラエルの建国が失敗して、代わりにユダヤ難民が集まったアラスカのシトカ特別区を舞台にした、架空歴史ハードボイルド小説。

架空歴史ものゆえに背景説明の多さと、翻訳ハードボイルドゆえに誰がしゃべってるのかよく分からない文章で、前半はぜんぜん面白く感じられずに、なかなか読み進みませんでした。
しかし、前巻の後半あたりからだんだんと面白くなってきて、下巻は一気に読み終わりました。

とっつきにくいですが、読み終わってみればいい話だったんじゃないでしょうか。
設定は架空ですが、SFってよりもハードボイルド小説でしたね。
タイトルから想像するような内容じゃなかったけど…

創作部分も多いとはいえ、奥深いユダヤの世界の一端を垣間見た気がします…

読み終わってみれば面白かったのですが、やはり私同様にユダヤもチェスも身近じゃない多くの日本人にはとっつきにくい本なんじゃないかも。
逆に言うと、ユダヤかチェスに興味がある人には入りやすいかもしれない。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆★

■引用 下巻 P164
「あの連中は何者なのかって?あれはユダヤ人だ。陰謀をめくらしているユダヤ人。くっつけたのは必要のない修飾語だがね」

ユダヤ警官同盟〈上〉 (新潮文庫)ユダヤ警官同盟〈上〉 (新潮文庫)
Michael Chabon

新潮社 2009-04-25
売り上げランキング : 67949
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
ユダヤ警官同盟〈下〉 (新潮文庫)ユダヤ警官同盟〈下〉 (新潮文庫)
Michael Chabon

新潮社 2009-04-25
売り上げランキング : 79364
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

投稿者 niimiya : 15:40 | コメント (0) | トラックバック

2009年12月20日

【本】あやしい探検隊 海で笑う

あやしい探検隊 海で笑う

著者:椎名誠
写真:中村征夫
イラスト:椎名誠
カバーデザイン:和田誠
解説:小安稔一(陰気な小安)
出版:角川文庫 し 6-10 ¥660 P323
版数:初版1994/6 10版1997/7
初出:1993年 三五館 単行本刊行
入手:BOOK OFF ¥105
読んだ日:2009/12/10
感想書いた日:2009/12/20

■内容(カバーより)
世界最大のサンゴ礁が連なるオーストリアのグレートバリアリーフで、初のダイビング体験。行きあたりばったりでニュージーランドへ。サメ大群の追跡をしてみようと飛島へ――。
キャリアを積んでぐっと国際的にあってきた探検活動は、危険も感動もダイナミックに。
が、大目標にこだわらず、ビールや食事にこだわりながら、好奇心のままつき進んでいく、”あやしい初志”は変わらない。
中村征夫撮影のすばらしいカラー写真と共に楽しめる。豪快、素朴な海の行状記。シリーズ第四弾。
■収録
 第一章 巨大魚を抱きにいく
 第二章 あやしい探検隊 南太平洋ジグザク旅
 第三章 日本海のサメ穴でサメ頭なでなで作戦に挑む
 第四章 南国快晴。第一東ケト丸の進水
 第五章 あやしい探検隊 無人島へ行く
 第六章 南の海も笑ってる
 第七章 フグとカツオの大勝負
 第八章 半漁人たちの伝説
 あとがきにかえて――ドチザメA・Bのつぶやき
 奥尻島の津波 中村征夫
 元祖怪しい探検隊「東ケト会」の頃――陰気な小安の回想 小安稔市

■感想
えーーっと、シリーズ何作目でしたっけ?
前作からだんだんと出番が減っていましたが、完全に東ケト会で出かけることはなくなってしまいましたなぁ。
みなさん仕事や家庭の都合でなかなか集まれなくなってきたそうな
そのかわり職業アウトドア―な方々が集まって「いやはや隊」としていろいろ遊びにいってます。
いやはや隊のメンバーは本作に写真も載っている、写真家の中村征夫氏や、カヌーイストの野田知佑氏などなど、今や居酒屋の権威(?)の太田和彦氏も料理班で参加してるんですねぇ。
こりゃ豪華メンバー。
文庫版にもかかわらず写真がたっぷり掲載されているのは嬉しいですね。
いい写真ばかりで楽しい気分が伝わって来ます
しかし、椎名さんは本作で初めてダイビングをやったんですね、もっと昔からやってたのかと思ってました。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

あやしい探検隊海で笑う (角川文庫)
あやしい探検隊海で笑う (角川文庫)

投稿者 niimiya : 23:52 | コメント (0) | トラックバック

【本】ムーミン谷の彗星

ムーミン谷の彗星

原題:KOMETEN KOMMER
作/絵:トーベ・ヤンソン(TOVE JANSSON)
訳者:下村隆一
解説:高橋静男
出版:講談社 青い鳥文庫 21-2 P219 ¥580
版数:第1刷1981/2 第36刷1999/2
初出:1946年 1956年改訂 1968年三訂
入手:古本 永康街 地下街
読んだ日:2009/12/9
感想書いた日:2009/12/20

■内容(カバーより)
 長い尾を光らせた彗星が、地球にやってくるというので、ムーミン谷は大さわぎ。ムーミントロールは、彗星をしらべるためスニフと天文台へ出発しますが……。
 ムーミン谷の愛すべき仲間たちの困惑を暖かいユーモアでつつみこんでえがく、トーベ=ヤンソンのファンタジーの傑作。

■感想
時系列的には、前巻の「楽しいムーミン一家」より前の話みたいですね。
スナフキンやスヌークおじょうさんともに初じめて出会う場面がありました。
書かれたのもこちらが最初なのかな?
たしかに、本作では彗星におびえる終末的な世界が描かれているのでシリーズ1作目にはちょっと重いですかね。
ある意味、もっともムーミンシリーズらしい話かもしれませんが、私はもそっと明るい話のほうが好きですなぁ。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

4061470450ムーミン谷の彗星 (講談社青い鳥文庫 21-2)
Tove Jansson
講談社 1981-02-10

by G-Tools

投稿者 niimiya : 23:46 | コメント (0) | トラックバック

2009年12月16日

【映画】District 9 (第9地区)

原題:District 9
台湾タイトル:第9禁區
公開:USA 2009
監督:Neill Blomkamp
脚本:Neill Blomkamp,Terri Tatchell
出演:
 Sharlto Copley ... Wikus Van De Merwe
音楽:Clinton Shorter
撮影:Trent Opaloch
編集:Julian Clarke
製作:
 Bill Block     .... executive producer
 Philippa Boyens   .... co-producer
 Carolynne Cunningham .... producer
 Peter Jackson     .... producer

観た日:2009/12/8
観た所:台北 今日秀泰影城

IMDB
公式HP
予告編


■感想
予告編もみたことなかったので、宇宙人モノらしいくらいしか予備知識もたずに見に行ったんですが、これがなかなか面白かった。
おおざっぱに言うと、ブラックホークダウン×ID4×クローバー・フィールドって感じでしょうか。

さわりだけ説明すると…
南ア・ヨハネスブルグ上空に突如、宇宙船が現れる→ノーリアクションなので見に行ったら、蛇頭の密入国船状態→異星人の難民キャンプつくる→人間との間に様々な問題発生→郊外に新設された居留区(District 9)に移動決定→本筋スタート

アイデア賞の映画だと思うんだけど、お金かけてきっちりエンターテイメントにしてくるのがすごいね。
似た系統のクローバー・フィールドとかはちょっとアイデア倒れだった気がしてます。こういう映画にきっちりお金もってこれるってのは、プロデューサーのピーター・ジャクソンの手腕かね。

南アフリカの監督が南アフリカを舞台に、エイリアンと人間の間の垣根・差別を描いてるので、そこから人間批判や風刺などいろいろと読み取れると思いますが、あんまり深く考えなくても楽しめる作品。
(実際にあった事件を元にしているという話もある)

最初は、「うわっ…」って思ってたエイリアンがだんだんと「人間らしく」見えてきて、逆に人間がだんだんと怪物に見えてくる…と、監督の思うつぼに

続編作る気マンマンの終わり方でしたが、作るのは、ホビットの冒険2部作の後になりそうという報道もありました。http://tinyurl.com/yh4cq8u
続編のタイトルは間違いなくDistrict10でしょう。
タイトルの付け方が、オーシャンズスタイルだ…

アベックで見る映画ではないと思いますが、SF好きにはお薦め!
なお、2010年の日本公開が決まったらしいです。
邦題が第9地区だって…
ちょっとださいな…

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

投稿者 niimiya : 00:03 | コメント (0) | トラックバック

2009年12月10日

【映画】ニンジャ・アサシン

原題:Ninja Assassin
制作:2009 USA
監督:James McTeigue(V for Vendetta)
脚本:Matthew Sand、J. Michael Straczynski
原作:Matthew Sand
出演:
 Rain     ... Raizo
 Naomie Harris ... Mika
 Shô Kosugi ... Ozunu
 Rick Yune   ... Takeshi
音楽:Ilan Eshkeri
撮影:Karl Walter Lindenlaub
編集:Gian Ganziano、Joseph Jett Sally
製作総指揮:
 William Fay .... executive producer
製作:
 Christoph Fisser .... co-producer
 Grant Hill .... producer
 他
観た日:2009/12/2
観た所:台北 Showtime

IMDB
予告編-Youtube

■感想
予告編で見たB級映画臭に惹かれて、ニンジャ・アサシンみてきました!
タイトル通り昔のアメリカのニンジャ映画を今の技術で撮ったって感じの作品。
元々は日本のゲームなのかな?
前回のニンジャブームの立役者(なのか??)、ショー・コスギも敵役でがっちり登場、元気なお姿がみられます。
監督はV for Vendetta撮った人みたい。

内容は「あずみ」×「カムイ外伝」って感じっすかね。
設定も展開もツッコミどころ満載ですが、それも含めて楽しめれば面白いと思います。
ただし、見に行く前には、くれぐれも忍者とニンジャ(Ninja)は別物と自分にいいきかせて行きましょう。
もう、だいぶ原型とどめてないです、彼らのアジトも、日本だか韓国だか中東だか、どこの国だかわからんっす…
とりあえずドイツから装甲車でいけるあたりに隠れ家があるのはたしか…

だいたい主人公の雷蔵を演じてるのが、Rainことピ君ですからね。
チャン・ツィーが芸者さんやったり、ピ君が忍者やったりと、ハリウッド映画はホントにアジアの人種にはこだわらないねぇ。
まぁ、東洋映画にでてくる白人さんを人種、気にしてみたことないから、お互い様だけど…
ちなみに坊主頭のピ君は、黄立行(Stanly)に似てました…

戦闘シーンでは、かなり鎖がまにこだわっていて、なかなか見物です。
他に手裏剣が車に突き刺さるところなどもよかったですね。

ちなみに映像は結構どきついので、苦手な人にはお勧めできないです。
下手なスプラッタ映画より血が流れてた気がする…

余談ですが、敵対する忍者の「タケシ」が字幕だと金城になってた気がするんですが、金城武をもじってたのか?
他にも主人公の雷蔵は仁蔵だし、小角一族も小杉一族になってたりと、字幕は適当。
小杉て役者(ショー・コスギ)の名前やん…

予想どおりのB級さ満開ですが、そういう映画が好きな人にはお薦めです!
私はだいぶ楽しめました。

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆★

投稿者 niimiya : 23:56 | コメント (0) | トラックバック

2009年11月15日

【映画】THIS IS IT

原題:THIS IS IT
制作:2009 USA
監督:Kenny Ortega
出演:Michael Jackson
音楽:Michael Jackson、Michael Bearden
撮影:Sandrine Orabona、Tim Patterson
Producer:
 Michael Bearden(associate producer)
 Chantal Feghali(co-producer)
Paul Gongaware(producer)

観た日:2009/11/10
観た所:台北 西門町

IMDB

■感想
TwitterのTL上でやたら評判がいいので行ってみた。
マイケル・ジャクソンとのつながりは二枚組のベストもってただけで、それもあんまり聞き込んだりしたわけでもないので、正直楽しめるか不安でしたが、その不安は懸念で大いに楽しめました。
マイケルの舞台がエンターテイメントに徹していたので、リハーサルでも飽きずにみられたこともありますが、なによりマイケルと舞台監督のプロフェッショナル同士の物作りが描かれていて、面白かった。
二人とも完全主義者っぽいけど、けっして激高することなく、他人を尊重しつつ、より高いところを目ざす姿にちょっと感動してしまいましたよ。
というかマイケルいいやつなんだなぁ…
そして、エンターテイナーとしかいいようのない人だったんだなぁ…
今更、なくしたものの偉大さに気づきましたよ。(元からファンの人達、おそくてゴメン。)

完璧な舞台を目ざして舞台監督をはじめとしたスタッフたち、マイケルと本番で同じ舞台で躍ることを夢見てたダンサーたち、彼らの思いも、あの日突然に終わってしまったんですね。
映画には辛気くさい描写は一切ないんですが、そんなことを思うと、ちょっと涙が出てきました。
そういう意味ではこの映画はマイケルも含めた彼らの思いが唯一形として残ったものなんですね。

でも、かえすがえすも、リハーサルの流しのダンスじゃなくて、本番の衣装を着ての本気のダンスが見たかったよなぁ…
今更、いってもせんないですが…

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

投稿者 niimiya : 19:08 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月25日

【本】SF英雄群像 スペース・オペラへの招待

SF英雄群像 スペース・オペラへの招待

著者:野田昌宏
装画:小森誠
出版:ハヤカワ文庫 JA119 ノ 1 2
版数:初版1979/12 4刷2004/3
ISBN:4-15-030119-0
初出:SFマガジン 昭和38年9月号~40年5月号連載
入手:amazon
読んだ日:2009/10/24
感想書いた日:2009/10/25

■内容(カバーより)
地球滅亡後、宇宙人に助けられ不老不死の機械人間となったジェイムスン教授、宇宙の正義と平和のため、仲間とともに<コメット>号で宇宙を駆けめぐるキャプテン・フィーチャー、天涯孤独の身から銀河の無法者スターウルフの一員となり冒険を重ねるケイン……アメリカのパルプ雑誌で活躍したスペース・ヒーローたちのプロフィルを紹介しつつ、そのおもしろさをわかりやすく解説したスペース・オペラ・ガイドブックの名著

■感想
1930年代、40年代のアメリカパルプSF雑誌を彩った、スペースオペラを一挙紹介。
いやはや、原作より面白いといわれるだけあって、どれも面白い!
驚くのがこれをSFマガジンに連載していた時にはまだ、これらの翻訳はでてなかったてこと。
やっぱりパルプSF雑誌の第一人者だったんですねぇ。
レンズマン、スターウルフ、キャプテン・フィーチャー、火星シリーズとだいたい読んだはずですが、内容はまったく覚えてなかった…
そりゃもう20年もまえだもんなぁ…
改めて読みたくなりました・
キャプテン・フィーチャーは野田氏の書いた外伝もふくめて、創元で復刻されてるらしいですね。
買っちゃおうかなぁ…

SF好きは全員必読の本。
で、この本読んで、紹介されてる本読みたくならなかったら、もうハードSFだけ読んでた方がいい。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆☆
《薦》☆☆☆★

SF英雄群像―スペース・オペラへの招待 (ハヤカワ文庫 JA 119)
SF英雄群像―スペース・オペラへの招待 (ハヤカワ文庫 JA 119)

投稿者 niimiya : 13:46 | コメント (3) | トラックバック

【本】特集・本の雑誌2

特集・本の雑誌2 ブックガイド篇

編者:本の雑誌編集部
装画:沢野ひとし
出版:角川文庫 ほ 9-2 ¥680 P470
版数:初版1995/11
ISBN:74-04-196702-3
初出:本の雑誌 1989~1995
入手:古本
読んだ日:2009/10/18
感想書いた日:2009/10/25

■内容(カバーより)
「本の雑誌」は一九七六年に〔書評とブックガイド誌〕として創刊されたが、当初は季刊誌。八四年から〔活字のコラムマガジン〕に方針転換し、隔月刊を経て、八八年に月刊化。今年、創刊二〇周年を迎える。
この第二巻「ブックガイド篇」には、ホラー小説から、恋愛小説、スポーツ本、時代小説、絵本、ハードボイルド、青春小説、ギャンブル本、SFまで、様々な本を紹介するブックガイド特集を収録した。

■感想
本の雑誌の特集記事をまとめた本の第二弾。
前作は未読。
本作に収録されている特集は、「ホラー」「恋愛」「スポーツ」「時代小説」「絵本」「ハードボイルド」などなど…。
どのジャンルにも読んだことない面白そうな本が山のようにあるんですなぁ
読書熱を上げてくれる本です。
まぁ、でも、古い本ですし、まずは気に入った特集があったら「本の雑誌」本誌を買うのがいいかもね。

いまでこそ、本の雑誌といったら「ダヴィンチ」かもしれませんが、もともと本の雑誌といったら「本の雑誌」なんですよね、ってややこしいわ。

私は雑誌を買うことはほとんどないんですが、「本の雑誌」だけはたまに買います。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆

特集・本の雑誌〈2〉ブックガイド篇 (角川文庫)
本の雑誌編集部
4041967023

投稿者 niimiya : 12:54 | コメント (0) | トラックバック

【本】レモン月夜の宇宙船

レモン月夜の宇宙船

著者:野田昌宏
装画:加藤直之
装丁:東京創元社装幀室
解説:高橋良平
出版:創元SF文庫 SF の 1 1 ¥1000 P498
版数:初版 2008/11
ISBN:978-4-488-73101-4
初出:連載SFマガジン他。単行本「レモン月夜の宇宙船」早川書房刊行、「SFパノラマ館」北冬書房刊行
入手:新刊購入 AMAZON
読んだ日:2009/10/18
感想書いた日:2009/10/25

■内容(カバーより)
SF研究家、翻訳家、作家として活躍し愛された野田昌宏。その作家活動の第一歩となった作品を表題とした第一短編集を大幅増補、書籍初収録短編一編と初期の傑作エッセイの数々を加えて贈る。生涯の名台詞となる「SFってなァ、結局のところ絵だねェ」が誕生したエッセイ、生涯の愛称となった「宇宙郡大元帥」を初めて名乗った小説風記事も収録した。詩情に満ちた名品ぞろいである。

■感想
故野田昌宏さんの、初期短編とエッセイをあわせた本。
短編はすべて自分を主人公として、日常の延長線上に黄金時代のSFが展開される作りで、作者のSF愛が伝わってきます。
エッセイ部分からは、なおいっそうパルプ誌時代のSF(スペースオペラ)への愛があふれ出してますが、内容的に「スペース・オペラの読み方」とかぶりまくってしまっているのはちょっと残念。

でも、タイトルもカバーもいいし、オールドSF好きは買うべし。

あ、今気づいたんですが、この本、創元から出てるんですね、初出誌もSFマガジンが多いし、てっきりハヤカワ文庫だと思ってました(元々はハヤカワJAから出てたようです)。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

レモン月夜の宇宙船 (創元SF文庫)
レモン月夜の宇宙船 (創元SF文庫)

投稿者 niimiya : 12:27 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月24日

【本】ホームレス中学生

ホームレス中学生

著者:田村裕
装丁:lil.inc
出版:ワニブックス ¥1300 P191
版数:初版2007/9 14版2008/1
ISBN:978-4-8470-1737-7
入手:古本 永康街 地下街

読んだ日:2009/10/18
感想書いた日:2009/10/24

■感想
永康街の古本屋でトイレ借りて、そのまま帰るのは申し訳なくて購入。
今更内容の説明はいらないと思いますが、麒麟の田村さんの一家離散した過酷な中学時代から吉本に入るまでを描いてます。
ハードカバーですが、字も行間も大きいので、あっという間に読了。
このエピソード自体はTVで本人が語っているのを聞いてたので知ってはいましたが、あらためて大変なこと経験してるなぁと思いますな。
でも、偉いのは、悲壮感がまったくなくて、誰も責めずに、まわりへの感謝に溢れた内容であること。
人気商売の人なんで、好感度意識してるといえばそれまでですが、単純な私は彼が好きになりましたよ。
家に済ましてくれたり、みんなでお金だして、部屋かりてくれたりと、周りの人もいい人やなぁ。
そして、なにより兄ちゃんが偉いなぁ。
ただ、これだけあっさり読めてしまう分量の本をハードカバー&新刊で買うのは、貧乏性の私には無理だなぁ
でも、こういう利益率よさげな本がベストセラーになることで、出版社も書店も(取り次ぎも?)潤って、儲からない本も扱えるようになるんですよね、きっと。感謝せにゃ。
ついでに一家離散しないでくれた、両親にも感謝。

段ボール風の装幀は凝ってて面白いですね、剥がすとまきふん公園の写真ってのもいいですね。
こりゃ、たしかにまきふんだわ。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆☆★

ホームレス中学生
ホームレス中学生

投稿者 niimiya : 22:55 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月21日

【本】町奉行日記

町奉行日記

著者:山本周五郎
装画:村上豊
出版:新潮文庫 や 2 29 ¥440 P388
版数:初版 1979/3 
ISBN:4-10-113430-8
入手:BOOK OFF ¥250
読んだ日:2009/9/30
感想書いた日:2009/10/21

