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2009年03月28日

【本】蒸発した男

蒸発した男

原題:THE MAN WHO WENT UP IN SMOKE
著者:マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー
訳者:高見浩
装画:日暮修一
出版:角川文庫 赤520-5 ¥380 P
版数:初版1977/5 6刷1984/4
ISBN:4-04-252005-7
初出:原著刊行1966年
読んだ日:2009/1/25

■内容(カバーより)
 取材でハンガリーを訪れたルポ・ライター、アルフ・マトソンは、そのまま消息を絶ってしまった。ハンガリーを出国した形跡もない。
 この失踪事件が表沙汰になれば、両国の関係にひびが入りかねない。単身ブダペストに飛び、マトソン蒸発の真相を探るのが、マルティン・ベックに課せられた使命だった。(以下略)

■感想
マルティン・ベック シリーズ第2弾
前作はオーソドックスな警察小説でしたが、本作はやや国際的そしてミステリーらしいトリックも盛り込まれてます。でも、最後は社会派なのだな。
休暇から呼び出されちゃったベックさんはハンガリーに出張です。
その地で消えたジャーナリストを捜し出さなければならないのです。
共産圏の異国の地で、謎のヤングガールに誘惑されながらも、一人孤軍奮闘なベックさん。

そして最後はいつものように切ない結末。

このシリーズ、やっぱ、おもしろいわ。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

蒸発した男 (角川文庫 赤 シ 3-2)

投稿者 niimiya : 2009年03月28日 22:21

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