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2003年09月10日
【本】続巷説百物語
続巷説百物語
[著者]
京極夏彦
[出版]
中央公論新社 C★NOVELS 73-3 \1300 P763 初2003/
[初出]
単行本 2001/5 角川書店刊行
[入手]
新刊(初版)
[内容] (http://www.chuko.co.jp/new/20038/500816.html より)
打ち首にしても三度首が繋がって生き返る悪党、行き合うと命を落とすという七人みさき。
怪異の裏に人世の悪がある――人心を巧みに弄して物怪を現出せしめる御行の又市が裁かれぬ悪を裁く!
[感想]
タイトルどおり巷説百物語の続編で、今回も裁けぬ悪を妖怪仕掛けで退治してしまう連作集であります。
続編といってもそこは京極夏彦、単純に前作の後日譚ではなく時系列的に交差する出来事を描いてます。
前作では1作目の出会いの後いきなり又市に協力していた百介ですが、今回の1作目ではそこにいたる経緯が描かれています。
さらにお銀の過去、又市の因縁なども描かれて、より深い話になってきてます、ただその分騙しのカタルシスはあまり感じられなかったのが残念。
2冊まとめて読むのがおすすめ~
[評価]
《俺》☆☆☆
《奨》☆☆☆(前作といっしょに読もう~)
投稿者 niimiya : 2003年09月10日 22:46
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