■内容(カバーより)
着任から解任まで一度も奉行所に出仕せずに、奇抜な方法で藩の汚職政治を摘発してゆく町奉行の活躍ぶりを描いた痛快作『町奉行日記』。藩中での失敗事をなんでも<わたくし>のせいにして、自己の人間的成長をはかる『わたくしです物語』。娘婿の過誤をわが身に負ってあの世に逝く父親の愛情を捉えた短編小説の絶品『寒橋』。ほかに『金五十両』『落ち梅記』『法師川八景』など10編収録。

■感想
山本周五郎の本を読むのは「さぶ」以外では初めてです。
つまり初の山本周五郎の短編集ってことです。
BOOK OFFで見かけて適当に買ったんですが、内容も書いた時期もバラバラで入門としてはいいチョイスだったかもしれません。
戦国の名残の忠臣の話や、堪え忍ぶ信念の女性など、様々な人々が描かれています。
表題作は痛快な破天荒奉行の国直しのお話。

他にも作者の短編集いろいろ読んでみたくなりました。
また日本帰ったときに古本屋でいろいろ探してみよっと。
その前に、長編の「樅ノ木は残った」を読みたいのではあるけれど…

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

町奉行日記 (新潮文庫)
町奉行日記 (新潮文庫)

投稿者 niimiya : 23:35 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月17日

【本】ま・く・ら

ま・く・ら

著者:柳家小三治
装丁:南伸坊
解説:矢野誠一
出版:講談社文庫 や 44 1 ¥667 P411
版数:初版1998/6 27刷2006/4
ISBN:4-06-263777-4
入手:BOOK OFF ¥400
読んだ日:2009/10/17
感想書いた日:2009/10/24

■内容(カバーより)
枕は落語のイントロ。バイクの車庫に居ついたホームレス、英語留学の顛末、玉子かけご飯まで小三治にかかるとたまらなく面白い。旺盛な好奇心と確かな目、磨いた話術がくり出す枕は枕を超えた。長短18篇を取りそろえてご機嫌伺います。人生っていいなと心温まる、「まくらの小三治」の真骨頂、お楽しみの程を。

■感想
以前、続編の「もひとつ ま・く・ら」を人からもらって、すごく面白かったもんで、前作の「ま・く・ら」も探してたんですが、先日ようやく見つけました。
続編同様面白かったです。
アメリカに行く話が中心になってますね、全然英語できないのに、アメリカいって無理矢理短期留学しちゃうあたりとか、たくましい…
オーディオマニアらしい話もいろいろあって、CDに傷いれたらとか、二回出し入れしたらとか、冷蔵庫いれたら音がよくなるとか、そういう話ありましたなぁ
未だに本当??って思ってるんですが、どうなんでしょね…
他に定番のバイクや句会の話に加えて、借りてる屋外駐車場に浮浪者に住まれちゃった話がご本人のちょっとお人好しな性格が出てて面白かったです。

落語好きにも、そうでもない人にもお薦め。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆★

ま・く・ら (講談社文庫)
ま・く・ら (講談社文庫)

投稿者 niimiya : 22:02 | コメント (0) | トラックバック

2009年09月30日

【本】朝霧

朝霧

著者:北村薫(きたむら かおる)
装画:高野文子
出版:創元推理文庫 M き 3 5 ¥560 P247
版数:初版2004/4、再版2004/5
ISBN:4-488-41305-6
初出:オール讀物1995~1997、東京創元社 単行本刊行1998年
入手:新刊購入(Amzon)
読んだ日:2009/9/27
感想書いた日:2009/9/28

■内容(カバーより)
前作『六の宮の姫君』で着手した卒業論文を書き上げて、巣立ちの時を迎えたヒロインは、出版社の編集者として社会人生活のスタートを切る。新たな叙情詩を奏でていく中で、廻り合せの妙に打たれしばし呆然とする《私》。その様子に読み手は、従前の物語に織り込まれていた絲の緊密さに陶然とする自分自身を見る想いがするだろう。幕切れの寥亮たる余韻は次作への橋を懸けずにはいない。

■収録
山眠る
走り来るもの
朝霧

■感想
前作の「六の宮の姫君」は芥川龍之介の同名小説を俎上に、芥川と菊池寛の関係を追求した番外編的な存在でしたが、本作では本来の路線の日常謎解き連作集に戻りました。
このシリーズでは落語家円紫さんの謎解き小説でありつつ、同時に「私」の成長小説でもあるのですが、本作では『謎解き』より『成長』の部分に重きが置かれていたように感じました。
いよいよ、大学を出て就職した「私」の初々しい働きっぷりと、ちょっとずつ現れるすこし気になる男性。
続編が気になるところですが、えらい長いこと続きでてないんですよねぇ
もう書かないのでしょうか…

相変わらず、文学や落語のペダンチックなネタが満載なのですが、全然、鼻につかずに書くのがさすがですな。

好きなシリーズなんですが、最初の二冊のほうが謎解き部分が面白くて好みでした。
前作を読んでからだいぶ開いてしまったので、主人公に対する思い入れがちょっと薄まってしまってたかもです。

読むのであればシリーズ一作目「空飛ぶ馬」からどうぞ!
文学/落語好きには特にお薦め。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆☆☆

朝霧 (創元推理文庫)
朝霧 (創元推理文庫)
東京創元社 2004-04-09
売り上げランキング : 14341

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) 夜の蝉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) 秋の花 (創元推理文庫) 六の宮の姫君 (創元推理文庫)

投稿者 niimiya : 20:17 | コメント (0) | トラックバック

2009年09月27日

【本】横溝正史読本

横溝正史読本

編者:小林信彦
装画:杉本一文
解説:権田萬治
出版:角川文庫 よ 5-200 ¥514 P286
版数:初版1979/1、改版初版2008/9
ISBN:978-4-04-138216-5
入手:新刊(台北 紀伊国屋)
読んだ日:2009/9/27
感想書いた日:2009/9/27

■内容(カバーより)
 名探偵金田一耕助のモデルは?『獄門島』『八つ墓村』ほかのトリックはどのように思いついたのか?――作家小林信彦を相手に、主要作品の詳細な舞台裏を初めて明かした、巨匠みずから空前絶後の内容と称する<対談四部作>、貴重なエッセイ<探偵茶話>、乱歩、安吾、彬光による横溝正史作品論と、資料的価値も高い伝説の名著が、ここに甦る。今回、新たに現代までの詳細な横溝正史年譜を加えた。ミステリファン必読の書。

■収録
横溝正史の秘密
資料1 探偵茶話
資料2 作品評

■感想
小林信彦による、横溝正史のロングインタビューを中心にまとめられた本で、横溝正史ファンなら必読の書。
でも、そうじゃない人でも、戦前・戦後の新青年まわりの出版事情に興味がある人なら、面白く読めると思います。
他に横溝の手による探偵小説についてエッセイや、乱歩による「本陣殺人事件」批評なども収録されています。
ニッチな本なので、万人にお薦めというわけにはいきませんが、興味のある人はどうぞ。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆★

横溝正史読本 (角川文庫)

投稿者 niimiya : 18:30 | コメント (0) | トラックバック

【本】素粒子物理学をつくった人びと 上・下

素粒子物理学をつくった人びと

原題:THE SECOND CREATION Makers of the revolution in 20th-Century Physics
著者:ロバート・P・クリース&チャールズ・C・マン
訳者:鎮目恭夫、林一、小原洋二、岡村浩
装画:いずもり・よう
装丁:守先正
出版:ハヤカワ文庫 ノンフィクション NF347/348 各¥1200、P525/P538
版数:初版2009/4
ISBN:978-4-15-050347-5/050348-2
初出:原著初版発行 1986年、翻訳版早川書店発行 1991年、原著改訂版(底本)1996年
入手:
読んだ日:2009/9/26
感想書いた日:2009/9/27

■内容(上巻カバーより)
広大な実験施設で大量のエネルギーを投入し、加速した粒子同士をぶつけて壊す。何のために?それh万物の成立ちの究極理論を実証するためだ。素粒子物理学と呼ばれ、数々のノーベル賞学者を輩出するこの学問は、20世紀初め、原子の構造の解明に頭を悩ませた学者が、波でも粒子でもある「量子」を発見したことから始まる……理論と実験の最先端でしのぎを削る天才たちの肉声で構成された、決定版20世紀物理学史(全2巻)

■感想
いやはや、なかなか読み応えありました。
実に面白かったです。
文庫本に拘わらず上下分冊それぞれ1200円となかなかのお値段ですが、買った甲斐がありました。
大学で物理を学んでいたにも拘わらず、素粒子論はいつも入り口で挫折をしてしまうのですが、本作は人々のエピソードが豊富で、理論についていけてなくなっても、楽しんで最後まで読めました。

アメリカ中心で、日本人の扱いがちいさいんじゃないって不満もなくもないですが、量子力学の誕生から弱電理論、標準模型、超弦理論へと素粒子物理の歩みを読みやすい形で提示してくれています。

上巻はボーア、ハイゼンベルグ、シュレディンガー、ディラックと慣れ親しんだ名前が出てきて、彼らの知らなかった一面が見られて実に面白かったです。
下巻はいよいよザ・素粒子論な話なので、出てくる人もあまりなじみがなかったのですが(ファインマンは別として)、こちらもみんな人間くさくていいですねぇ。

人間くさい物理学者がこの本にはつまっています。
試行錯誤し、間違ったアイデアにみんなで飛びつき、離れていきと…
そしてまた、理論と実験は科学の両輪なんだなぁとつくづく思いました。
理論で予想した結果を確かめるために実験する。
そして実験であらわれた現象を説明するために理論を作る。
こうして、素粒子論は前に前に進んできたのでした。
(でも、超弦理論など究極の統一理論は、現時点では実験では実証するすべがないそうな…うーん、こまったね。)

原著の初版が書かれたのは1986年とだいぶ前なのですが、今回の文庫化にあたり付録として、その後の素粒子物理の歩みも載っているのが親切です。

下巻は理論的な部分はぜんぜんついていけてなかったので、そのうち再読したいですね。
(といってしないのがいつものパターンですが…)

お薦めなんですが、ある程度、科学に対する素養がないと、読みにくいかもです。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

■引用(P285 8ヒドラ退治(その1)から)

一九四八年三月三〇日の火曜日、第二回シェルターアイランド会議が開かれた。今度の会場はペンシルバニア州ポコノ・マナーのポコノ・マナー・インだった。前回の会議のメンバーの大部分が参加したが、新来者の中にニールス・ボーアがいた。今回の呼び物はジュリアン・シュウィンガーによる異例の五時間講演だった。ホテルのラウンジに置かれた携帯用黒板を方程式で埋めながら、彼は集まった物理学者たちに、量子電磁力学のめのくらむような完全な再構成を順々に示していった。それにより、あらゆる無限大は電子の観測される電荷と質量の中にくり込まれ、「裸」の質量と「裸」の電荷という概念と、それらに伴う電磁気的な付属物はすべて回避された。≪中略≫ その場にいた物理学者の一部は、シュウィンガーの駆使するきらびやかな数学的技術の列にアンビバレントな反応を示した。彼らは、彼の講演を、名演奏の極致だが、音楽よりは技術的な誇示、美しいが冷たい独唱曲と評した。彼が黒板に書いていったものの大半は、この理論にたどりついた道の記録に過ぎず、本当は物理ではない、と彼らは言った(シュウィンガーはそうは思わなかった)。とはいえ、居合わせた人は誰もが、自分は歴史的な場面に居るのだと感じた。新しい世代の物理学者がついに支配権を握った。ニールス・ボーアの眼前で、一人の若者――シュウィンガーはまだ三〇歳になったかならないか――が場の理論の正当性を立証し、量子電磁力学のくり込みに成功したのだった。

素粒子物理学をつくった人びと〈上〉 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)

素粒子物理学をつくった人びと〈下〉 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)

投稿者 niimiya : 17:24 | コメント (0) | トラックバック

2009年09月21日

【本】方丈記

方丈記

著者:鴨長明
校訂:山田孝雄
出版:岩波文庫 黄100-1 ¥100 P74
版数:初版1928/10、14刷改版1939/6、54刷1979/6
初出:鎌倉時代?
入手:古本
読んだ日:2009/9/20
感想書いた日:2009/9/21

■感想
今更、説明などはいらないと思いますが、なんとなく読んでみました。

岩波の古い版の古本で読んだので、注釈などはあまりなく、分からない部分も多々ありましたが、それでも頭の中で音読して読んでいくとリズムがよくて気持ちがいいですな。

ただ、内容は前半は当時続けざまに起きた厄災の様が描かれていて、ちょっと暗い気持ちになりました…
こりゃ、鴨長明の厭世観も納得。

およそ800年前に書かれたものですが、人の世の悩みは今と変わらないのですなぁ…

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆☆☆

現在の版はこちら↓
方丈記 (岩波文庫)
4003010019

投稿者 niimiya : 21:27 | コメント (0) | トラックバック

【本】放送禁止歌

放送禁止歌

著者:森達也
出版:光文社 も 2-1 ¥648 P256
版数:初版2003/6、11刷2005/4
ISBN:4-334-78225-6
初出:「放送禁止歌」解放出版社 2000/7刊行
入手:古本
読んだ日:2009/9/上旬
感想書いた日:2009/9/21

■内容(カバーより)
岡林信康『手紙』、赤い鳥『竹田の子守唄』、泉谷しげる『戦争小唄』、高田渡『自衛隊に入ろう』……。これらの歌は、なぜ放送さえなくなったのか?その「放送しない」判断の根拠は?規制したのは誰なのか?著者は、歌手、テレビ局、民放連、部落解放同盟へとインタビューを重ね、闇に消えた放送禁止歌の謎に迫った。感動の名著、待望の文庫化。

■感想
フジテレビの深夜枠で放映された30分のドキュメンタリー「放送禁止歌~唄っているのは誰?規制するのは誰?」のディレクターが、自ら番組を背景も含めて書籍化したものです。

結局、お上の規制なんてもんはなくて、「規制」の正体はテレビ/ラジオ局側の「事なかれ主義」に過ぎなかったという事を描き出しています。

本で読むからにはもう少し深掘りして欲しかった気もしますが、今まで知らなかった(知ろうとしなかった)ものに触れられました。

この本がもともとは解放出版社から出てたというのも興味深いところです。

元のドキュメンタリーが放映されたのは、10年前だそうですが、その後、テレビの世界はどうかわったのでしょうか?
ヨイトマケの唄はTVで聴けるようになったかもしれませんが、他のタブーはむしろ増えているような気もします…

それにしても、プロローグに書かれている岡林信康の「手紙」の歌詞は沁みる…(Youtubeで検索すると、このドキュメンタリーのエンドロールで流れているものが見つかります)

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆★

放送禁止歌 (知恵の森文庫)

投稿者 niimiya : 20:48 | コメント (2) | トラックバック

2009年08月30日

【本】官僚たちの夏

官僚たちの夏

著者:城山三郎
解説:神崎倫一
出版:新潮文庫 し 7 11 ¥360 P283
版数:初版1980/11、18刷1988/7
ISBN:4-10-113311-5
入手:古本屋20元(60円)
初出:週刊朝日連載「通産官僚たちの夏」。1975年単行本刊行(新潮社)
読んだ日:2009/8/13
感想書いた日:2009/8/26

■内容(カバーより)
「国家の経済政策は政財界の思惑や利害に左右されていはならない」という固い信念で通産行政を強引、着実に押し進め、次官への最短コースを疾走する“ミスター・通産省”風越信吾。高度成長政策が開始された60年代初めの時期に視点をすえ、通産省という巨大複雑な官僚機構の内側における、政策をめぐる政府・財界との闘いと、人事をめぐる官僚間の熱い闘いをダイナミックに捉える。

■感想
うちでは映らないのですが、ドラマで今やってる(やってた)みたいですね。
台北の古本屋でちょうど見つけたの読んでみました。
舞台は戦後から高度成長期にさしかかる日本。
通産省を舞台に、ばりばりワーカホリックな官僚達が、天下国家を思いながらも、政治家や産業界との駆け引きや、省内の軋轢などもありつつ暑い暑い夏を駆け抜けていくのですな。

主人公は大臣の前でも態度を変えない剛腕の風越。
彼も彼を慕う後輩たちも昼も夜もひたすら働くのですな。
彼らの対極にいる象徴的な存在として、あまり出番はないものの、残業はほどほど、趣味もたしなみ飄々と生きる片山という人物がでてきます。
最後のほうでこれからは彼のような人々の時代かななんて示唆もあったりしますが、どうも又聞きするところでは、今でもキャリア官僚の方々は深夜残業当然みたいな世界みたいですね。

その他の部分でも40年前の話にもかかわらず、今でもあまりかわってないなぁと思う部分は多かったです。

まぁ、時代背景はだいぶ違うので風越らがこだわっていた保護的な官僚主導政策は、今読むとだいぶ古く感じはしましたが。

しかし、現実に取材して描いた企業小説(本作は官庁が舞台ですが)は、展開が現実的ではあるのですが、物語的な起承転結はないので、読み終わったあと、ちょっと突き放されたような気分になりますね。
(読んでるときは手に汗を握ってるのですが…)
ま、そこが魅力のひとつでもあるのでしょう。

なお、出てくる大臣は実在の政治家をモデルにしてるみたいなんで、戦後政治に詳しい人はそれを想像して読むのも面白いかも。
池内、須藤、九鬼あたりは名前からすぐわかったけど。
田河は田中角栄、矢沢は宮澤喜一だったのか。
というか、官僚も含めて、みんなモデルがいるんすね。
Wikipedia

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

官僚たちの夏 (新潮文庫)

投稿者 niimiya : 16:25 | コメント (0) | トラックバック

2009年08月09日

薄味パスタ

日曜日。
台風は通り過ぎたみたいですが、台湾はどうも台風一過ってのが無いみたいで、そらは相変わらず曇り模様。
昼からは雨も降ってきました。
そんな中、だいぶ元気になったフースケ君をつれて、永康街のNo8いってきました。

二人ともパスタをたのんだんですが、硬さはアルデンテでよかったんですが、味が薄かった…
あと、ちょっとお塩いれたら美味しくなる一歩手前くらいの味。
前回は塩加減ちょうどよかったんだけどねぇ
どうも二人いる老板娘の片方が作ると薄味になるとみた。
なんか、ちょっと残念。
まぁ体にはいいんだろうけどね。

夜は11時にYoumeiさんを迎えついでに、山田電池へいって、フースケ君をジローマミさんにちょっと顔みせ。
日曜のおそくにもかかわらずずいぶんな賑わいでしたね。
でも、お店の中は動物禁止なんで、呑まずに帰宅。

■台風の傷跡
F1000160.JPG

■今日のフースケ

IMG_9610.JPG

■今日の街犬
F1000168.JPG
永康街のペット屋にいた犬

投稿者 niimiya : 23:54 | コメント (0) | トラックバック

2009年08月08日

【本】経済ってそういうことだったのか会議

経済ってそういうことだったのか会議

著者:佐藤雅彦 竹中平蔵
出版:日本経済新聞社 日経ビジネス文庫さ4-1
版数:第1刷2002/9 第15刷2005/8
ISBN:4-532-19142-4
初出:日本経済新聞社 単行本刊行 2000/4
入手:古本(台北 永康街「地下街」)
読んだ日:2009/8/7
感想書いた日:2009/8/8

■内容(帯より)
あの竹中平蔵と、あの佐藤雅彦がこの地球の経済をやさしくするどく解き明かす、新・経済の入門書。

■目次
 第1章 お金の正体…貨幣と信用
 第2章 経済のあやしい主役…株の話
 第3章 払うか 取られるのか…税金の話
 第4章 なにがアメリカをそうさせる…アメリカ経済
 第5章 お金が国境をなくす…円・ドル・ユーロ
 第6章 強いアジア、弱いアジア…アジア経済の裏表
 第7章 いまを取るか、未来を取るか…投資と消費
 第8章 お金儲けはクリエイティブな仕事
 第9章 人間とは「労働力」なのか…労働と失業
 終章  競争か共存か
 会議を終えて
 会議 その後 

■感想
あぁ、経済ってそういうことだったのね。
どえらく今更のチョイスですが、最近古本屋で見つけたので買って見ました。
実にわかりやすくて、読みやすくいいですねぇ。

まぁ、読みやすすぎて、実は単行本が出た時点と、文庫本が出た時点でほとんどの章を立ち読みでよんじゃってたりもするのですが、改めて読んでみると、なかなか新しい発見がありますね。

詳しい人が読んだら「違う!」ってなとこもあるかもしれませんが、私のような素人には実に面白く読めました。

妙に湖池屋の話がよく例ででてくるなぁと思ったんだけど、よく考えたら、佐藤さんってポリンキーとかドンタコスのCM作った人か。
あのCM大好きでした。

デザインも秀逸。

経済ってわかったような…わかってないような…な人にはもれなくお勧め。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆☆
《薦》☆☆☆★

経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)

