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2006年11月06日

【本】蛇を踏む

蛇を踏む
著者:川上弘美
表紙:河原朝生(画) 大久保明子(AD) 
出版:文春文庫 か 21-1
ISBN:4-16-763101-6
初出:文学界・野生時代、単行本 文芸春秋刊 1996

■内容(カバーより):
 藪で、蛇を踏んだ。「踏まれたので仕方ありません」と声がして、蛇は女になった。「あなたのお母さんよ」と、部屋で料理を作って待っていた……。若い女性の自立と孤独を描いた芥川賞受賞作「蛇を踏む」。〝消える家族〟と〝縮む家族〟の縁組を通して、現代の家庭を寓意的に描く「消える。」ほか「惜夜記」を収録。

■収録:
 蛇を踏む
 消える
 惜夜記

■感想
 そうそう、これこれ。
 こういうわけわからん(大変失礼… ;)のが俺のでの芥川賞のイメージ。
 前に読んだパークライフが淡々とした本だったんで、なんとなく安心しました(←なんでや?)。
 まぁ、何賞とってようが内容とはまったく関係ないんですけどね…^^;
 内容は上手に説明できないのですが、まぁ簡単にいうとわけわからん話(だから…悪い意味じゃなくてね)なんですな。
 
 上っ面ばっか読んじゃってるので、カバーに書いてある「若い女性の自立と孤独~」「現代の家庭を寓意的に~」なんてのは当然読み取れず、結局の感想が…わけわからんのぉ…でした。
 でも、わけわかんないのは基本的に嫌いじゃないです。
 ただ、狙いだと思いますが、「蛇を踏む」と「消える」はちょっと気持ち悪いわけわからなさなんですな、どうも腸の奥のほうがモヤモヤする感じ…
 なんかいや~~な感触がしばらく残りました
 「惜夜記」は短い話が19話つまってる、「一千一秒物語」みたいな構成で、この本の中では一番好きかな。

■評価
《俺》☆☆★
《薦》☆☆★

蛇を踏む (文春文庫)

投稿者 niimiya : 2006年11月06日 23:18

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