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2007年03月11日

【本】吉田電車

題名:吉田電車
著者:吉田戦車
表紙:吉田戦車、(デザインVERSO)
挿絵:吉田戦車
解説:酒井順子
出版:講談社文庫 よ 32 2 ¥514 P235
ISBN:978-4-06-275631-0
初出:Web現代 2002/12-2003/5 単行本2003/9
入手:新刊

■内容(カバーより)
 人気漫画家が鉄道の気配と麺を求めて全国を巡る「電車の旅」エッセイ。懐かしいセンスあふれる近鉄特急で「いつもと違う感」を満喫。伊勢うどんをすすれ!大江戸線では異様な駅名「面き番」に困惑し、西部多摩川線で八王子系ラーメンに邂逅。健康的イラスト&写真満載の○車シリーズ第2弾。解説・酒井順子

■感想
 自転車でぶらぶらして麺(じゃなくてもいいのだが)を喰らう楽しさを教えてくれた、俺の心のバイブル「吉田自転車」の続編。
 タイトルはズバリ「吉田電車」……ってオイ^^;
 まぁ、電車も好きだったのかと、読み進めて見れば、別に鉄道マニア的に好きというわけでもないみたい。
 
 そんなわけで、ぶらぶら電車のって、どうでもいいものに感心して、麺くってという内容。
 
 こういうエッセイって文章の上手下手ってのも大事なんだと思いますが、本人らしさ(オリジナリティといってもいいかも)が肝要だわね。

 その点では、この人の書く文章は上手というわけではないのですが、文字と文字の間からも「吉田戦車」が滲み出てて、実にいいねぇ

 ぶらっとしてるだけなのに、目のつけどころが実に面白いのよのぉ

 えらいあっさり読めるので、疲れた方に、また、どこかにぶらっとでかけたい人にお勧め。

 第3弾も期待!こんどは世界の戦車にのりまくる、「吉田戦車の吉田戦車」か!??

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆★

■引用(P186 「第17回 毛の謎! 前厄軍団がゆく)

 俺は昭和三十八年生まれで、今年前厄だ。
 前厄とはなんだろうか。
 いうまでもなく本厄が一番気をつけなければならない年だが、辞書を調べると、前も後も「本厄についでやばいので、気をつけろ」ということだった。
 つまり前厄後厄は、厄の野郎のいわばウォーミングアップ、クールダウンなのであろうと考えた。
 うかうかしてはいられない。厄の体がまだ暖まらないうちに、先制の一撃を加えることにした。

吉田電車

投稿者 niimiya : 2007年03月11日 23:51

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