投稿者 niimiya : 21:59 | コメント (0) | トラックバック

2009年08月02日

【本】劒岳 <点の記>

劒岳 <点の記>

著者:新田次郎(1912~1980)
装画:唐仁原教久
出版:文春文庫 に 1 34 ¥686 P407
版数:新装1刷2006/1 16刷2009/6
ISBN:4-16-711234-5
初出:1981/1単行本刊行
入手:新刊購入 石垣島のマックスバリューの並びの本屋
読んだ日:2009/7/26

■内容(カバーより)
日露戦争直後、前人未踏といわれ、また、決して登ってはいけない山と恐れられた北アルプス、劔岳山頂に三角点埋設の至上命令を受けた測量官、柴崎芳太郎、器材の運搬、悪天候、地元の反感など様々な困難と闘いながら柴崎の一行は山頂を目ざして進んでゆく。そして、設立間もない日本山岳会隊の影が。山岳小説の白眉といえる。

■感想
映画「劒岳」の原作。
普段は、映画化されたからといって原作読んでみようとかあんまり思わないのですが、これは興味をそそられまして、石垣島いったついでに買ってきました。
自分では山登りなぞとてもしようとは思わないのですが、山岳小説って結構好きなんですよね。
(まぁ好きと言えるほど読んでないのはいつものことですが…)

まぁよく知らないのですが、北アルプスに劔岳ちゅう険しい山があって、だれも登ってなかったんですわ。
とはいえ、Google Earthとかない当時のことなんで、地図をつくるために、測量のためにはいつかは登らないといけないわけなんですなぁ
そんなおりに日本山岳会なんて趣味登山の団体もできて、劔岳に食指をのばしちゃってるもんですから、参謀本部の陸地測量部さんとしては、「民間人に先を越されるわけにはイカン!」みたいなことになるんですな。

そんなわけで、本作の主人公の柴崎さんってのが、プレッシャーを受けながらも、地元のシェルパ(みたいな人)長次郎とともに頂上を目指すという、実話をもとにしたお話。

ただ、まぁ普通の山岳小説みたいに頂上へ頂上へってわけでもなくて、そこはあくまで目標は測量なわけで、そのあたりの仕事にむけてのストイックさがなかなかいい味をだしてるわけです。

山登りのシーンはわりとあっさり描写で、夢枕獏みたいに流れる汗が伝わるような感じではないのですが、三角測量のやり方などを丁寧に描いてて面白かったです。

実話を元にしているので、フィクションのような派手なサスペンスはないですが、それでもさまざまな葛藤の中で、劔岳を目指す主人公に感情移入して一気に読み終えてしまいました。

映画もぜひみてみたいですねぇ。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

劒岳―点の記 (文春文庫 (に1-34))

投稿者 niimiya : 20:55 | コメント (0) | トラックバック

【映画】サブウェイ123 / The Taking of Pelham 123

邦題:サブウェイ123
原題:The Taking of Pelham 123
制作:2009年 USA 121分 
監督:Tony Scott
脚本:Brian Helgeland
原作:John Godey
出演:
 Denzel Washington ... Walter Garber(地下鉄職員)
 John Travolta ... Ryder(ハイジャック犯 リーダー)
 Luis Guzmán ... Phil Ramos (ハイジャック犯)
 Victor Gojcaj ... Bashkim (ハイジャック犯)
John Turturro ... Camonetti (ネゴシエーター)
音楽:Harry Gregson-Williams
撮影:Tobias A. Schliessler
編集:Chris Lebenzon
製作:Richard Baratta .... associate producer
   Todd Black .... producer
   他
観た日:2009/6/14
観た所:台湾 台北 欣欣デパートの映画館

IMDB
公式サイト(日本)

■感想
例によって映画館についてから、えいやで決めたので予備知識なし。
とりあえず地下鉄のハイジャック映画っぽかったので、犯罪映画好きとしては捨て置けず見てみました。
途中どうもみたことある話だなぁと思ったら、「サブウェイ・パニック(原題は同じ)」のリメイクだったみたい。
元の映画はテレビ東京のお昼にやってる枠でみたので、カットされまくり、CMはいりまくりだったのだけど、エンディングが印象に残っててよく覚えてる。(リメイク版ではエンディングは違ってる)

現代に舞台を移したリメイク映画って、原型わからないくらい設定変更しがちだったりしますが、本作では基本のハイジャック部分はオリジナルに近くオーソドックスな仕掛けだったと思います。
最近の何かというとネットでごにょごにょやる犯罪映画に慣れてると、ちょっと古くさく感じるかも。

監督はリドリー・スコットの弟さんのトニー・スコットでした。

役者はハイジャックのリーダーがジョン・トラボルタで、巻き込まれながら最後は彼を追い詰める地下鉄職員がデンゼル・ワシントン。
どちらも演技はよかったんじゃなかったでしょうか。
善人の黒人が白人の犯罪者に巻き込まれつつ、最後は追い詰めるって展開は、どうもコラテラルを思い出してしまいますね。
後半の展開もちょっと似てたし…

まぁあんまり新しいものは無いですが、撮り方とかツボを押さえてるし、無難に楽しめる映画だと思います。

地下鉄が舞台だけあって派手さには、かけますがハイジャックもの好きな人は見ておいていいんじゃないでしょうか。

日本では9/4公開みたいっす。
邦題は「サブウェイ123」だって…
ちょっと格好わるいかな…

■トリビア(IMDBから)
主人公の名前は原作ではZachary Garberだが、オリジナル映画版の主演のウォルター・マッソーから名前とってWalter Garberにしたんだそうな。

一方、ハイジャック犯リーダーの偽名Ryderは、オリジナル映画版のハイジャック犯Mr Blueの本名からとってるそうな。

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

投稿者 niimiya : 16:13 | コメント (0) | トラックバック

2009年08月01日

【映画】Public Enemies

原題:Public Enemies
制作:2009年 USA
監督:Michael Mann
脚本:Ronan Bennett,Michael Mann他
原作:Bryan Burrough "Public Enemies: America's Greatest Crime Wave and the Birth of the FBI, 1933-34"
出演:
 Johnny Depp ... John Dillinger
 Christian Bale ... Melvin Purvis
 Marion Cotillard ... Billie Frechette
 Billy Crudup ... J. Edgar Hoover
 Stephen Graham ... Baby Face Nelson

音楽:Elliot Goldenthal
撮影:Dante Spinotti
編集:Jeffrey Ford 、Paul Rubell
製作総指揮:G. Mac Brown他
製作:Michael Mann他
観た日:2009/7/30
観た所:台北 微風廣場
IMDB
公式サイト

■感想
タイトルからしてデリンジャーの映画だとは思ってたものの、一切先入観なしでみたのですが、これがもろストライクゾーンど真ん中の好みの映画でした。
タイトルが「Public Enemy No1」ではなくて、「Public Enemies」だったので、Young Gunsみたいな群像劇なのかと思ったんですが、そうでもなくて、デリンジャー(ジョニーディップ)と彼を追い詰める特別捜査官(クリスチャン・ベール)に焦点をあててました。
早い段階から、二人の対決が語られていたので、全編緊張感があってよかったです。

全体通して、FIB目線で見てたのですが、さすがにラストのほうはデリンジャーに思いがはいってしまいましたね、その分、ラストシーンが心に沁みました。

実際の出来事に忠実なわけでもないんでしょうが、一味の悪行もしっかり描いてて、過度に美化してなくて好感がもてましたね。
特に後半は追い詰められて、本当に人民の敵になっていく感じが出ててよかった。
まぁFBIが誤射で、無実の人殺しちゃってるとこも描かれてたので、フェアかなと。

全編とおして、30年代?の背景/風俗の描き方が抜群に上手いです。
服装や髪型、映画館の中でかかっている映画とどれも当時の雰囲気をうまく再現してましたねぇ
なによりも、トミーガンにウィンチェスター銃、そしてフォードの車(A型?)!もう大好物だわ~。
あと、なんて名前が知らないのだけど、輸送機が出てきててそれが格好よかった。

こんな趣味とぴったりあう映画を誰がつくってんのかと思ってたら、エンドロールでマイケル・マン監督(ヒートとかインサイダーの人ね)と知りました。
大好きな監督の一人です。
どおりで、趣味があうわけだ。(気づくの遅すぎですが…)

この監督、よく男の世界ばっかりで、女性が描けないなんていわれたりもしますが、(それで何がいけないの?と思ったりもしますが、)本編では、デリンジャーの恋人をしっかり物語の中心に置いて描いていたと思います。

役者は主演の二人含めてみんなよかったですね。
出番は多くないんだけど、FBIのフーバー長官役の人が雰囲気でててよかったです。
フーバーはよく映画にでてきますが、もっと年取って黒幕的に演じられることが多いんですよね。
本作では権力の階段登り中の野望臭プンプンにおわせてる、若き日のフーバーが見られて面白かったです。

惜しむらくはデリンジャー一味の誰が誰か全然識別できなかったこと。
元々Baby Face Nelsonくらいしか名前しらなかったもので…
もうちょっとちゃんと勉強してから、また見たいです。

最初の方でクリスチャン・ベールが撃つ犯罪者って、Pretty Boy Froidだったんだねぇ。今調べて知った…

好き嫌いはわかれる映画かもしれませんが、「明日に向かって撃て」とか「俺たちに明日はない」とか大好物の人は、是非みにいってくださいな。

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

投稿者 niimiya : 14:45 | コメント (0) | トラックバック

2009年07月25日

【本】ふらんす物語

ふらんす物語

著者:永井荷風
注解:三好行雄
解説:中村光夫
出版:新潮文庫 草69A ¥220 P248
版数:初版1951/7 18刷改版1968/11 29刷1974/9
初出:雑誌「新潮」「早稲田文学」ほか
入手:古本 ¥150
読んだ日:2009/7/13

■内容(カバーより)
フランスに来て初めて自分はフランス気候が如何に感覚的であるかを知った――。青年永井荷風が体験した「西洋」をつづったこの小品集は、その異国趣味と新鮮な近代感覚とで耽美派文学の源流となった。フランス渡航に先立ってアメリカ生活を送った荷風は、ヨーロッパをほとんどアメリカ人の眼で観察し、その独特な視野から西洋文化の伝統性と風土との微妙な調和を看破している。

■収録
船と車
ローン河のほとり
秋のちまた
蛇つかい
晩餐
祭りの夜がたり
霧の夜
おもかげ
再会
ひとり旅

巴里のわかれ
黄昏の地中海
ポートセット
新嘉坡の数時間
西班牙料理
橡の落葉
裸美人
恋人
夜半の舞踊
美味
ひるすぎ
舞姫

■感想
永井荷風って青年時代にフランスで1年ほどすごしているんですな。
で、帰ってきた後に発表したフランスを題材とした作品群がこの本。
もうほぼ全編から荷風のフランスへの愛が満ち溢れております。

そして、なにより描写が美しい!
普段は筋ばかり追ってて、文章を味わうなんてこと碌にしない私ですが、この本はスルメを食べるように、噛み締め噛み締め読みました。
成熟して時に退廃的なフランスの文化や風景が若き日の荷風の瑞々しい文章で描かれています。

アメリカからフランスに到着したところから始まり、最後にはついにフランスをさる場面がやってくるのですが、この時の惜別の想いが胸をうつのです。
今みたいに、その気になったらいつでもいけるという時代じゃないですから、今生の別れなわけですよ。

もう断然おすすめです。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

■引用
P172 「巴里のわかれ」より

 朝日が早くもノートルダームの鐘楼に反射するのを見ながら、自分はとぼとぼとカルチェーラタンの宿屋に帰った。窓の幕を引き室中を暗くして、直様眠りに就こうとしたが、巴里に居るのもこの日一日と思えば、とても安々寝付かれるものではない。リュキザンブルの公園の森に勇ましく囀る夜明の小鳥の声とソルボンの時計台から鳴る鐘の音が聞える。市場(アール)に行くらしい重い荷車の音が遠くに響く。
 自分は寝台の上から仰向きに天井を眺めて、自分は何故一生涯巴里に居られないのであろう。何故仏蘭西に生まれなかったのであろうと、自分の運命を憤るよりははかなく思うのであった。自分には巴里で死んだハイネルやツルゲネフやショーパンなどの身の上が不幸であったとはどうしても思えない。とにかくあの人たちは駐まろうと思った芸術の首都に生涯滞在し得た芸術家ではないか。自分はバイロンの如く祖国の山河を罵って一度は勇ましく異郷に旅立ちはしたものの、生活という単純な問題、金銭という俗な煩いの為に、迷った犬のように、すごすご、おめおめ、旧の古巣に帰って行かねばならぬ。ああ何と云う意気地のない身の上であろう。

投稿者 niimiya : 20:03 | コメント (0) | トラックバック

【本】ユージニア

ユージニア

著者:恩田陸
表紙写真:松本コウジ
デザイン:祖父江慎+cozfish
出版:角川文庫 お 48-2 P420 ¥629
版数:初版2008/8 3刷2008/10
ISBN:978-4-04-371002-7
初出:KADOKAWAミステリ(202/8-2003/5)、本の旅人(2003/7-2004/9)連載。単行本2005年
入手:新刊購入(紀伊国屋@台北)
読んだ日:2009/7/15頃

■内容(カバーより)
「ねえ、あなたも最初に会った時に、犯人って分かるの?」こんな体験は初めてだが、俺は分かった。犯人はいま、俺の目の前にいる、この人物だ――。かつて街を悪夢で覆った。名家の大量毒殺事件。数十年を経て解き明かされてゆく、遺された者たちの思い。いったい誰がなぜ、無差別殺人を? 見落とされた「真実」を証言する関係者たちは、果たして真実を語っているのか?日本推理作家協会賞受賞の傑作ミステリー!!

■感想
こないだ読んだネクロポリスはいまいちはまらなかったんですが、本作は面白かったです。

関係者のインタビューや独白の積み重ねで構成されていて、「Q&A」に近い作り。
結末も「Q&A」みたいに少し曖昧なままなんですが、全体的に完成度は上がってると思います。

かつての大量毒殺事件にまつわる、謎解きといえば謎解きなんですが、犯人を探すというより、あの事件は何だったのかという所に焦点が当たっていて、そのあたりもQ&Aに似てるますね。

最後まで読んでも、解かれない謎が結構残ってて、気になります。
電話かけたり、公園で目撃された親子ずれは誰だったん?
赤いミニカーは誰がおいたん??
っと、もう一度じっくり最初から読んでみたくなりました。

途中で作中作品と思われる章がはいってきたりしてメタな方向にいくのかと思ったらそうでもなかったです。
単に読めてないだけかもしれないですけど…

ちなみに、作中で明かされるタイトルの由来はちょっと失笑ものです。巻頭歌にまでもってきといてあれはないだろぉ…
あと、酒に農薬まぜたのでは、そんなにもれなく皆殺しにはできんだろって専門知識があるわけでもないのに思ったりしました。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

ユージニア (角川文庫)

投稿者 niimiya : 19:00 | コメント (0) | トラックバック

2009年06月29日

【本】家出のすすめ

家出のすすめ

著者:寺山修司
装画:林 静一
解説:竹内 健
出版:角川文庫 て 1-1 ¥420 P230
版数:初版1972/3 58刷2001/8
ISBN:4-04-131502-6
初出:新聞連載(1962頃)
入手:古本
読んだ日:2009/6/27

■内容(カバーより)
「書を捨て、街に出よう」――若者の未来の自由は、親を切り捨て、古い家族関係を崩すことから始まる――。愛情過多の父母、精神的に乳離れできない子にとって、本当に必要なことは何なのか?「家出のすすめ」「悪徳のすすめ」「反俗のすすめ」「自立のすすめ」と4章にわたって現代の矛盾を鋭く告発する現代の青春論。

■感想
中学の時に学校の図書室で「地獄変」という怪しげな詩集に出会ってから、私はこの寺山修司という人が好きになってしまいました。
以来、古本屋で見かけるたびに買い求めて、わりと読んできたつもりなのですが、基本中の基本、デビュー作にして代表作の本作は今まで読んだことなかったのです。
先日(といっても去年)、ついに古本屋で出会ったので、これを機に今更、読んでみました。
絶版本じゃあるまいし、新刊で買えよというつっこみは冷静なツッコミは無用です。

「処女作にその作家のすべてが現れる」ってな批評・感想に便利な言葉がありますが、この本でも彼の生涯を通してのテーマの一つとなった、自立・親離れ(母離れ)が述べられているのです。
まぁこの本が処女作がどうかしらなかったりもするんですが…(オイオイ)

しかしこの本書いたの27才の時だってねぇ…
今の私よりだいぶ若いのに完成度がすごいなぁ。
やっぱり大好きな人ですわ。

もう半世紀近く前に書かれた本なんで、時代の差は感じるものの、「今の時代でも、いや今の時代だからこそ若い人に読んで欲しい」などとベタなことも思ったりもしました。

また、劇作家、詩人として知られた作者ですが、興味のある人はこの本あたりから入っていくのもいいのではないでしょうか。


■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

■引用
(P49 「家出のすすめ」より)
 つまり、わたしがさきにあげたように、自分の「持っているもの」などというのは、たんに自分が管理している、というだけのことであって……しかも、そのことだけを比較するならば、誰も博物館の番人ほどにはたくさんのものを「持つ」ことはできないでしょう。
 けちくさい所有の単位とし「家」を考えるくらいなら、「家」などは捨てた方がよい。死体置場の番人になるくらいなら、街の群衆全体を「所有」する方が、はるかに人生に参加する意味がある。
 問題は、むしろ、「家」の外にどれだけ多くのものを「持つ」ことができるかによってその人の詩人としての天性がきまるのであり、新しい価値を生みだせるのだ……と知ることです。


(P77「家出のすすめ」より)
 家出の実践は、政治的な解放のリミットを越えたところでの、自立と自我の最初の里程標をしるすことになるでしょう。親との対話という名での、血的遺産のリレーを中断し、むしろ親とも「友情」を持てるような互角の関係を生みだすためには、幸福な家庭も捨てなければならないのです。自分ひとりでも歩かねばならない――むしろ、自分ひとりでこそ。わたしは、よく高群逸枝とう老詩人の望郷子守唄を思い出すが、それはこんな歌でした。

 風じゃこざらぬ汽笛でござる
 汽笛鳴るなよ 思い出す

 おどんがこまか時や寄田の家で
 朝も早から汽笛見てた

 汽車は一番汽車 八代くだり
 乗って行きたいあの汽車に

 望郷の歌をうたうことができるのは、故郷を捨てた者だけである。そして、母情をうたうこともまた、同じではないでしょうか?


家出のすすめ (角川文庫)
表紙変わった模様。
前のやつは林静一の絵がめちゃよかったのに…

投稿者 niimiya : 20:27 | コメント (2) | トラックバック

2009年06月28日

【本】シャングリ・ラ

シャングリ・ラ

著者:池上永一
装丁:デザイン:大久保伸子、Photo:The Bridgeman Art Library/AFLO
解説:筒井康隆
出版:角川文庫 
    上巻 い 51-4 ¥743 P502
    下巻 い 51-5 ¥743 P508
版数:上巻 2008/10初版、下巻2008/10初版
ISBN:上巻 ISBN978-4-04-364704-7、下巻ISBN978-4-04-364705-7
初出:単行本 角川書店 2005/9刊行
入手:新刊購入 紀伊国屋@台北
読んだ日:2009/6/27

■内容(カバーより)
加速する地球温暖化を阻止するため、都市を超高層建造物アトラスへ移して地上を森林化する東京。しかし、そこに生まれたのは理想郷ではなかった!CO2を削減するために、世界は炭素経済へ移行。炭素を吸収削減することで利益を生み出すようになった。一方で、森林化により東京は難民が続出。政府に対する不満が噴き出していた。少年院から戻った反政府ゲリラの総統・北条國子は、格差社会の打破のために立ち上がった。

■感想
裏カバーの内容紹介と装丁(ブリューゲルのバベルの塔)を見て、骨太な近未来SFかと思って買ったのですが、今風なのりのドンパチドタバタ活劇でしたね。
ブーメランをもった女子高生が主人公で、オカマさんやら、マッドサイエンティストな女医やらが、入り交じって戦って、関係ない人は死にまくりって感じ。
漫画でいうとブラックラグーンみたいなトリガーハッピー感。
まぁ重くてまじめなのが偉くて、軽いドタバタが偉くないってこともないので、別にこれはこれでいいんですが…
だったら表紙はもっとアニメ調の絵で登場人物書くとか、中身がわかりやすくしてほしかったなぁ。
まぁ作者のせいじゃないけど…

こういう話は、好きな人にはいいだろうけど、私みたいな脳内映像化が苦手なタイプには、展開が追えなくてつかれちゃいますな。
でも、それなりに引き込まれて一気に読み終えたりはしましたが…
漫画やアニメ向きな話っすね。(と思ったら、すでに漫画にもアニメにもなってる様子っす)

来るべき世界の話かとおもってたら、土台はなんか帝都物語みたいで目新しさがなかった。
あと、やたらギリシャ神話から名前もってくるのも、今時はチープに感じてしまうよのよぉ。
でも、そのわりにタイトルはシャングリ・ラなんだよなぁ…
表紙の絵はバベルの塔やし…

炭素経済が実質経済からはずれて暴走していくとことかは面白かったね、実際そんな感じになりそうな気配もあるしねぇ。

筒井康隆が解説書いてるんだけど、本作よりも次作「テンペスト」を持ち上げてて笑った。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆
《薦》☆☆

シャングリ・ラ 上 (角川文庫)

シャングリ・ラ 下 (角川文庫)

投稿者 niimiya : 22:05 | コメント (0) | トラックバック

2009年06月23日

【本】猫のいる日々

猫のいる日々

著者:大佛次郎(おさらぎじろう)
出版:六興出版 ¥1000
版数:初版1978/9 6刷1987/5
ISBN:4-8453-7023-9
入手:実家蔵書(祖父蔵書?)
読んだ日:2009/1/30

■感想
恥ずかしい話、大佛次郎って歴史小説の大家のわりに「だいぶつじゃないよ」ってくらいしか知らなかったりします。
著作も小学校のころに鞍馬天狗を1~2冊読んだくらい。
それもいまとなっては本作だったかどうかも記憶があやしい…
で、大人になってからの初大佛なわけですが、これが時代小説ではなく猫にまつわるエッセイ。
実家に転がってもんで…、猫好きとしてはほっておけんかと。

しかし、この人もえらい猫好きだったんですなぁ。
同じ猫好きといっても、内田百閒みたいに一匹の猫をとことん耽溺するのではなくて、大佛夫妻はもう来る者拒まずで、家中猫だらけ。

百閒先生と較べると個々の猫への思い入れは薄いなぁとは思うけど、これはこれですごい猫愛よのぉ…
しかも大佛次郎本人より奥様のほうが上手の猫好きっぽくていいですわ。
鎌倉のご自宅で猫に邪魔されながら、彼らの食い扶持を稼ぐために執筆活動に没頭する大佛氏を想像するとなんか楽しくなってきますな。

これを機会にひとつ彼の歴史物も読んでみようと思いましたわ。
はい。

猫好きは本屋や古本屋で見かけたら手に取ってみてくださいな。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆★

猫のいる日々 (徳間文庫)
猫のいる日々 (徳間文庫)
(私が読んだのは六興出版のでしたが絶版のようなので)

投稿者 niimiya : 22:53 | コメント (0) | トラックバック

2009年05月24日

【本】ネクロポリス 上・下

ネクロポリス 上・下

著者:恩田陸
装画:藤田新策
装丁:鈴木成一デザイン室
解説:萩尾望都
出版:朝日文庫 お 60-1/2
版数:上下とも 初版2009/1
ISBN:978-4-02-264469-5/264470-1
入手:新刊購入(茅ヶ崎 長谷川書店)
読んだ日:2009/5/10

■内容(上巻カバーより)
懐かしい故人と再会できる場所「アナザー・ヒル」。ジュンは文化人類学の研究のために来たが、多くの人々の目的は死者から「血塗れジャック」事件の犯人を聞きだすことだった。ところがジュンの目の前に鳥居に吊るされた死体が現れる。これは何かの警告か。ジュンは犯人捜しに巻き込まれていく―。

■感想
最初はちょっとぼんやりとした設定説明が多くて、なかなかはいりこめなかったですが、上巻の途中くらいから引き込まれてきました。
しかし、終わってみると…うーん、なんだったん?という感じは否めず。
謎解き小説なのかとおもったら、後半冒険的になりかけて、尻すぼみ…実に残念…
折角、時間かけて、架空のアナザーヒルを描いてきたんだから、もうちょっと大事にしてあげてもよかったような…
今作は単に「鋼鉄都市」みたいに、異世界での謎解き推理小説にしておいて、自作からその世界そのものの謎にせまるようにしておけばいいのに。

「血塗れジャック」って語呂の悪いネーミングセンスもどうかと思うしなぁ…

といいつつ、読んでるときはおもしろくて、一気によんでしまいましたわ。

後半の展開の評価はわかれるとは思いますが、ちょっと長めだけど読みやすい本など探してる方はどーぞ。

カバーのデザインはかなり好き。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆☆


ネクロポリス 上 (朝日文庫)

ネクロポリス 下 (朝日文庫)

投稿者 niimiya : 12:33 | コメント (0) | トラックバック

【本】愚か者死すべし

愚か者死すべし

著者:原尞
出版:ハヤカワ文庫 JA912
版数:初版2007/12
ISBN:978-4-15-030912-1
入手:新刊購入(茅ヶ崎 長谷川書店)
読んだ日:2009/5/3

■内容(カバーより)
大晦日の朝、私立探偵・沢崎のもとを見知らぬ若い女、伊吹啓子が訪れた。銀行強盗を自首した父の無実を証明してほしいという。彼女を父親が拘留されている新宿署に送り届けた沢崎は、狙撃事件に遭遇してしまう。二発の銃声が轟き、一発は護送されていた啓子の父親に、もう一発は彼を庇おうとした刑事に命中した! 9年もの歳月をかけて完成した、新・沢崎シリーズ第一弾。巻末に書き下ろし掌篇「帰ってきた男」を収録。

■感想
いっつのまにか1年以上も前に出てたんだなぁ、沢崎シリーズの新刊…
日本のハードボイルドものってたいして読んではないのですが、その中では文句なしに原尞の沢崎シリーズがいっちゃん好きですわ。
しかし、惜しむらくは、やたら寡作家なんですよねぇ…
前作から、えーっと、10年くらいはたっとるんかねぇ
すっかり内容も、その存在もわすれていましたが、ふと立ち寄った本屋で最新作をみつけてしまいましたよ。
いやぁうれしいねぇ。

買ったその日のうちに読んでしまいましたよ。
今作はちょっと展開はありがちではあったけど、雰囲気やセリフまわしは相変わらずでいいっすね。

その後も、あいかわず続刊でてないみたいですが、気長に待ちますか。

未読の人はシリーズ第一作「私が殺した少女」からどうぞ。大傑作っす。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

愚か者死すべし

投稿者 niimiya : 11:56 | コメント (0) | トラックバック

【本】世界ケンカ旅

世界ケンカ旅

著者:大山倍達
装画:生賴範義
装丁:矢島高光
解説:平岡正明
出版:徳間文庫 お 11-1 ¥476 P209
版数:初版1985/3 12刷2008/3
ISBN:978-4-19-597822-1
初出:1968/11 KKベストセラーズより刊行
入手:新刊購入(成田空港TSUTAYA)
読んだ日:2009/5/6

■内容(カバーより)
 一九五二年、シカゴでの初リング以来、剛腕、怪力、凄腕の外人ファイターと数多くの死闘を演じてきた極真空手・大山倍達。香港の陳老人の円月殺法に教えられ、ボルネオで見た魚取りの少年の足技からついに必殺技『三段蹴り』を完成。空手の父として極真空手を世界に拡めた。
 本書は、空手一筋に生きてきた大山倍達の“男のためのケンカ術”である。その心構え攻撃法など絶好の参考書。

■感想
空港のTUTAYAでふと見つけて、思わず買ってしまった。
たわいもない内容だけど、飛行機の中で読むにはちょうどよかったかな。
極真空手を世界中に普及させたマス・オーヤマこと、大山倍達がアメリカいってはギャングにかこまれたり、ブラジルではナイフ使いと戦ったり、香港では拳法達人に弟子入りしたりとそういうお話。
で、各地での美女との出逢いや別れもふくめて赤裸々に書いてあります。
正直、どこまで本当なの?って気もしなくもないけど、そんなことを気にしながら読む本じゃなくて、「ワハハ、すげーな、マス・オーヤマ」って笑いながら読む本なんだろうな。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆
《薦》☆☆

投稿者 niimiya : 11:40 | コメント (0) | トラックバック

2009年05月23日

【映画】ウルヴァリン: X-MEN ZERO

原題:X-Men Origins: Wolverine
中題:X戰警:金鋼狼
監督:Gavin Hood
脚本:David Benioff,Skip Woods
出演:
Hugh Jackman ... Logan / Wolverine
Liev Schreiber ... Victor Creed /Sabretooth
Danny Huston ... William Stryker
Will i Am ... John Wraith/Kestrel
Lynn Collins ... Kayla Silverfox/Silver Fox
Kevin Durand ... Fred Dukes/Blob
Dominic Monaghan ... Bradley
Taylor Kitsch ... Remy LeBeau / Gambit
Daniel Henney ... David North / Agent Zero
Ryan Reynolds ... Wade Wilson / Deadpool
Scott Adkins ... Weapon XI
Tim Pocock ... Scott Summers / Cyclops

音楽:Harry Gregson-Williams
撮影:Donald McAlpine
編集:Nicolas De Toth,Megan Gill
製作総指揮:Richard Donner他
製作:Hugh Jackman他
観た日:2009/5/16
観た所:台北(総督劇場)

Allcinema
IMDB
Wikipedia En

■感想
X-Menからのスピンオフの映画。

※以下わけのわからん固有名詞のオンパレードなので要注意(ネタバレ含む)

結構期待してたんだけど、まぁまぁだったかなぁ。
セイバートゥースやストライカーとの確執を軸に、シルヴァーフォックスとの愛などが描かれております。
もっと幼いころの話(ローズがらみ)の話でてくるのかとおもったら、ほとんどなし。
ドッグもでてこずに、セイバートゥースと義理の兄弟みたいな設定になってた。

セイバートゥースも、ストライカーも本編のとは違う役者さんがやっておりました。セイバートゥースはともかく、ストライカーはオリジナルのほうがよかったなぁ…
今度のはどうも情けないおっさんで…

エージェント・ゼロ(マーヴェリクとは名乗ってないのか…)は中々格好よかったんだけど、妙に悪役の手下っぽい扱いが残念。
そして必然性はあまりなく、ガンビットが映画初登場。
ちょっとイメージと違うんだけど、アメリカ人からみた、フランス人の遊び人のステレオタイプってあんなんかな。
あと、若き日のサイクロプスや、車いすに乗る前のあの方などが、これまたあまり必然性なくでております。

まぁこのようにサービス精神は旺盛だったのだけど、映画自体のできは、まぁまぁかなぁ。
セイバートゥースがいったい何がしたいのかもよくわからんし。
ってか、X2の時は脳みそ空っぽの野獣キャラやったのになぁ、なんか結構複雑な設定されてましたわ。

まぁ他にもブロブとかエマ・フロストなんかもでてたし、X-Menが好きな人は見に行ってもいいかなぁって映画(って、X-Men好きなら普通いわれなくても見るか…)
WeponXIことDeadpoolのスピンオフつくるなんて話もあるらしい…
MTVのニュース(英語)

なんか、なんでもかんでもスピンオフさせてたら、そのうちあきられそうですがねぇ…
それより、派手なクロスオーバーを映画でやってほしいなぁ

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆★

投稿者 niimiya : 21:17 | コメント (0) | トラックバック

2009年04月21日

【本】白の鳥と黒の鳥

白の鳥と黒の鳥

著者:いしいしんじ
装画:池田進吾
解説:春日武彦
出版:角川文庫 P231 ¥476
版数:初版1998/11
ISBN:978-4-04-391801-0
初出:単行本刊行 角川書店 2005/1
入手:新刊購入
読んだ日:2009/4/19

■内容(カバーより)
たとえば某日。ねじまわしに導かれ、太ったひとばかりが住む村に行く。某夜、上野の立飲み屋台で国民作曲家のよた話をきく。またある日、謎の珍味“こぎゅんぱ”に随喜し、獰猛な巨大モミジをみんなで狩りに行く――いしいしんじが聴き取った、ちょっと奇妙な世界の消息をお届けします。生きていることの不思議さと不気味さ、そして愛しさがくるくるときらめく、万華鏡のようなショート・ストーリー集。

■収録
肉屋おうむ
しろねずみ
せみ子の黄色い傘
カラタチとブルーベル
薄い金髪のジェーン
オールド・ブラック・フォスター
赤と青の双子
魔法のリコーダー
紫の化粧
紅葉狩り顛末
すげ替えられた顔色
ボウリングピンの立つ所
緑春
私の千食一夜
白黒の鳥の声
おっとせいを飼う
薄桃色の猫たち

■感想
カバーの紹介文にもあるように、「不思議さ」と「不気味さ」のいりまじった短編集です。

稲垣足穂みたいにもそっと不思議側に倒れたほうが、私にはドンピシャだったかな。
そういう意味では収録作のうち「緑春」や「透明に関する四つの小話」などはよかったです。
逆に「赤と青の双子」とか「薄桃色の猫たち」などの不気味系はちょっと苦手だな。

別の本が出たら、すぐ買いに行くか?と聞かれれば行きませんが、電車の待ち時間に駅の本屋をぶらついてるときに見かけたら買ってしまいそうな感じっす。
うーん、わかりにくい。

ただ、はまる人はめちゃはまりそうな気はします。
でも、この本より長編だけど「ぶらんこのり」から入ったほうが入りやすいかも。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆☆★

白の鳥と黒の鳥 (角川文庫)

投稿者 niimiya : 22:45 | コメント (0) | トラックバック

2009年04月20日

【映画】新宿インシデント(新宿事件)

原題:新宿事件
制作:香港 119分 2009年
監督:イー・トンシン
脚本:イー・トンシン
出演:ジャッキー・チェン as 鉄頭
   竹中直人 as 北野刑事
   ダニエル・ウー as 阿傑
   シュー・ジンレイ as シュシュ/江口結子
   加藤雅也 as 江口利成
   ファン・ビンビン asリリー
   峰岸徹 as 村西組長
   長門裕之
   倉田保昭
アクション監督: チン・ガーロウ
音楽:ピーター・カム
撮影:北信康
編集:Ka-Fai Cheung 他
製作総指揮:ジャッキー・チェン他
製作:ウィリー・チャン他
観た日:2009/4/12
観た所:微風廣場の国賓劇場

Allcinema
IMDB

■感想
予告編が面白そうだったんでみてきました。
香港映画ですが、ほとんど日本が舞台です。
ノリは日本のヤクザ映画と同じ。
主人公はいい人なんだけど、義侠心でいつのまにか組織のトップになって流されていくという展開。

わりと無茶な展開もあったけど、まぁヤクザ映画だしそんなもんかな(偏見)。
過度に中国人マフィア側を正当化せず、偽造テレカ、万引き、故買、裏ロムうんぬんと、90年代当時問題になってた彼らのシノギをわりとちゃんと描いてたのが意外でしたね。
今時、日本のヤクザ映画に中国人マフィアが出てくるのは珍しくもなんともないですが、中国人側から正面に描いた映画は初めてみた気がします。

決して中国人マフィアVs日本ヤクザという単純構造ではなく、中国/台湾各地の出身地別の勢力と、日本側の勢力が複雑にからみあってます。
そんななわけで、いろんな言葉が飛び交う映画でしたね。
普通話のとこは多少わかるんだけど、広東語やら台湾語などでてくるとてんでわからなくなるのが、ちょっと面白かったりして。

ただ、惜しむらくは人物の描き方がイマイチ。

まず主人公(ジャッキー)がいい人すぎて、リアリティがないんだよなぁ。
でも、ジャッキーに悪い人やってほしくないしなぁ。
金城武あたりに主人公やってもらって、徐々に悪の世界にどっぷりはまっていくなんて展開のほうがよかったかも(←まんま「不夜城」やがな)。

他は、日本側ヤクザ代表(?)の加藤雅也も、妙に平等主義者で気持ち悪いし、ダニエル・ウーのへそ曲がりっぷりは失笑もんだし、期待してた竹中直人もあんまりよくなかったしなぁ
竹中直人扮する刑事とジャッキーとの奇妙な友情がひとつこの映画のミソだと思うのだが、描き方下手くそで説得力がないんだよなぁ
あと、元恋人との関係やら、今恋人との関係などもうちょっと丁寧描いてもよかったんじゃないかと言う気もする。
でも、倉田保昭が出てきたのは香港映画っぽくてよかったな。

全般的にやりたいことはわかるが…もうちょっとがんばって欲しかった映画かな。

と、いいつつ、上映時間中は、それなりに飽きずに楽しめたので、ヤクザ映画好きな人には結構おすすめかも。
でも、やっぱジャッキーがなぁ…(くどい)。

日本でのマーケティングも考えてだとは思いますが、日本人もそれほど悪くかかれていないので、みてても気分わるいこともなかったです。

あ、今、Allchinemaで検索して、邦題が「新宿インシデント」知りました。
だ、ださっ!!!!

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆☆★

投稿者 niimiya : 23:24 | コメント (0) | トラックバック

2009年04月18日

【本】鴨川ホルモー

鴨川ホルモー

著者:万城目学
装画:石居麻耶
装丁:岩瀬聡
解説:金原瑞人
出版:角川文庫 ま 28-1 ¥514 P294
版数:初版2009/2
ISBN:978-4-04-393901-5
初出:単行本 産業編集センター刊行 2006/4
入手:新刊購入(台北 紀伊国屋 微風店)
読んだ日:2009/4/5

■内容(カバーより)
このごろ都にはやれるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ、葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり!!

■感想
「ホルモー」という競技をのぞけばとりたて特別なことはない青春小説なわけですな。
青春小説というジャンルがあるのかどうかは知らないのですが、普段そういう類の小説はさっぱり読まないので、この本の「青春」部分がいかほど優れているかというところはひとつよくわからなかったりします。
まぁ変わった主人公に、これまた変わった友達がいて、変わったヒロインが出てくるわけですな。
どうでしょうか、それなりに楽しめたようなきもしますが、もう少し前半から盛り上がってくれるとよかったかもねぇ。

はてさて、「ホルモー」についてなんですが、これはあれかね、鬼をつかった「ボコスカウォーズ」みたいなもんっすかね。
はたまたピグミン?(やったことないのでCMで見たイメージのみでそう思いました)

私はどうも想像力が貧困なもので、あんまり架空の競技の描写をされても、イマイチおもしろさがわからなかったりするんですわ。
そういう意味では、先にもうすぐ公開という映画をみてから読んだ方がよかったかもなぁ

先日読んだ「夜は短し歩けよ乙女」と同じく、京都を舞台にしているのですが、「夜は~」の方が(虚構も交えつつ)上手に舞台をつかっていたような気もします。
較べるもんでもないですが。

表紙はいいですな。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆☆☆

鴨川ホルモー (角川文庫)

投稿者 niimiya : 22:15 | コメント (0) | トラックバック

2009年04月14日

【映画】歩いても歩いても

歩いても歩いても

114分 日本 シネカノン 2008/6公開

監督/脚本/原作/編集:
是枝裕和

出演:
阿部寛 横山良多
樹木希林 横山とし子
原田芳雄 横山恭平
夏川結衣 良多の妻、ゆかり
You 横山家長女 ちなみ
高橋和也 ちなみの夫、信夫
田中祥平 横山あつし

音楽:ゴンチチ
撮影:山崎裕
企画:安田匡裕
観た日:2009/4/11
観た所:台北 長春劇場

allcinema
IMDb

■感想
「誰も知らない」の是枝監督の作品です。
「誰も」は未見だったりします。
本作は日本では去年公開のようですが、台湾ではようやっと公開。

とある家族の里帰りのひとこま(一泊二日)を淡々と描いただけなんですが、退屈ではなくて最後まで飽きなかったです。
背景説明などないのですが、家族の会話を追っていくと、だんだんとわかってくる仕組みになっていて、いろいろ貼られた伏線がすべてきれいに使われてて、実に見事な作り方。
突然あらわれた家族でない人物も、「誰?」って思ってると、「あぁこの人が…」と腑に落ちる。
また風呂場のはがれたタイルとか、いつの間にかついてた手すりとかの見せ方すごく上手。
つくづく、うまい映画だなぁって思いました。

ハートウォーミング一辺倒でもなく、ホノボノ家族和気藹々ってわけでもなく、ちょっと不協和音もなりつつもどこにでもありそうな家族の風景なんですわ。
その底辺に「事故死した長男」という欠けたピースがあることで、何も大きな事件は起きないにもかかわらず、ドラマが描けるのですなぁ

舞台は横浜のどこか、京急がはしってて海まで近いところ。
うちの実家も海までちょっとなもんで、3代そろって海まで歩いていくとろなんぞ、ちょっと情景が重なりましたわ。

ちなみに、台湾での上映タイトルは「横山家之味」。
その名前のとおり、樹木希林扮するおばあちゃんが作る料理がうまそうなんだなぁこれが。

役者は樹木希林はじめ、主演の阿部寛、おじいちゃん役の原田芳夫と、どれもうまい。
(YOUの演技はちょっと好き嫌い分かれるかもしれないけど…)

まぁ、いろんな意味で「うまい」映画でした。

最後まで淡々とすすんでいって、涙で終わったりもしないのですが、見てる時よりも、見終わった後にいろいろと考えさせられる映画かなぁ

こういう地味な映画はあんまり自分からは見に行かないのですが、今回は嫁さんのリクエストにより見に行ってきました。
いい映画が見られて感謝です。
見る映画の幅は広がるのはいいこっちゃね。


■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

歩いても 歩いても [DVD]

投稿者 niimiya : 00:12 | コメント (0) | トラックバック

2009年03月29日

【映画】おくりびと

おくりびと

監督:滝田洋二郎
脚本:小山薫堂
出演:本木雅弘、広末涼子、山崎努、余貴美子、吉行和子、笹野高史
音楽:久石譲
撮影:浜田毅
編集:川島章正
製作:信国一朗
プロデューサー: 中沢敏明 、 渡井敏久
エグゼクティブプロデューサー:間瀬泰宏
観た日:2009/3/29
観た所:欣欣デパート
基本情報:日本公開2008/9/13 130分 松竹

allcinema

■感想
大作ではないものの、日本映画らしいいい映画ですな。
誰もあまり知らないけど、誰もがいずれはつきあうことになる納棺に目の付けるとは実に上手いですなぁ。
伊丹十三監督が亡くなってから、こういう映画とんとご無沙汰でしたが、久々に楽しめました。
本木雅弘がファンシイダンスを思い出させる、様式美を見事に演じておりました。
自分の持ち味がわかってる演技だな。
そして山崎努もいいわ。
そういや伊丹監督の「お葬式」も山崎努でてたね。
あの頃から比べるとずいぶん年取りましたなぁ。

惜しむらくは、韓国向けのフィルムを転用してるらしく、字幕がハングルと中文併記で、だいぶ画面がうるさかったことですわ。

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

おくりびと [DVD]

投稿者 niimiya : 22:06 | コメント (4) | トラックバック

2009年03月28日

【本】夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女

著者:森見登美彦
装画:中村祐介
装丁:高柳雅人
解説:羽海野チカ(はちみつとクローバー)
出版:角川文庫も19-2 P320 ¥552
版数:初版2008/12 再版2009/1
ISBN:978-4-04-387802-4
初出:2006/11単行本刊行(角川書店)
入手:新刊購入
読んだ日:2009/1/29

■内容(カバーより)
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作!

■感想
京都にいくときに駅で買って、京都のホテルで読んだんです。
ちょっとオタクっぽい内容で、最初ついていけてなかったんですが…
章を進むうちに結構はまっていってる自分に気づきましたわ。
現実と幻想がごっちゃになって展開するスラップスティックラブコメディっぷりは、マンガっぽいなと思いましたよ。(けっして小説である必要ないという意味ではなくて)。
しかし京都ってのは、現代の小説でも、なかなか舞台になるもんですな。
続編もありそうですが、読んでみたいと思わされました。
好き嫌いわかれる気もしますが、マンガ好きと京都好きにはおすすめかな。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

投稿者 niimiya : 22:23 | コメント (0) | トラックバック

【本】蒸発した男

蒸発した男

原題:THE MAN WHO WENT UP IN SMOKE
著者:マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー
訳者:高見浩
装画:日暮修一
出版:角川文庫 赤520-5 ¥380 P
版数:初版1977/5 6刷1984/4
ISBN:4-04-252005-7
初出:原著刊行1966年
読んだ日:2009/1/25

■内容(カバーより)
 取材でハンガリーを訪れたルポ・ライター、アルフ・マトソンは、そのまま消息を絶ってしまった。ハンガリーを出国した形跡もない。
 この失踪事件が表沙汰になれば、両国の関係にひびが入りかねない。単身ブダペストに飛び、マトソン蒸発の真相を探るのが、マルティン・ベックに課せられた使命だった。(以下略)

■感想
マルティン・ベック シリーズ第2弾
前作はオーソドックスな警察小説でしたが、本作はやや国際的そしてミステリーらしいトリックも盛り込まれてます。でも、最後は社会派なのだな。
休暇から呼び出されちゃったベックさんはハンガリーに出張です。
その地で消えたジャーナリストを捜し出さなければならないのです。
共産圏の異国の地で、謎のヤングガールに誘惑されながらも、一人孤軍奮闘なベックさん。

そして最後はいつものように切ない結末。

このシリーズ、やっぱ、おもしろいわ。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

蒸発した男 (角川文庫 赤 シ 3-2)

投稿者 niimiya : 22:21 | コメント (0) | トラックバック

【本】シャドー81

シャドー81

原題:SHADOW 81
著者:ルシアン・ネイハム (Lucien Nahum)
訳者:中村圭二
装丁:ハヤカワ・デザイン 写真:Yasuhide Fumoto/Getty Image
出版:ハヤカワ文庫 NV1180 ¥1000 P491
版数:初版2008/9
ISBN:978-4-15-041180
初出:原著刊行1975年、新潮文庫1977/4
入手:新刊購入
読んだ日:2008/11/30

■内容(カバーより)
ロサンゼルスからハワイに向かう747ジャンボ旅客機が無線で驚くべ通告を受けた。たった今、この旅客機が乗っ取られたというのだ。犯人は最新鋭戦闘爆撃機のパイロット。だがその機は旅客機の死角に入り、決して姿を見せなかった。犯人は二百余名の人名と引き換えに巨額の金塊を要求、地上にいる仲間と連携し、政府や軍、FBIを翻弄する。斬新な犯人像と周到にして大胆な計画――冒険小説に新たな地平を切り拓いた名作

■感想
機体の外からハイジャックってのはアイデアっすな。
準備段階から緻密に描写するスタイルは読ませますな。

残りページも少なくなってきて、ここから事件はどう解決するのかと思ってたら…
なんと、そうきましたか。

ちょっと、それでいいの??って思わないこともないエンディングですが、それもあの時代をならではなんですかねぇ

ネタバレしないように書いたら、なんかさっぱりわからん感想になってしまった…

まぁ復刊されるだけあって、なかなか面白いので読んでみてくださいな。

あと、表紙がいかすね。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

シャドー81 (ハヤカワ文庫NV)

投稿者 niimiya : 22:05 | コメント (0) | トラックバック

【本】嵐の眼

嵐の眼

原題:EYE OF THE STORM
著者:ジャック・ヒギンズ (Jack Higgins)
訳者:黒原敏行
装画:生頼範義
出版:ハヤカワ文庫 NV852 初版1997/10 P386 ¥720
版数:初版1997/10
ISBN:4-15-040852-1
読んだ日:2009/3/28

■内容(カバーより)
狙いは英国首相官邸――! 湾岸戦争のさなか、西欧に力を誇示しようとするイラクのフセイン大統領の指嗾によって、希代の国際テロリストが動きだした。ショーン・ディロン、演技と変装の名人で元IRA闘志。いっぽう、危険を察知した英国国防情報部は、かつてIRAに属していた大学教授マーティン・ブロスナンに協力を求めた。因縁ある二人の男に対決の時が迫る!現実に起きた官邸迫撃事件をもとに描く冒険アクション

■感想
湾岸戦争の直前、イラクの富豪の依頼で、イギリス官邸を狙う元IRA闘志と、それを阻止しようとするこれまた元IRA闘志。という、いかにもジャック・ヒギンズらしい話。
(まぁ「鷲は舞い降りた」くらいしか読んだことないんだけど…)

まぁ多少手に汗にぎらないこともないですが…目新しさもない話なんで、「ヒギンス大好き!」って人向けの本かな…

肝心の官邸迫撃のシーンがやけにあっさりと失敗するんですが、どうもその部分は実際にあった事件のようですね。

いかにもな敵役の変装の名人ショーン・ディロンですが、1作で捨てるのがもったいなくなったのか、このあと主人公に転身して何作か書かれてるらしいです。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆
《薦》☆☆

嵐の眼 (ハヤカワ文庫 NV (852))

投稿者 niimiya : 21:31 | コメント (0) | トラックバック

2009年03月17日

【本】方法序説

方法序説

原題:DISCOURS DE LA METHODE
著者:デカルト
訳者:落合太郎
出版:岩波文庫 青613-1
版数:初1953/8 改1967/3 41刷1985/8
入手:祖父蔵書(1985/11/5購入)

読んだ日:2009/1/30

■内容(カバーより)
理性はすべての人間に平等に備わっており、正しく用いれば人は誰でも自分の精神を最高の点まで高め得るという『方法序説』の言葉は、中世的迷妄主義からの独立宣言であり、近代精神の確立を告げる画期的なものであった。徹底的な疑いを通じて確実な真理に迫ろうとしたデカルト(1596-1650)の体験と思索が集約された思想的自叙伝。

■感想
タイトルからの連想で、デカルト版の考え方ハウツー本みたいなんかと、勝手に思い込んでましたが、そうでもなかったっす。

自分の考え方をちょっと説明させてもらいます、でも、別に強制するわけじゃなくて、あくまで、えーっと、なんか私が教会にたいして不遜な考え方をしてるんじゃないかって人もいるので、でも、そんなことはなくてですねぇ…

ってな本なんだな。

もそっと、ちゃんとした本だそうとしてたみたいなんだけど、ガリレオさんが破門されちゃったもんで、どうも奥歯にものの挟まったような表現のこの本が出たのかな。

とはいえ、デカルトの考え方は提示されております。

いろいろ信じちゃってるものはいろいろあるけど、ここで根拠のないもんは全部いったん否定してゼロベースで考え方を構築しようじゃないか!
ということで、やってみました。
どんどん否定してったら、そう考えてる自分は否定できんじゃないか。
(ここで、自分すら疑っちゃうと懐疑主義になるのかな?違う?)
よっしゃ、まずはそこを肯定してみて、そっから再構築だっ!ってことなんだよね、きっと。
これがかの有名な「我思う故に我あり」なんですな。
ま、そんなことはWikipediaのデカルトの項目を読めばもっとわかりやすく書いてあったりするんですが、わざわざ本を読むと当時の雰囲気が伝わってくるのがいいですな。
近代思想の夜明けの時期、まだまだ好きなことをなんでも言える時代ではなかったのでしょうね。

そして、彼の考え方の延長線上に今日の科学的な思考もあると思うのですよね。
なので、ここで全理系諸君、デカルト先輩に最敬礼しておきましょう。

デカルトは敬虔なクリスチャンだったんですな。
神の存在を見事に論理的に述べてくれるのですが、ちょっと途中からついていけなくった…

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆★

方法序説 (岩波文庫)

投稿者 niimiya : 23:13 | コメント (0) | トラックバック

2009年03月16日

【映画】ウォッチメン(Watchmen)

原題:Watchmen
監督:Zack Snyder(300)
脚本:David Hayter(X-MEN2)、Alex Tse
原作:Dave Gibbons、Alan Moore(The League of Extraordinary Gentlemen)
出演:
Malin Akerman ... Laurie Jupiter / Silk Spectre II
Billy Crudup ... Dr. Manhattan / Jon Osterman
Jackie Earle Haley ... Walter Kovacs / Rorschach
Matthew Goode ... Adrian Veidt / Ozymandias
Jeffrey Dean Morgan ... Edward Blake / The Comedian
Patrick Wilson ... Dan Dreiberg / Nite Owl II
Carla Gugino ... Sally Jupiter / Silk Spectre

音楽:Tyler Bates
撮影:Larry Fong
編集:William Hoy
製作総指揮:Herb Gainsほか
製作:Wesley Collerほか
観た日:2009/3/14
観た所:微風廣場

公式HP(日本)
IMDB(英語)

■感想
いろんなヒーローがでてくるので、DCコミック版X-MEN(ないしファンタスティック4)かとおもったらさにあらず、ずいぶん毛色の違うアメコミ映画でした。

かつてヒーローが普通にいたが今は禁止されてる、この世界と似た別世界。
その世界でもケネディは暗殺されるが、その後、Drマンハッタンの働きでベトナム戦争に勝利し、ニクソンは5期目に突入。
米ソの対立は激しさをまし、破滅時計は12時に近づきつつある、暗~い世界。
かつてのヒーロー「コメディアン」が何者かに殺されるところから物語はスタート。
独自にその謎を追うロールシャッハを軸に、引退して中年太りのナイト・オウル、母の後を継いだシルクスペクター、今や大富豪のイケメンのオジマンディアス、唯一の超人DRマンハッタン、それぞれの過去や苦悩を描きながら物語は展開する。
それぞれのヒーローの苦悩の描写へのもっていきかたがめちゃうまい。

この世界ではX-MEN的な超常能力をもった超人はDrマンハッタンだけで、後はバットマンみたいなもともとはタダの人。

DCはダーク・ナイトもそうだったけど、暗~い方向に行って、マーヴェルとは差別化しようとしているのかな。

この世界と似ているけど、すこし違う架空の世界の歴史を象徴的に示すタイトルバックが秀逸。また、あの時代のアメリカを現す、選曲もすばらしい。

アメコミって脳天気なイメージがありますけど、こんな深い物語も描けるのですよ、たいしたもんだ。

そして、ロールシャッハ…
かっこよすぎるぜぃ

しかし、ヘボヘボ映画館のせいで、何度も上映が途中で中断して、せっかくの映画の世界に没頭できませんでしたわ…
とほほほほ。

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

投稿者 niimiya : 00:41 | コメント (0) | トラックバック

2009年03月03日

【本】ロゼアンナ

ロゼアンナ

原題:ROSEANNA
著者:マイ・シューヴァル/ペール・ヴァールー
訳者:高見浩
装画:日暮修一
出版:角川文庫 赤520 4
版数:初版1975/3 12版1985/4
読んだ日:2009/1/?

■内容(内カバーより)
 さんさんと照る夏の日の午後、うら若い女性の死体が、遊覧船の行きかう運河から上った。
 何一つ身にまとわぬ無惨な姿。被害者の身元は?犯行現場は?容疑者は?綿密な聞き込みと手配にも拘わらず、僅かな手掛りもなく時は過ぎていく。やがて事件発生後三ヶ月、憔悴したマルティン・ベックの下に一通の電報が届く。“名前はロゼアンナ。アメリカ人……”。遙か海を隔てたアメリカ人刑事の協力を得て、マルティン・ベックは被害者の異常な性格が自ら死を招いたことを知る。”ミステリー界に君臨するキングとクィーン”と評されるヴァールー=シューヴァル夫妻のデビュー作。

■感想
ヴァールー&シューヴァル夫妻のマルティン・ベックシリーズの1作目。

読んだのは四作目の「笑う警官」のほうが読んだのは先だったんですが、遅ればせながら、最初の話を読んでみました。

運河で若い女性の死体があがるのですが、いくらたっても彼女が誰なのかの手がかりが得られない…という始まりのお話。

「笑う警官」同様こちらもおもしろかったです。
やるせない読後感もいいっ。

やはり、私には探偵小説より警察小説のが趣味にあう気がするなぁ。
エド・マクベインの72分署とかも読み出してやろうかなぁ

あぁ…「笑う警官」で悲しくスポットライトがあたるステンストルム君が、ちょい役で出てきてるでないですか…

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

■引用(P368より)
 小刻みに揺れ動く白い霧の中を、マルティン・ベックは肩を丸め、口笛を吹き吹き地下鉄の駅めざして歩いていった。彼を見やる人々が、そのとき彼の心中にあった思いを知ったなら、さぞかし驚いたにちがいない。
 さあマルティン・ベックのお帰りだぞ、と彼は胸の中でつぶやいていたのである。帽子には雪が積み、おれは歌をうたい、よろけながら歩いていく!元気かね、きょうだいや友人たち、足の下で雪が鳴る、冬の夜をおれは歩いていく。元気かね、人間たち。さあ電話をかけてストックホムの南に帰ろうじゃないか!地下鉄に乗って、おれの住むバガモッセンに。
 彼は家路についた。

ロゼアンナ (角川文庫 赤 520-4)

投稿者 niimiya : 23:18 | コメント (0) | トラックバック

2009年02月25日

【本】革命戦争回顧録

革命戦争回顧録

原題:Reminiscences of the Cuban Revolutionary War(英語版)
著者:チェ・ゲバラ
訳者:平岡緑
装丁:中央公論新社デザイン室
解説:伊高浩昭
出版:中公文庫 ケ 3 2 895円 P420
版数:初2008/2 再2008/12
ISBN:978-4-12-204981-9
初出:Pasajes de la Guerra Revolucionarra
入手:新刊
読んだ日:2009/2/7

■内容(カバーより)
カストロとの運命的な出逢いからキューバ革命を達成するまでを回想する。困難を乗り越えて、状況分析、人心掌握の才を発揮する軌跡を克明に描く。本書はゲバラ本人による加筆訂正を反映した二部構成の決定版。過去の戦いを追想する一方で思慮深い政治的分析を加えている。生誕80年を記念し訳し下ろし。

■収録
編集ノート
エルネスト・ゲバラの伝記覚書
序文 アレイダ・ゲバラ
第一部 キューバ革命戦争回顧録
第二部 キューバ革命戦争について
小事典
訳者あとがき
解説 伊高浩昭
関連写真

■感想
先頃、日本でも公開された映画(Che)の前編(Part1)の原作にあたります。
ボリビア時代の日記(ゲバラ日記 Part2の原作)は読んだことあったのですが、キューバ革命について書いた本書は気になりつつも未読でした。
今回、映画の公開にあわせて新訳版が書店にならんでいたので買ってみました。
新訳というだけあって、平易な文で読みやすかったです。
なれないラテン系の人の名前がいっぱいでてきて、混乱しっぱなしなところは、ゲバラ日記と一緒なんですが…
なかなか面白かったですが、やはりゲバラ日記のほうが結末が結末だけに印象は深いですな。

グランマ号でのキューバ上陸から、革命戦争の勝利までを当時の日記をもとに記しているのですが、前半の試練の時期について筆を多く費やし、映画ではクライマックスとなるバチスタ軍を倒すあたりは実にあっさりとしか触れていません。
このあたり、ゲバラが革命の課程のどこを重要視していたかが現れているようで面白いですね。

革命というとかく誇大的、喧伝的になりがちなものを、虚栄心を捨ててできるだけ正確に記そうとしているところが理想主義者のゲバラらしくて好感が持てます。
映画版ではあっさりとしか取り上げられなかった、革命の暗い部分、処刑/粛正/内部闘争/誤爆についても、詳細とは言わないまでも、隠すことなくとりあげていました。(子犬のエピソードとても切ない…)

その粛正や内部闘争の部分を読みながら、ふと、同じく武力闘争で革命を勝ち取ろうとしながら、自滅の道を選んだ連合赤軍のことを考えました。
南米と日本では社会の状況がまるっきり違うので単純に比較などもちろんできないのですが、何が彼らとカストロ/ゲバラ達との違いだったのだろうかと。
民衆からの乖離といえば簡単かもしれないけど、後のボリビア時代のゲバラ一行も同様な状況にありながら力のベクトルはつねに外(政府軍)に向かっていたのに対して、連合赤軍がどうして内ゲバ殺人という内のベクトルをもってしまったのかな。
うむむ。

それにしても、本書からも伝わってくる、この人の人間的な魅力は大きいですね。
理想主義で、高潔で、男前で、ジャングルの中でも葉巻と文学を愛し続けた男。
ぬるま湯日本で育った私には、彼が選んだ武力による革命はどうしても肯定できないのですが、それでも人として惹かれてしまいますよ。
世界中の若者達に現在でも支持され続けているのも頷けます。

映画を見る前に読み終わりたかったのですが、結局、読んでる途中に見てしまいました。
まぁそれでも多少はわかりやすかったかな。

なお、映画を見る前に読んどいた方が、映画はわかりやすいでしょう。
でも、本を読む前に映画を見といた方が、本はわかりやすいでしょう。
当たり前だっちゅうの。

これから映画を見ようとしている人、映画を見たけどよくわからなかった人、もれなく読もう。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

革命戦争回顧録 (中公文庫)

投稿者 niimiya : 23:55 | コメント (0) | トラックバック

2009年02月07日

【映画】CHEチェ 39歳 別れの手紙

CHEチェ 39歳 別れの手紙
原題:Che: Part Two
監督:Steven Soderbergh
脚本:Peter Buchman,Benjamin A. van der Veen
原作:Ernesto 'Che' Guevara(Bolivian Diary)
出演:
Benicio Del Toro ... Ernesto Che Guevara
Demian Bichir ... Fidel Castro
Rodrigo Santoro ... Raul Castro
Catalina Sandino Moreno ... Aleida March
Joaquim de Almeida ... President Rene Barrientos
音楽:Alberto Iglesias
撮影:Steven Soderbergh (as Peter Andrews)
編集:Pablo Zumarraga
製作総指揮:Belen Atienza他
製作:Laura Bickford他
観た日:2009/1/31
観た所:茅ヶ崎ワーナーマイカル
IMDB
■感想
パート2はボリビアでの日々。
キューバ革命とは勝手が違い、農民の支持はえられず、アメリカも早期介入を行い、追い詰められていくゲバラたちを、ただひたすらたんたんと描いていて、パート1ときれいにコントラストをなしていました。
さすがソダーバーグ、ひとつの映画をぶった切って2部作にしたような映画とは違いますな(おっと、レッドクリフの悪口はそこまでだ)。
以前に原作(ゲバラ日記)を読んでいたことがあったので、内容は理解しやすかったです。
しかし、知っている分、最期に向かっていくゲバラ一行が痛々しかったなぁ。
ラストのシーンは印象的。
有名な最後の台詞は私が覚えていたのとはちょっと違いましたが、翻訳の違いでしょうかね。
エンドクレジットでは早々に音楽が終わり、後は無音のままひたすらクレジットが流れていきました。
でも大部分のお客さんは座ったまま。
余韻にひたっていたのか、最後になんかあんじゃないのかと思っていたのか…(私は両方)

偽造パスポート(キューバ政府がつくってるんだから、偽造じゃないのか・・・?)の写真そのままのハゲ男っぷりまで演じたデルトロに拍手。

エンターテイメント度はパート1よりなくなっているので、好き嫌いは分かれる映画かもしれません。

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆★

投稿者 niimiya : 18:16 | コメント (0) | トラックバック

【映画】CHEチェ 28歳の革命

CHEチェ 28歳の革命
原題:Che: Part Two
監督:Steven Soderbergh
脚本:Peter Buchman
原作:Ernesto 'Che' Guevara("Reminiscences of the Cuban Revolutionary War"))
出演:
Benicio Del Toro ... Ernesto Che Guevara
Demian Bichir ... Fidel Castro
Rodrigo Santoro ... Raul Castro
Santiago Cabrera ... Camilo Cienfuegos
Roberto Santana ... Juan Almeida
音楽:Alberto Iglesias
撮影:Steven Soderbergh (as Peter Andrews)
編集:Pablo Zumarraga
製作:Laura Bickford他
製作総指揮:Philip Elway他
観た日:2009/1/31
観た所:茅ヶ崎ワーナーマイカル
IMDB

■感想
日本帰国中にちょうどチェのPart2が公開になったので、Part1とあわせて一気にみてきました。
Part1はキューバ革命の部分を取り上げてます。
カラーの革命戦争シーンとモノクロの後日の国連での演説シーンが交差するつくり。映像だけみると、トラフィックっぽいかな。
ナレーションによる説明などは一切ないので、原作(ゲバラ自身の手による革命戦争回顧録)を読んでいったほうがいいでしょう。
私はまだ読みかけだったんで、ちょっとよくわからない部分もありましたが、楽しめました。
実在の人物を描くときは立ち位置が難しいと思いますが、過度の美化もなくいい塩梅だったんじゃないでしょうか。
まぁもうちょっと武力革命の暗い面(粛清や内部闘争など)を描いてもよかったかなとも思いますが。
しかし、人の名前と顔がかなりおぼえきらんかった。
そのあたり押さえてから、もう一度みたいなぁ…
ソダンバーグは名監督といわれてるわりには、実はいまいちはまってなかったんですが、この映画はいままでで一番いいですな。
デルトロも好演。
あんなに顔が知られた人間を演じるのはさぞやプレッシャーだったろうて。
しかし、日本でみれてよかった。
全編ほとんどスペイン語だし、台湾でみたらさっぱりやったなこりゃ。

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆★ (大満足)
《薦》☆☆★ (好きな人以外にはわかりにくいかも)

投稿者 niimiya : 15:27 | コメント (0) | トラックバック

2009年01月18日

【本】スペース・オペラの読み方

スペース・オペラの読み方

著者:野田昌宏(のだ まさひろ)
装画:加藤直之
出版:ハヤカワ文庫 JA ノ 1 26 P446 ¥840
版数:初版2008/8
ISBN:978-4-15-030932-9
初出:1994/5 早川書房刊行『愛しのワンダーランド』
入手:新刊(アマゾン)
読んだ日:2008/12/7

■内容(カバーより)
稀代の“スペオペ大王”にして伝道師が、SF作家志望者のためにSF黄金時代の必読書を紹介するブックガイド。また、海外書籍の入手に奮闘した、日本SF黎明期の想像を絶する爆笑話や落涙必至の感動エピソードも多数収録した。「作品そのものより、野田氏のストーリー紹介のほうが面白い」とまで噂された、野田節全開の痛快エッセイ、名著『スペース・オペラの書き方』の姉妹篇!(『愛しのワンダーランド』改題文庫化)

■感想
昨年、惜しくも亡くなられた野田元帥。
私がいちばんSFを読んでた高校生のころにSFマガジンでよくコラムなど書いてたんですよね。
とはいえ、いままでちゃんと著作を読んだことはなかったのです。
古本屋で銀河乞食軍団シリーズなどちょこちょこ買ってたんだけど、全部そろったら読もうと思って読まずじまいになってしまいましたよ。
お亡くなりになられて今更ですが、初めて本を買って読みました。
全編からSFへの愛がにじみ出てる、というかしたたり落ちてますなぁ。
タイトルは前作(?)「スペースオペラの書き方」にならい「スペース・オペラの読み方」となっていますが、スペオペというよりも古き良きSF黄金時代の巨匠への思いが綴られています。
クラーク、アシモフ、ハインラインの三巨頭から、ブラッドベリ、ブラウン、シェクリィと・・・(ね、どこがスペオペやねん!でしょ)。
それぞれの作品が氏の独特の語り口で面白く解説されてて、もうひさびさにSFがむさぼり読みたくなってしまいましたよ。

かつてのSF少年たちにうむを言わせずお勧め。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

スペース・オペラの読み方 (ハヤカワ文庫JA)

投稿者 niimiya : 21:59 | コメント (2) | トラックバック

2009年01月17日

【本】チャイルド44

チャイルド44

原題:Child 44
著者:トム・ロブ・スミス(Tom Rob Smith)
訳者:田口俊樹
解説:田口俊樹
出版:新潮文庫  
    上巻 ス 25 1 P394 ¥705
    下巻 ス 25 2 P373 ¥667
版数:初版2008/9 4刷2008/12
ISBN:978-4-10-216932-2
入手:新刊
読んだ日:2008/12/6

■内容(上巻カバーより)
 スターリン体制下のソ連。国家安全省の敏腕捜査官レオ・デミドフは、あるスパイ容疑者の拘束に成功する。だが、この機に乗じた狡猾な副官の計略にはまり、妻ともども片田舎の民警へと追放される。そこで発見された惨殺体の状況は、かつて彼が事故と遺族を説得した少年の遺体に酷似していた……。ソ連に実在した大量殺人犯に着想を得て、世界を震撼させた超新星の鮮烈なデビュー作!

■感想
タイトルとカバーの解説から、実在した連続殺人犯チカティロを逮捕するまでを小説家したのかとおもって読んだのですが、チカティロからはアイデアを得た程度で内容は創作でした。
連続殺人ものを読むときには、捜査線かいくぐり犯行を続ける犯人と執念で追い詰める捜査陣(官)の息詰まる駆け引き、なんてのを期待してしまうのですが、本作では、スターリン時代の恐怖政治の下、体制側からはずれて追われる側に回りながらも犯人を捜す捜査官自体に焦点があたっています。
それなりに読ませてくれますし、一気に読み切ってしまったのですが、ちょっと好みとは違ったかな。
サスペンスというよりはアクション小説って印象でしょうか。
同じく圧政下で犯人を捜す「頭蓋骨のマントラ」をちょっと思い出しましたよ。
どちらも作者が舞台となった国の人ではないのが読んでて伝わってきて、ちょっとだけ違和感。

まぁそれなりに手に汗にぎって読ませますので、興味ある方は読んでみてもいいのではないでしょうか。
「このミステリーがすごい」の2008年海外版1位みたいですし。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆☆☆

チャイルド44 上巻 (新潮文庫)

チャイルド44 下巻 (新潮文庫)

投稿者 niimiya : 23:42 | コメント (0) | トラックバック

【本】タウ・ゼロ

タウ・ゼロ
原題:TAU ZERO
著者:ポール・アンダース(Pail Anderson)
訳者:浅倉久志
装画:Dave Archer/Edgerly Associates
出版:創元SF文庫 SF ア 2 5 P365 ¥580 
版数:1992/2
ISBN:4-488-63805-8
初出:1970年アメリカ
入手:BOOK OFF ¥100
読んだ日:2009/1/7

■内容(カバーより)
50人の男女を乗せ、32光年彼方のおとめ座ベータ星第三惑星をめざして飛びたった恒星船。だが不測の事態が発生する。生まれたばかりの小星雲と衝突s、その衝撃で場サード・エンジンの減速システムが破壊されたのだ!亜光速の船を止めることもできず、彼らはもはや大宇宙を果てしなく飛び続けるしkないのだろうか……?現代SF史上に一時代を画したハードSFの金字塔登場!

■感想
この本は私が大学にはいるかはいらないかのころの日本で翻訳が出て、当時、SF好きの間ではかなり話題になったと記憶しています。
その頃は、新刊で本買う余裕もあまりなかったんで、気になりつつも古本屋で出回ってきたら読もうと思いつつ、早幾とせ。
数年前に古本屋で出会ったときは、めっきりSF読まなくなってしまってたんで、買ったものの積ん読棚にほおりこみっぱなしになってました。
しかし、先日、野田元帥の「スペースオペラの読み方」読んだら、またぞろSF熱が蘇ってきたもんで、引っ張り出し的と読んでみました。
いやはや、読みだしてみたら、これがめっぽう面白い。
出張先のホテルで明日も仕事なのに夜更かしして読み切ってしまいましたよ。

簡単にいうと、恒星間宇宙船の減速システムが故障して、限りなく加速してしまうお話です。
一見そりゃもうおしまいだろって気がしますが、主人公がへこたれない男でして、失敗しても次から次に解決策をおもいつくんですな、そのアイデアがまさにセンス・オブ・ワンダー。
こりゃぁ、SFでしか味わえない醍醐味ですなぁ。

タイトルのタウ・ゼロの意味ですが、タウ(τ)ってのは、相対性理論の運動方程式に出てくる因子で、ある物体(宇宙船)が速度Vで移動してるときに、τはルート[1-(v^2/c^2)]になるんですな(cは光速)。
で、物体の速度Vが光速に近づいていくとτは0に近づくわけです。
まぁ質量のある物質は光速にはなれないので、実際はτはゼロにはならないのですが、限りなくどこまでもそれに近づいていくと。
で、τがゼロにちかづいてくと、なにがおこるかというと、宇宙船の外の系(地球)からみると、宇宙船の質量はどんどん大きくなっていって、船内の時間はどんどんゆっくりになっていくんですなぁ(いわゆるウラシマ効果)。
なもんで加速がすすんで、光速に近づけば近づくほど、外の世界の時間の流れがどんどん早くなってしまうというところがこの小説の胆です。
船内で何気なくすごす1日、1時間、1分、1秒がやがて地球の1日、1月、1年、10年…となっていく、この切なさ。
まさにSFでなければ描けない世界です。

日本で出版されたがのが1992年なんで、その数年前くらいに書かれたのかと思ってたんですが、アメリカでは1970年に出版されているんですね。
翻訳が新しいせいもあると思いますが、恒星間宇宙せんの原理描写などもふくめて全然古い感じがしないのはたいしたもんです。
ただ、背景に描かれる宇宙論が膨張/収縮宇宙論(っていうのかな)なんですよね。
そんなわけで、後半は現在支持されているビッグバン宇宙論とは相容れない展開なんですが、それでもこの作品の魅力はそこなわれていないです。(このあたりは巻末の役者による解説に詳しいです)
その時代にしか生み出し得なかった名作中の名作だと思います。

未読でしたら、ぜひ一読を。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆☆
《薦》☆☆☆☆

タウ・ゼロ (創元SF文庫)

投稿者 niimiya : 23:01 | コメント (0) | トラックバック

2008年10月11日

【本】ハリウッド・サーティフィケイト

ハリウッド・サーティフィケイト

著者:島田荘司
装丁:Getty Images
出版:角川文庫 し 9-7 ¥952 P828
版数:初版 2003/10
ISBN:4-04-168207-X
初出:単行本 2001年
入手:新刊
読んだ日:2008/10/4

■内容(カバーより)
LAPDに持ち込まれたスナッフフィルム。そこにはハリウッドの有名女優、パトリシア・クローガーが惨殺される様が映っていた。そして発見された死体からは、子宮と背骨が奪われていた!彼女の親友で女優のレオナ・マツザキが犯人探索を始めた。その過程で、女優志望のジョアンと出会う。彼女は記憶を失っており、何者かの手によってその体から子宮が摘出されているというのだ。事件との奇妙な符号を覚えるレオナ。そして第二の殺人が発生し……。なぜ女優の子宮は奪われたか?「虚構の都」ハリウッドを舞台に奇才が放つ長編本格ミステリ!!


■感想
この作者の御手洗潔シリーズは学生のころ好きでよく読んだのですが、本作はそのスピンオフ作品ってのかな。
御手洗シリーズの「水晶のピラミッド(だったかな)」にでてきたレオナ・マツザキが主人公となってます。

この本、5年ほど前に文庫化されてすぐに買ったのですが、なんども途中で投げ出して、ようやく読み終えました。

別に難しい内容なわけじゃないんですが、スナッフフィルムとか臓器売買とか、いまいち気が滅入る題材なものでねぇ、どうも入り込めなくて…
まぁ半分すぎてからようやく面白くなってきましたが…

それに、よく調べてハリウッドの暗部を描いてるのですが、正直あんまり興味がないというか…
また、ケルトの話もはいってくるのですが、いまいち、現代ハリウッドの舞台とはなじんでなかったような。

読み終わってもどうもしっくりこないというかねぇ
トリックなどは良くできた話なんですけどね(そうでもない?)。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆
《薦》☆☆

ハリウッド・サーティフィケイト (角川文庫)

投稿者 niimiya : 21:06 | コメント (0) | トラックバック

【本】美女と野球

美女と野球

著者:リリー・フランキー
装画:リリー・フランキー
出版:河出文庫 り 1-1 ¥520 P260
版数:7刷 2005/11 (初版 2005/10)
ISBN:4-309-40762-5
初出:雑誌「クロスビート」他、単行本刊行 1998年
入手:古本
読んだ日:2008/10/11

■内容(カバーより)
 好きなものは美女と野球。のんべんだらりんと、底の浅い濁流のような毎日。タキシードを着て司会をし、双子の姉妹やコントの国の人に会い、レコード会社を作り、オカンとオトンと三人で夜の東京タワーを見て……コク深くて笑いに満ちた、愛と哀しみのエッセイ集。「とっても思い入れのある本です」――リリー・フランキー

■感想
リリー・フランキーの本はじめて読みました。
書かれた時期的にはもっとも古い時代のものだそうです。
主にクロスビートに連載してたものをまとめたエッセイ集。

下ねたぶっちゃけ系のエッセイが苦手なもんでねぇ
いくつかかなり面白い話もあったけど、それ以上にちょっぴく話がおおかったなぁ

連載時にちょっと軽く読むくらいならいいっすけど。
まとめたのをいっきに読むとちょっとあくが強すぎて、お腹がもたれるねぇ

ただ、作者が、ミラクルタイプでみる以上に、奥の深い面白い人だとはわかりました。

東京タワー(未読)の下敷きになったと思われる、オカン(リリー・ママンキー)とのやりとりものってました。
(そこはわりと面白かった。)

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆
《薦》☆☆

美女と野球 (河出文庫)

投稿者 niimiya : 20:47 | コメント (0) | トラックバック

【映画】Body of Lies(ボディ オブ ライズ)

原題:Body of Lies
監督:Ridley Scott
製作総指揮:Michael Costigan他
製作:Ridley Scott他
脚本:William Monahan
原作:David Ignatius
音楽:Marc Streitenfeld
撮影:Alexander Witt
編集:Pietro Scalia
出演:
Leonardo DiCaprio ... Roger Ferris
Russell Crowe ... Ed Hoffman
Mark Strong ... Hani
Golshifteh Farahani ... Aisha

観た日:2008/10/11
観た所:台北 華威

■感想
何みるか決めずに映画館いったので、あまり待たないやつを適当にえらんでみてみました。

予備知識ゼロでしたが、911以降の今のCIAをリアルに描いた、なかなか見応えのある映画でした。
(まぁ本当のところをしってるわけでないので、リアルにみえるってことね。)
レッドフォードとブラット・ピットのスパイゲームとかにわりと近い感じかな。

見終わってから監督がリドリー・スコットだったことに気づきました。。
それを知ってたら迷わずに最初から選んでるっての。
しかし、御大も、だいぶお歳めされてるはずですが、まだまだ元気ですなぁ

スパイ映画は好きなんで、なるべく見るようにしてるけど、今の中東の出来事を真正面からとらえた映画は初めてでした。

衛星からの監視画像や、携帯電話でのやりとりなぞは今風だねぇ。

主演の二人は、
ディカプリオは中東で実際に体張ってる現場諜報員、
クロウはアメリカ本国から全体指揮をとる人、
の役柄。

方や(ディカプリオ)は銃弾飛び交う死地で飛び回りつつ携帯電話で、方や(クロウ)は娘のサッカー試合会場からヘッドセットでのやりとりはコントラストがはっきりしてておもしろかったね。

もうひとり重要な役回りで出てくる、ヨルダンの諜報部(GIDってのかな)のトップで役名ハニ。
これが、洒落てて、めちゃかっこええ。

ディカプリオはブラッドダイヤモンドとややキャラかぶるとこあるけど、いい感じに汚れてきたねぇ。
つい最近までアイドル路線からの脱皮にがんばってるなぁとかちょっとおもいつつみてたけど。
最近は普通に役者としてみれるねぇ
ブラッド~、デパーテッド、本作と、この路線はいいんじゃないかなぁ。

ラッセル・クロウはずいぶんふとってたなぁ。
インサイダーの時に近い体型でしたよ。
これまた役作りで太ったのかなぁ?
最近、この人の映画みてないのでなんともいえませんが…
(アメリカン・ギャングスタ見逃したしなぁ)
いずれにしろ、あまり動かないで指示だすだけって役柄にぴったりはまってる体型(と演技)でした。

概ね楽しめましたが、ちょっとストーリが複雑だったんで、英語の聞き取りか、中国語の字幕の読み取りがもそっと堪能であったらと思うのでした。
まぁ自分の問題ですが…

リアルなスパイ映画が好きな人と、リドリー・スコット好きにはお薦め。

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

投稿者 niimiya : 20:05 | コメント (2) | トラックバック

2008年08月24日

【映画】赤壁(レッドクリフ)

原題:赤壁
監督:呉宇森(John Woo)
製作総指揮:張家振(Terence Chang)他
製作:芦葦,
脚本:呉宇森、陳汗、盛和煜
音楽:岩代太郎
出演:
 周瑜 :梁朝偉(トニー・レオン)
 諸葛亮:金城武
 小喬 :林志玲(リン・チーリン)
 甘興 :中村獅童
 孫権 :張震(チャン・チェン)
 曹操 :張豊毅(チャン・フォンイー)
 劉備 :尤勇(ヨウ・ヨン)
 張飛 :臧金生(ザン・ジンシェン)
 関羽 :巴森(バー・セン、又は巴森扎布=バーサンジャブ)
 趙雲 :胡軍(フー・ジュン)

観た日:2008/8/17
観た所:台北 華威

■感想
知っている人は知っていると思いますが、この映画は前後篇にわかれているのです。
がっ、タイトルに「前篇」とついてるわけでもないし、広告でもそれを隠しているので、知らずに見に行って、がっくりきてる人が多いです。

そんな宣伝の仕方がちょっとあざといと思うわけです。

ま、そんなところをわかった上で見に行ったのですが、それでも終わり方は「あっ、ここで・・・」って感じ。

前後篇に分けるのはいいんだけど、それぞれを一本の映画としてちゃんと成立させてほしいのだよねぇ(Lord of the rings とか Kill Bill みたいに)

普通、娯楽映画ってのは、前半一山あって、おちついて、後半、ラストに向けてドドーンっと盛り上がるのが定番のパターンだとおもうのですが、この映画は前半の山が終わったところで、終わっちゃう感じなのだよね。

アーティストの意向に反して、レコード会社がかってにバラバラにして発売しちゃった2枚組CDの1枚目のようだ。
うーん、Keeper of the seven keys(Use your illusion でもいいけど)…

ま、長い一本の映画の前半分としては、そこそこ面白いんだけどね。
それで一本分の金とるなよって気はしますが…

セリフは中国語、字幕は中国語&英語なのですが、舞台がなじみの深い三国志だけに筋はちゃんと追えました。
字幕は最初は英語のほうをみてたんだけど、途中から中文のほうを読んでる自分に気づいた。英語追ってるとおっつかないんよね、その点中文は圧縮率が違う。
やるな表意文字!

三国志が舞台だけあって、戦い方は一騎当千なんですなぁ。
一人の英雄が百人単位の雑兵を相手にするんですわ。
ただ、表現はわりと武侠映画の延長のような感じで、ちょっと物足りなかった。
ジョン・ウーだったら、ゲームの三国無双みたいな感じで(やったことないんで想像)もっとぶっとんだ表現してくれるかとおもってたのになぁ…。

戦術や武器などは、新しい表現がいろいろあって面白かったかな。
リュック・ベッソンのジャンヌダルクをちょっと思い出しました。

メインの二人は周瑜と諸葛亮。
他に劉備・関羽・張飛・超雲・孫権・曹操…とお馴染みの面々。

それぞれのキャラクターのイメージが私が今まで持ってたのとはだいぶ違いました。
劉備は人のいい親爺だし、曹操はスケベおやじだし、孫権は悩める若様だし。
中国ではこんなイメージなんでしょうか?
それともジョン・ウー流の解釈なんかな。
関羽はちゃんと顔が赤かったな。

そういや、中村獅童がまたしても苦虫を噛みつぶしたような顔で演技してた。
そして、林志玲はきれいかった。

そして、そして、後篇はいつやるんだろうか…

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆☆

投稿者 niimiya : 23:09 | コメント (3) | トラックバック

【映画】The Mummy: Tomb of the Dragon Emperor(ハムナプトラ3)

原題:The Mummy: Tomb of the Dragon Emperor
中文:神鬼伝奇3
公開:2008 USA
監督:Rob Cohen(XXX)
脚本:Alfred Gough ,Miles Millar 他
製作総指揮:Chris Brigham他
製作:Sean Daniel他
音楽:Randy Edelman
撮影:Simon Duggan
編集: Kelly Matsumoto ,Joel Negron
出演:
Brendan Fraser ... Rick O'Connell
Jet Li ... Emperor Han
Maria Bello ... Evelyn O’Connell
John Hannah ... Jonathan Carnahan
Michelle Yeoh ... Zi Juan
Luke Ford ... Alex O'Connell
Isabella Leong ... Lin

観た日:2008/8/16
観た所:台北 華威


■感想
いやはや…
なんといっていいやら…

会社の企画でいったので、自腹もきっていないし、2もそんなにおもしろくなかったので、特に期待はしていなかったのですが……

予想をはるかに下回る出来…

2時間長っ…

お金かけたB級映画ってのがこのシリーズの売りだと思ってましたが、D級でしたな。

どっかの映画で見たことあるようなシーンのコラージュ…
それなら、それでパロディに徹してくれればいいんだけど、笑いのツボもどうもかみ合ってなくてちっとも笑えなかった。

ヒロインが役者が変わって、シガニーウィバーみたいなおばちゃんになってたんだけどど、あれはなんだ???
降板は仕方ないとして、もっといい代役さがそうぜぇ

今回の敵役は始皇帝もどきの人(ジェット・リー)なんだけど、そやつを蘇らす人民軍のステレオタイプな悪役とその恋人兼副官がいるんですが・・・(インディシリーズだとナチがやる役やね)。
この二人がまったく背景説明なし。
もうちょっと丁寧に背景えがけやぁ
説明全部はしょりやがって・・・
役者が好きな人(無間道の警部の人、こっちでサロンパスのCMやってるの)だったから、あの描き方にやたら腹たった。(死に際はちょっとよかったけど。)
それよりも、ひどいのが裏切る白人。
ま、この手の映画にはつきものの味方だとおもってたら~系なんですが
これもとりあえずお約束だから出しときましたって感じ。
そりゃ、お約束もいいけど、もうちょい演出つけろやぁっ!!

かなりうんざりな映画でした。

うんざり具合を確認したい人にはお勧め。

しかし、舞台がハムナプトラじゃなくなっても邦題はハムナプトラ3なんですな。
ま、どうでもいいですけど。

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆★
《薦》☆★

投稿者 niimiya : 01:10 | コメント (0) | トラックバック

2008年08月23日

【本】完全復刻 妖怪馬鹿

完全復刻 妖怪馬鹿

著者:京極夏彦 多田克己 村上健司
装丁:妖怪製作 荒井良、デザインFISCO
出版:新潮文庫 き 31 1 ¥629 P413
版数:初版2008/8
ISBN:978-4-10-135351-7
初出:2001/2 新潮OH!文庫『妖怪馬鹿』
入手:新刊購入
読んだ日:2008/8/18

■内容(カバーより)
妖怪馬鹿――お化けを愛してやまぬ者どものこと。本書は小説家・京極夏彦が、盟友である多田克己、村上健司と、妖怪という文化現象

■感想

タイトルどおり自他共に認める妖怪馬鹿の三人が妖怪について語りあう対談集。

鼎談のはずなんですが、進行役の(この本の企画人でもある)青木って編集者も話にはいりこんでいて、実際のところ四人でだべってるのを本におこしたって感じっすね。

まぁバカ話が多かったりするんですが、その隙間から三人三様の妖怪観が垣間見えてきて興味深い。(バカ話自体もそれなりに面白いんですが。)
一口に「妖怪」といっても奥が深くて、それ以上にとらえどころのないモノなのだなぁ。

しかし、この三人が話しをしていると、なにかっていうと水木しげる御大の話になるのね、これが。
この世界だともう別格なんだね。
生きている妖怪だそうな。

妖怪好きにはお勧め。

ちなみに京極夏彦自身がいろんな漫画家のパロディで書いたイラストが豊富に収録されていて、それを見てるだけでも結構面白い。
芸達者な人だわ、ホントに。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆★

妖怪馬鹿 完全復刻 (新潮文庫 き 31-1)

投稿者 niimiya : 19:21 | コメント (0) | トラックバック

【本】どちらかが彼女を殺した

どちらかが彼女を殺した

著者:東野圭吾
装丁:石倉ヒロユキ
解説:西上心太(推理の手引き)
出版:講談社文庫 ひ 17 20 ¥590 P355
版数:38刷 2008/1 (初版 1997/7)
ISBN:4-06-264575-0
初出:1996/6 講談社ノベルス
入手:新刊購入 台北 紀伊国屋 微風広場店 NT$289
読んだ日:2008/8/7

■内容(カバーより)
最愛の妹が偽装を施され殺害された。愛知県警豊橋署に勤務する兄・和泉康正は独自の“現場検証”の結果、容疑者を二人に絞り込む。一人は妹の親友。もう一人は、かつての恋人。妹の復讐に燃え真犯人に肉迫する兄、その前に立ちはだかる練馬署の加賀刑事。殺したのは男か?女か?究極の「推理」小説。

■感想
推理小説はちょくちょく読むのですが、基本的に頭つかわない(つかえない)ので、読者に挑戦系の推理小説はこまっちゃうんですよねぇ
探偵さんか刑事さんか早く謎解きしてよーって人任せスタンス。

ところが、この本はまさに読者に挑戦系のさいたるもの、なんてったって最後まで犯人明示されないんですから・・・
(ま、巻末の袋とじのヒントみるとだいたいわかりますけどね。)

でも文章が読みやすいのと、自力で犯人をつきとめようとする被害者兄と加賀刑事との頭脳戦が面白かったので、そんな私でも面白く読めました。

犯人あてが好きな人には是非お勧めしたい作品です。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)

投稿者 niimiya : 18:45 | コメント (0) | トラックバック

【本】覗き小平次

覗き小平次

著者:京極夏彦
装丁:造形製作 荒井良、デザイン FISCO
解説:宇月原晴明
出版:角川文庫 き 26-12 ¥629 P407
版数:初版2008/6
ISBN:978-4-04-362006-7
初出:2005/2 中央公論社 C★NOVELS
入手:新刊購入
読んだ日:2008/8/16

■内容(カバーより)
押入で死んだように生きる木幡小平次は、天下随一の幽霊役者。ある時、旅巡業の声がかかるが、それは凝り続けた愛と憎しみが解き放たれる修羅の幕開けであった。女房・お塚をはじめ、小平次の周りに蠢く生者らの欲望、悲嘆、執着が十重二十重に渦巻き絡み合い炸裂し――やがて一つの異形の愛が浮かび上がる。人間という哀しい華が圧倒的に咲き乱れる、これぞ文芸の極み。古典怪談に材を取った『嗤う伊右衛門』に続くシリーズ第二弾。

■感想

小平次ものってのはオリジナルをよくしらないんのですが、悪妻と間男に殺された幽霊役者が化けて出るって話ですよね、たぶん。

前作の『嗤う伊右衛門』同様、設定は押さえつつ京極流に新しい物語に仕上がっています。
もとの話が話しだけに、伊右衛門のように綺麗にできあがってはないような気もしますが、なかなか読ませてくれます。

小平次、お塚、多九郎、歌仙、動平と登場人物それぞれが複雑な内面を持っているんですが、だれにも共感できんかった。

彼らを通して人の在ること、在り様(ハイデガーっぽく言うならSeinか?)を描こうとしたのではないかと感じました。

ちなみに『怪』シリーズの又市が直接は登場しないのですが、裏で仕掛けをやっています。事触れ治平は堂々と登場。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

覘き小平次 (角川文庫 き 26-12 怪BOOKS)

投稿者 niimiya : 17:55 | コメント (0) | トラックバック

【本】オタク学入門

オタク学入門

著者:岡田斗司夫
装丁:新潮社装幀室
出版:新潮文庫 お 71 1 ¥629 P415
版数:初版2008/4
ISBN:978-4-10-134451-5
初出:1996年5月 太田出版、2000年10月新潮社OH!文庫
入手:新刊購入
読んだ日:2008/8/23

■内容(カバーより)
 1980年代に発生し、今や世界中の若者に浸透した「オタク」文化。本書は、第一人者がその本質を明らかにした、教養としての「オタク学」の金字塔である。「うる星やつら」「スター・ウォーズ」などを教材にした生態研究から見えてくるのは、ジャンルを超えることを恐れず、努力を厭わない、知的冒険者の姿である。「ガンダム」総監督・富野由悠季氏との対談「『ガンダム』は何を教えてくれるのか」収録。

■感想
レコーディングダイエットで有名な(???)著者の10年以上前の著作の再文庫化。
書き下ろされた当時と今では、世の中の状況や、「オタク」に対する世間の見方などもだいぶかわってきていて、ちょっと今更な部分もあるんですが、概ね楽しく読めました。
当時は「オタク」に対する世間の風当たりが強い時期でその擁護のためにも本書はかかれているそうな。

オタクってのは単に「マンガ」「アニメ」が好きな人のことではない、その本質は対象へのモノの見方にある。ってな、ことをいってるんですな。

ただ個人的にはあまり「オタクとは」的なことには興味はなくて
例としてでてくる「2001年宇宙の旅」や「ブレードランナー」の撮影方法や、少年マンガ誌変遷とかが「へ~」「ほ~」と単純に面白かったです。

昔、単行本出たての頃に買って読んだ気もするんだけど・・・
内容に覚えはまったくなかった…

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆★

オタク学入門 (新潮文庫 (お-71-1))

投稿者 niimiya : 13:29 | コメント (0) | トラックバック

2008年07月20日

【映画】The Dark Knight(ダークナイト)

原題:The Dark Knight
中文:黒暗騎士
製作:2008 USA
監督:Christopher Nolan
製作総指揮:Kevin De La Noyほか
脚本:Jonathan Nolan,Christopher Nolan
音楽:James Newton Howard , Hans Zimmer
撮影:Wally Pfister
編集:Lee Smith
出演:
Christian Bale ... Bruce Wayne / Batman
Heath Ledger ... The Joker
Aaron Eckhart ... Harvey Dent
Michael Caine ... Alfred Pennyworth
Maggie Gyllenhaal ... Rachel Dawes
Gary Oldman ... Lt. James Gordon
Morgan Freeman ... Lucius Fox

観た日:2008/7/20
観た所:台北 華威

■感想
同じアメコミといってもマーヴェルコミック(X-MENとかスパイダーマンとか)のやつは結構好きなんですが、DCコミック(バットマンとかスーパーマンとか)はあんまり興味なくて、バットマン・ビギンズも見逃していたりするのですが…
今回あえてタイトルから「バットマン」の字をはずしたその心意気をくんでみにいってみました。

んでもって、観てみたらこれがその名のとおりダークな映画で ^^;
ヒース・レジャーのジョーカーの演技はすごかったねぇ
この演技が彼を精神的に追い込んだのかもなぁ…
今更だけど、惜しい人を亡くしたもんだ…

旧シリーズがマンガ的だったのに比べて、本作はだいぶ写実的というか、現実的な表現を狙ってますね。
怪人も突飛な格好をしているわけでもなくてね。(主人公はともかく)
マーヴェルの映画との差別化なんでしょうか?
怪人の表現はあれでいいとおもうんだけど、ゴッサムシティはもっと、シンシティなみに個性豊かに描いてほしかった気もするね。
あれだと、ニューヨークとかロサンジェルス舞台にしてるのとそんなかわらないような…
まぁそこが狙いなのだとはおもいますが…

かなり長尺で、3時間近くあります。
見ごたえはありましたが、もそっとビシバシ編集してしまった映画にもよかったような気もする…

バットマンをささえる二人の男はマイケル・ケインとモーガン・フリーマンというすごい配役…
アカデミー賞コンビですな。

香港のシーンで、ちょっとだけ、流出さわぎのエディソン・チャン(陳冠希)がでてて、そこで館内が軽くざわめいてた…

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

投稿者 niimiya : 12:38 | コメント (0) | トラックバック

2008年07月06日

【本】星々の悲しみ

星々の悲しみ

著者:宮本輝
装画:佐藤忠良
解説:饗庭孝男
出版:文春文庫 348-1 ¥300 P230 初1984/8
ISBN:4-16-734801-4 C0193
初出:別冊小説新潮ほか(1979-1981)
単行本 1981/4 文藝春秋刊
入手:BOOK・OFF ¥100
読んだ日:2008/6/13

■内容(カバーより)
 喫茶店の壁にかかっていた一枚の絵「星々の悲しみ」。この薄命の画家の作品を盗み出し、ひとり眺め入る若者を描く表題作のほか、不思議なエネルギーをもつ輝かしい闇の時代・青春のさなかに、生きているあかしを、はげしく求める群像を、深い洞察を巧みな物語展開で、みごとに描いた傑作短編の数々。

■収録
 星々の悲しみ
 西瓜トラック
 北病棟
 火
 小旗
 蝶
 不良馬場

■感想
私世代にはネスカフェのCMでおなじみの宮元輝氏。
こんな著名な人なのに、著作を読むの初めてだったりします。
まぁとくに食わず嫌いをしてたわけでもないんですが縁がなかったというか…
んで、先日、Bookoffの100円コーナ漁ってたときに、大学のころ後輩のムラ君に薦められた記憶がふとよみがえたので、買ってきました。

タイトルが気に入ってこれを選んだので、代表作かどうかはしらないっす。
(代表作は「優駿」なのか??)
他の作品もこういう話なのかどうかもしらないっす。

表題作は実によかったですなぁ。

表題作以外にも他にも全体的に死をみつめた作品が多かったです。
結核をあつかった話もいくつかあったので、作者もかつて病んだことあるのかなぁって
ちょっと思いました。

こういう文学っぽいの普通よめるようになったんだなぁ
俺。
すごいぞ。

学生のころなら読み終わった後に間違いなくいってるなぁ
「で、オチは??」って。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆★

投稿者 niimiya : 22:16 | コメント (0) | トラックバック

【本】ナインスゲート

ナインスゲート
原題:EL CLUB DUMAS
著者:アルトゥーロ・ペレス・レベルテ(Arturo Perez-Reverte)
訳者:大熊榮
出版:集英社文庫レ5-1 初2000/4 ¥895 P562
ISBN:4-08-760373-3 C0197
初出:1993年原書出版、1996年 集英社単行本『呪いのデュマ倶楽部』
入手:BOOK・OFF ¥100
読んだ日:2008/6/15

■感想
昔、映画版を見たときに、「原作はもっと面白いに違いない!」とセンサーが働きまして。
先日、ブックオフの100円コーナーで発掘して買ってまいりました。

まぁ面白かったです。
面白かったですが…
ちょっと想像してたのと違ってたなぁ
もそっとオカルトな話かと思ってましたよ。

映画は『九つの扉』にまつわる話がメインでしたが、原作ではそれと同時にデュマの『三銃士』の肉筆原稿の話もからんできます。

原題の直訳は『デュマ倶楽部』だそうなんで、作者的にはデュマがメインだったんかな。(まぁタイトルは作者が決めてるとは限りませんが…)

この二つのネタがからんできつつ最後でうまくリンクするのかとおもいきや…
まぁネタばれになるんで詳しくは書きませんが…
最後まで二つの話が平行し続けたような小説でしたなぁ

オカルトネタが少なくてちょっと残念でしたが、そのぶんデュマがらみの薀蓄が豊富でそこは面白かったです。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆★

ナインスゲート (集英社文庫)


投稿者 niimiya : 21:52 | コメント (0) | トラックバック

2008年07月05日

【本】硫黄島 / 菊村到

題名:硫黄島
著者:菊村到(きくむら いたる)
表紙:生頼範義(カバーイラスト)
解説:三好徹
出版:角川文庫 き 29-1 ¥590 P309 初2005/9 4刷2007/2
ISBN:4-04-380001-0-C0193
初出:1957~1958 文学界、別冊文芸春秋、三田文学
入手:忘れた…
読んだ日:2008/7/1頃

■内容(カバーより)
 終戦から六年後のある日の夕方、ひとりの男が新聞社に勤める私のところに訪ねてきた。投稿前に硫黄島の岩穴にうずめてきた日記を米軍当局の許可を得て掘り出せることになった。そのことを記事にしてほしいという。
 私はいくつか疑念を抱きながらも記事にした。ところが、後日、彼は硫黄島に渡り、現地で自殺してしまう。男を死に向かわせたものは何だったのか。私は男の足跡を辿りはじめる。昭和文学史に名を残す不朽の戦争文学。

■収録
 硫黄島(芥川賞受賞作)
 しかばね衛兵
 奴隷たち
 きれいな手
 ある戦いの手記
 不法所持(文学界新人賞受賞作)

■感想
 戦争で文学なんですなぁ
 どれも戦争中の話か戦争が終わった後でも戦争を引きづった男のお話。
  
 しかし、残念ながら、まったくもって私のこころまで届いてくるものがなかったのですよ。
 波長があわなかったのか…
 私が戦争をしらない世代のせいか…
 
 ひとつ明確な理由は字の大きさ…
 最近の大手の文庫本はどれも比較的字は大きいですが、それにしてもこの本はデカイ、そして行間も広い… 
 お年よりや子供にも読みやすいという配慮なのかもしれないので、文句をつけるつもりはないんですが…
 小さい字がギュッとつまったような本のが好きなもんで、ここまでスカスカだと全然頭に内容がはいってこない…
 うーむ、こまったもんだ。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆
《薦》☆☆

硫黄島 (角川文庫)

投稿者 niimiya : 16:51 | コメント (0) | トラックバック

【映画】マルホランド・ドライブ (Mulholland Dr.)

邦題:マルホランド・ドライブ
原題:Mulholland Dr.
   2001年 USA/フランス 
監督:David Lynch
製作総指揮:Pierre Edelman
製作:Neal Edelsteinほか
脚本:David Lynch
音楽:Angelo Badalamenti
撮影:Peter Deming
編集:Mary Sweeney
出演:
Naomi Watts ... Betty Elms / Diane Selwyn
Laura Harring ... Rita
Melissa George ... Camilla Rhodes
Ann Miller ... Catherine 'Coco' Lenoix
Dan Hedaya ... Vincenzo Castigliane
観た日:2006/7/15
観た所:家 DVD

■感想
感想といっても、デビット・リンチな映画としかいいようないなぁ。
現実と幻想の境界線があやふやになってくのはいつもながら秀逸。
例によってよくわからないんだけれども、それが好きな人には好き、合わない人には合わないって映画ですな。
映画終わった後もしばらく、自分なりにいろいろ考えてみるのがまた楽しいのであった
ウェブを検索してみたら、みなさん「リンチ映画に完全解釈はない」といいつつ、いろいろな解釈をしてて面白い。
これぞ、リンチ映画の正しい楽しみ方なんです、なきっと。

そういえばツインピークスの続編つくるって話はどうなったのかなぁ

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆☆

マルホランド・ドライブ

投稿者 niimiya : 16:19 | コメント (0) | トラックバック

【映画】サイレントヒル (Silent Hill)

邦題:サイレントヒル
原題:Silent Hill
2006 / USA / Silent Hill DCP Inc.
製作:Don Carmody,Samuel Hadida
製作総指揮:Victor Hadida,Akira Yamaokaほか
監督:Christophe Gans
脚本:Roger Avary(Pulp Fiction,Reservoir Dogs)
音楽:Jeff Danna,Akira Yamaoka
撮影:Dan Laustsen
編集:Sebastien Prangere
出演:
Radha Mitchell ... Rose Da Silva (主人公)
Sean Bean ... Christopher Da Silva (主人公の旦那さん)
Laurie Holden ... Cybil Bennett (白バイの女性警官)
Jodelle Ferland ... Sharon / Alessa
観た日:2006/7/18

■感想
コナミの同名ホラーゲームの映画化。
バイオハザードはゲームから離れて映画としてがんばってつくってた感じですが、本作はゲームの世界を表現することを意識的にやっているのかなと思いました。
しかしながら、同時にゲームをやったことない人でも違和感なく楽しめる映画に仕上がってるとも思います。
この原作好きにも知らない人にも楽しめるようなバランスは奇跡的にすばらしいね。
ちなみにわたしはゲームは3だけやったことあります。

一応ジャンルとしてはホラーになるんでしょうが、超こえ~~っってほどではなかったですな。(怖さの感じ方は人それぞれですが…)
でも、尖ったのだめな人とか、虫だめな人はやめといたほうがいいかも ^^;

この映画の魅力は怖さに震えるよりも、この世界の裏と表にひたりきる楽しさかな。
特に世界が裏返るときの描写はすごいねぇ~

IMDBによるとこの監督、現在「鬼武者」撮影中らしいっすよ。
さてはゲーム好きだな…
主演 金城武…
ま、そうだよな。

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆★

サイレントヒル

投稿者 niimiya : 14:44 | コメント (2) | トラックバック

【映画】Ocean's Thirteen(オーシャンズ13)

邦題:オーシャンズ13
原題:Ocean's Thirteen
監督:Steven Soderbergh
製作:2007/6 USA Warner Bros. Picturesほか
製作総指揮:Bruce Bermanほか
製作:Jerry Weintraub
脚本:Brian Koppelman,David Levien
音楽:David Holmes
撮影:Steven Soderbergh
編集:Stephen Mirrione
出演:
 George Clooney as Danny Ocean (リーダー)
 Brad Pitt as Rusty Ryan (右腕)
 Matt Damon as Linus Caldwell (新米)
 Don Cheadle as Basher Tarr (爆発物)
 Bernie Mac as Frank Catton (イカサマディーラー)
 Casey Affleck as Virgil Malloy (双子)
 Scott Caan as Turk Malloy (双子)
 Shaobo Qin as "The Amazing" Yen (軽業師)
 Carl Reiner as Saul Bloom (往年の詐欺師)
 Eddie Jemison as Livingston Dell (電気)
 Elliott Gould as Reuben Tishkoff (実業家・心筋梗塞)
 Eddie Izzard as Roman Nagel (プログラマー 新規加入) ?
 Andy Garcia as Terry Benedict(ベラッジオのオーナー)
 
 Al Pacino as Willy Bank (敵役)
 Vincent Cassel as Francois "The Nightfox" Toulour(ヨーロッパ泥棒)
 Ellen Barkin as Abigail Sponder (敵役の秘書)

観た日:2007/6/18
観た所:台北 微風広場

■感想
見たの1年以上前ですが…
今更感想。

泥棒映画は好きなんで、このシリーズはついついみてしまいますな。

それにしても、これだけのメンバーを3作続けてそろえられるってのすごいっすねぇ
ソダンバーグとジョージ・クルーニーの人柄なんっすかねぇ

今回は基本にもどって(?)ラスベガスが舞台。
新たな敵役はアル・パチーノ。
老けたなぁ…
オーシャンチーム前作12人からの+1人はコンピューターの達人っぽい人。
出番はあまりなし!
ジュリアロバーツでてない分の一人分は今回は味方っぽいアンディ・ガルシアをカウントしておけばいいのだろうか?
Wikipediaの英語版では彼じゃなくFBIエージョント役の人がカウントされていたが…
それ誰だっけ??
あいかわらず誰と誰で13なのかよくわからん…

英語聞き取れなくて、ところどころよくわからんとこもあったが、概ね楽しめました。
毎回同じ感想でもうしわけないけど、これだけの登場人物をそれぞれに出番あたえて成り立たせるってのは大変やねぇ
監督もそうだけど、脚本も大変そうですね。

固定ファンはいそうなんで、この先も作りつづけるんですかねぇ
そして仲間は増え続けるんですかねぇ
これ以上増えたら収拾つかなそうですが…

ファイナルファンタジーみたいにオーシャンズ11のパート2とかはどうだろうか?
だめか。

前2作好きな人にはお薦め。
見てない人はたぶんついていけないと思います…

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

オーシャンズ13 (Blu-ray Disc)

投稿者 niimiya : 13:33 | コメント (0) | トラックバック

【映画】Live Free or Die Hard(ダイハード4.0)

原題:Live Free or Die Hard
邦題:ダイハード4.0
製作:USA 2007
製作総指揮:Arnold Rifkin,William Wisher Jr.
制作:Michael Fottrell
監督:Len Wiseman
脚本:Mark Bomback
音楽:Marco Beltrami
撮影:Simon Duggan
編集:Nicolas De Toth
出演:
 Bruce Willis ... John McClane (主人公)
 Timothy Olyphant ... Thomas Gabriel (敵役)
 Justin Long ... Matt Farrell (見方)
 Maggie Q ... Mai (敵)
 Mary Elizabeth Winstead ... Lucy (娘)
観た日:2007/8/19
観た所:台北 華威

■感想
これまた去年ですが、ボーンアルティメイタムと続けて、勝手に2本立てでみました。

髪の毛もすっかり薄くなってしまって、もういい年だけど、マクレーンさんはあいかわらず死なずにがんばってます。
タフだ…
今回はギークな男の子もいっしょにがんばってますよ。

悪役のタイプは前作とかぶってる気もしたけど、恋人にまじ惚れてるとことか微妙に違うか。

親子愛とかからめてくるいかにもハリウッドなとこがちょいウザですが、まぁ我慢できる範囲かな。

電子犯罪なとことか、娘と若造と協力してみたいなとこが、敵の構成とか、ちょっとセガールの暴走特急を思い出してしまった。あっちのは姪っ子だっけど。

まぁ、こういうすかっとする映画はいいですな。

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

ダイ・ハード4.0 (Blu-ray Disc)

投稿者 niimiya : 12:04 | コメント (0) | トラックバック

2008年06月30日

【映画】The Bourne Ultimatum(ボーン・アルティメイタム)

原題:The Bourne Ultimatum
邦題:ボーン・アルティメイタム
製作:2007 USA/独 115分 Universal Pictures
監督:Paul Greengrass
脚本:Tony Gilroy , Scott Z. Burns ,George Nolfi
原作:Robert Ludlum
音楽:John Powell
撮影:Oliver Wood
編集:Christopher Rouse
出演:
Matt Damon ... Jason Bourne
Julia Stiles ... Nicky Parsons
David Strathairn ... Noah Vosen
Scott Glenn ... Ezra Kramer
Paddy Considine ... Simon Ross
Edgar Ramirez ... Paz
Albert Finney ... Dr. Albert Hirsch
Joan Allen ... Pam Landy
観た日:2007/8/19
観た所:台北 華威

■感想
これまた、だいぶ前に見た映画ですが…
ジェイソン・ボーンシリーズの第3弾。
一応、完結編なのかな。

ついにボーン出生の謎が明らかに!
まぁ原作読んでたせいか、そこには驚きはさっぱりないのですが
このシリーズ相変わらずの冷徹なアクションはいいですな。

もちろん主役のマットデイモンも相変わらずよいのですが、
前作にもでてた、CIAの女ボス役パメラ・ランディ役の人(Joan Allen)がかっこいいっ…

近年あんまりなかった、良質なスパイもののシリーズだったんで、おわっちゃってちょっとさみしいかな。
まぁだらだらとやられてもやだけど…

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

ボーン・アルティメイタム

投稿者 niimiya : 21:00 | コメント (2) | トラックバック

【映画】I Am Legend(アイ・アム・レジェンド)

原題:I Am Legend
邦題:アイ・アム・レジェンド
中文:我是伝奇
製作:2007 USA
監督:Francis Lawrence(コンスタンチン)
脚本:Mark Protosevich,Akiva Goldsman
原作:Richard Matheson
音楽:James Newton Howard
撮影:Andrew Lesnie
編集:Wayne Wahrman
出演:
Will Smith ... Robert Neville
Alice Braga ... Anna
Charlie Tahan ... Ethan
Salli Richardson ... Zoe
Willow Smith ... Marley
観た日:2007/12/22
観た所:台北 華威

■感想
去年みた映画なのに、今更感想…

※以下ネタバレあり※

まったく予備知識なく映画をみたのだが、途中からゾンビものにかわってびっくりした。
「地球最後の男」の映画版だったのね…
でも、他にも人でてくるし…

前半のだーれもいないなかの愛犬との日々は実にいいですねぇ
わかりやすすぎるきらいはあったけど、ウィル・スミスの演技はよかったんじゃないでしょうか。
あと、犬も。
この人も、ALIあたりからずいぶん演技派になってきましたね。
(フレッシュプリンスのイメージはすでにないですなぁ)
見てないけど、前作の貧乏人が成り上がるやつも評判よかったみたいですしね。

エンディングはどうも、唐突でいままで伏線とつながってねーなーと思ったら。
やっぱり当初のエンディングから変更してるみたいっすね。
ザッツ・ハリウッドですなぁ
うへっ…

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆☆★

アイ・アム・レジェンド (Blu-ray Disc)

投稿者 niimiya : 20:55 | コメント (0) | トラックバック

2008年06月29日

【映画】The Incredible Hulk(インクレディブル・ハルク)

原題:The Incredible Hulk
製作:2008 USA
製作総指揮:Ari Arad
監督:Louis Leterrier
脚本:Zak Penn
音楽:Craig Armstrong
撮影:Peter Menzies Jr.
編集:Rick Shaine他
出演:
Edward Norton ... Bruce Banner
Liv Tyler ... Betty Ross
Tim Roth ... Emil Blonsky
William Hurt ... Gen. Thaddeus 'Thunderbolt' Ross

観た日:2008/6/22
観た所:京華城

■感想
最近おさかんなマーヴェルコミックの映画進出ですが、「またですか」と思いつつヒマがあるとついみちゃうのですなぁ

今回はマーヴェルユニバースで一番の怪力男、ハルクみてきました。

スパイダーマンがアメージングなように
X-MENがアンキャニーなように
ハルクはインクレディブルなわけですな。(なんのこっちゃ)

何年か前の映画版ハルクの続編なのかな?
ただ、キャストも違うし、見てなくても困らないつくりで、再映画化に近いかも。

内容は説明するまでもなく、ブルース(ハルクの元の人)が逃げて、見つかって、怒って、ハルクになって暴れて…って感じです。
でも、今回は強力な敵もでてきまっせ。

主役はエドワード・ノートン。優男なのにマッチョなキャラはぴったりやね。
ヒロインはリブ・タイラー。
敵役はティム・ロス。タランティーノの映画に出てたころと比べるとちょっと老けたなぁ。
素のままでハルクと戦ってるとこだけきりだすとどっちが主役かわからんね。
オープニングのとこにちょっとだけヒクソンでてまっせ。
笑った。

こんな怪力どうしが真正面からバトルするのはありそうでなかったですな。
サンダ対ガイラ(古っ)以来じゃなからろうか…
見ごたえありっす

例によって意味ありげな伏線もちらほらあったんで、続編作る気まんまんですな。…

青ハルクか??
それともXXXXXとクロスオーバー??
(ラストのラストでにやりとさせるシーンありっす。)

アメコミ好きな人はどーぞ。

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆★

投稿者 niimiya : 18:57 | コメント (0) | トラックバック

【映画】Get Smart (ゲットスマート)

原題:Get Smart
邦題:ゲットスマート (たぶん)
中文:特務行不行
製作:2008 USA
製作総指揮:Bruce Berman,Steve Carell
監督:Peter Segal
脚本:Tom J. Astle,Matt Ember
音楽:Trevor Rabin
撮影:Dean Semler
編集:Richard Pearson
出演:
Steve Carell ... Maxwell Smart
Anne Hathaway ... Agent 99
Dwayne Johnson(The Rock) ... Agent 23
Alan Arkin ... The Chief
Terence Stamp ... Siegfried
Masi Oka ... Bruce
Nate Torrence ... Lloyd
Ken Davitian ... Shtarker
David S. Lee ... Ladislas Krstic


観た日:2008/6/28
観た所:台北 華威

■感想
アイアンマン見に行ったら、前日で終わってた…
なもんで、軽く笑えそうなゲットスマートみてきました。。
こっちのタイトルは特務行不行。
スパイ系のコメディ映画っす。
もともとは60年代頃のTVシリーズだったみたいですな。

英語音声と中文字幕のせいで、ちょっと笑いがわからないとこもあったけど、おおむね楽しく見れました。
こういう映画は頭使わなくていいからいいね。

コメディにもかかわらず、アクションシーンは大掛かりで派手なつくりでしたよ。
うーん、ハリウッド!

主演の人はよくしらないんだけど、たぶんサターデーナイトライブ系のひとなんじゃないかと…

ヒロインは「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイ。
綺麗だ…

悪役はテレンス・スタンプ。
大好きなんですが…
お笑い映画では見たくなかった…
シクシク…

他には元レスラーのロックも出てました。
最近は本名でやってるみたいね。
だいぶ役者が板についてきたような気がします。
なんとなく「裸の銃を持つ男」のOJシンプソンを思い出したりした…(不吉だ)

他には最近なにかと話題(?)のマシ・オカを初めて見ました。
ギークな白人とコンビ組んでのオタク役
これが新しい日本人のステレオタイプなのだろうか…
ま、出っ歯にカメラよりはいいか。

あと、ビルマーレーがちょっとだけでてました。
だいぶ、老けたな…

難しい映画みたくないときにお薦め。
ちなみにコメディ映画は封切後すぐの混んでる映画館でみんなで笑いながら見るのが鉄則っす。

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

投稿者 niimiya : 12:24 | コメント (0) | トラックバック

2008年05月25日

【映画】インディ・ジョーンズ4 (原題:Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull)

原題:Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull
   2008 USA
製作:Kathleen Kennedy .... executive producer
   George Lucas .... executive producer
   Frank Marshall .... producer
   Denis L. Stewart .... co-producer
監督:Steven Spielberg
脚本:David Koepp (screenplay)
George Lucas (story)
音楽:John Williams
撮影:Janusz Kaminski
編集:Michael Kahn
出演:
Harrison Ford ... Indiana Jones
Cate Blanchett ... Irina Spalko
Karen Allen ... Marion Ravenwood
Shia LaBeouf ... Mutt Williams
Ray Winstone ... 'Mac' George McHale
John Hurt ... Professor 'Ox' Oxley
Jim Broadbent ... Dean Charles Stanforth
観た日:2008/5/25
観た所:台北 VIESHOW

■感想
インディ、いい感じに枯れてきたねぇ
しかし、アクションは無茶しすぎ、還暦すぎてんのに元気すぎだろ!
最初はダイハード観てるかと思いましたよ。
そんな声にこたえて(??)、若造も登場。
世代交代で続けるんかな、インディシリーズ。

前の3作のように開始から引き込まれる感じではなかったんだけど、これは私が年取ったせいか、英語聞き取れなかったせいかも
ただ、後半にいくにつれ素直に楽しめた。

展開は捕まって、逃げ出して、また捕まって、謎といて、遺跡いって、遺跡くずれて…っとお約束どおり。
ワサワサでてくるシリーズや、蛇嫌いネタも洩れなくフォロー

今回は舞台は戦後(1957年だったかな?)。
映画の前半には原爆実験、赤狩り、IVYにロカビリースタイル(?)と、時代を映す要素ももりだくさん。
ここんところは、しっかりつくってますなぁ

ところどころ、ちょっとやりすぎだろってとこもあったけど…ね。
原爆実験のとことか…

戦後なんで、悪者はナチスではなく、冷戦相手のソビエトっす。
敵役の女将校がいい味出してるんだぁ
エンドクレジットで、ケイト・ブランシェットと知ってビックリ。
髪が黒くてさっぱりわからんかった…
言われてみりゃぁあの特徴的な目はそうだよな。
好きなんだなぁ、あの女優さん。

私のような世代にはインディ・ジョーンズはこれだよこれと確認する楽しさがありましたな。
ジョン・ウィリアムスのあのテーマが流れてくると脊髄反射でインディ応援しちゃうからね。
まぁ、あまりにもお約束すぎるんじゃないのと思わんこともなかったですが、
楽しめました。


続編あるとしたら、次のオーパーツはなにかね??
一作おきにキリストものだから、聖骸布かね。
個人的には恐竜土偶あたりをとりあげてもらえるとうれしいのだが…

そういや、最初のとこで、失われたアークちょっと映ってた????

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

投稿者 niimiya : 23:53 | コメント (4) | トラックバック

2008年04月11日

【本】Q&A / 恩田陸

題名:Q&A
著者:恩田陸
解説:森川嘉一郎(建築学者)
出版:幻冬舎文庫 お 7 8 ¥600 P374 初版2008/4/10
ISBN:978-4-344-40936-1
初出:単行本 2004/6 幻冬舎
入手:新刊購入
読んだ日:2008/4/10

■内容(カバーより)
都下郊外の大型商業施設において重大死傷事故が発生した。死者69名、負傷者116名、未だ原因を特定できず――多数の被害者、目撃者が召還されるが、ことごとく食い違う証言。防犯ビデオに写っていたのは何か?異臭は?ぬいぐるみを引きずりながら歩く少女の存在は?そもそも、本当に事故なのか?Q&A

■感想
会話形式で出来てる話とはしってましたが、謎解き系の推理小説だと思ってました。
これがじんわり怖いお話でした・・・
対話により輪郭は語られるのですが、核心は藪の中…
群盲象をなでるとはこのことか
結局なんだったぁぁ
まぁどんな内容にしろ、ネタあかしをしちゃうと「な~んだ」になってしまうんでしょうけどね。
最後の一章の意図はいまいち読みきれず…

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

Q&A

投稿者 niimiya : 00:01

2008年04月10日

【本】ネコを撮る

ネコを撮る

著者:岩合光昭(いわごう みつあき)
出版:朝日新聞社 朝日新書033 ¥720 P206 初2007/3
ISBN:978-4-02-273133-3
入手:戴き物
読んだ日:2008/4/10

■感想
動物写真家として著名な岩合さん。
トーシロの私が知ってるくらいだから、その世界では超有名なはず。
が、ネコを撮る心得をしたためた本。

技術論というより、猫に対する思いや撮影時の心構えといった内容がメイン。

作者の猫に対する愛情もつたわってきます。

写真もいくつかのってるんですが…
やっぱうまいわー(←あたりまえ)

軽く読めるので、下記のような人にはお薦め。
岩合さんが好きな人。
ノラ猫みかけるとついカメラ向けちゃう人。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆

ネコを撮る (朝日新書 33)

投稿者 niimiya : 12:43 | コメント (0) | トラックバック

2008年03月06日

【映画】Jumper(ジャンパー)

原題:Jumper
製作:Simon Kinberg他
監督:Doug Liman(ボーン・アイデンティティー)
脚本:David S. Goyer他
原作:Steven Gould
音楽:John Powell
撮影:Barry Peterson
編集:Saar Klein
出演:
 Hayden Christensen as David Rice(主人公)
 Samuel L. Jackson as Roland Cox(敵役)
 Jamie Bell as Griffin(別のJumper)
 Rachel Bilson as Millie Harris (ヒロイン)
 Diane Lane as Mary Rice(お母さん)
 Michael Rooker as William Rice(お父さん)
観た日:2008/3/2
観た所:台北 VIEWSHOW

■感想
 どえらく、ひさびさに映画みにいってきました、今年初だから少なくとも3ヶ月ぶり…
 いかんのぉ
 本当はNo country for old man(タイトル・つづり適当)とやらを観るつもりが、のたくさ行ったせいですでに上映時間すぎてました、しかたないので(←失礼)、Jumperとやらをみてきました。
 
 内容はいたってシンプルで瞬間移動能力を有する主人公(達)と、なんでか(宗教上の理由?)能力者を狙う組織(パラディン)の戦いのお話です。

 わかりやすくいうとX-MENメンバーがみんなナイトクローラーで、センチネルがロボットじゃなくてふつうの人間になったと思えばいいでしょう。
 うん、逆にめちゃわかりにくいね。
 「それをいうなら、ナイトクローラーじゃなくて、むしろライラ・チェニイだろ!」とかいうツッコミはますますわからなくなるのでいらないです。はい。
 
 なんとなくよくある設定のような気がしますが、主人公側のほうが絶対有利な能力を持ってるって設定はちょっと珍しいかもしれませんね。
 プレデターの善悪を逆にするとちょっと似てるかも(あれは瞬間移動じゃなくて透明化でしたが)。
 映画の中ではパラディン側は近代的な兵器を駆使してがんばっていました。
 でも、中世とかから戦ってるみたいなんで、昔は絶対的に不利だったろうなぁ
 その時代に徹底的に殲滅しとけばよかったのにね、ジャンパーさんたち。

 まぁ予想どおり内容はいたってシンプルなんで、英語たいしてききとれなくても苦にならず、頭つかわずみれました。
 瞬間移動のシーンはなかなかスピード感あって楽しい。
 んで、世界各地あちこち飛び回るので映像も飽きないつくりです。
 日本もでてきます、銀座駅の前で景色は渋谷だったりしますが、そこはご愛嬌。
  
 テレポーテーションものは、位置エネルギーと速度エネルギーはどうなってるんだとか、絶対座標がどーとかいいだすときりがなさそうですが、まぁなにも考えずに見るほうがむいてる映画ですね。
 一応、移動したあとに真空状態が発生してたり、通電されちゃうとジャンプできなかったりとそれなりに法則性はありそうではあります。

 ちなみに続編作る気まんまんっぽいので、ヒットしたらもれなく2があるでしょう。
 そして、2では露骨に3への伏線とかはりそうです。

 キャストについてですが、主役はヘイデン・クリステンセンだったんですね。
 スターウォーズ以外で見るの初めてだったけど、アナキンのイメージは拭えてたように思います。
 本人にとってはよかったのでないでしょうか。私にとっては可もなく不可もなくでしたが…
 敵役のサミュエル・L・ジャクソンはやっぱ格好いいなぁ。
 って、この二人よく考えたらジェダイコンビじゃないですか…
 二人ともイメージ全然違うんで観てる最中、全然気がつかなかった…
 ヒロインはよさがさっぱりわからなかったっす。^^;
 あ!お母さん、ダイアン・レインだったのか…
 
■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆★(まぁまぁ)
《薦》☆☆★

投稿者 niimiya : 00:14 | コメント (0) |