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2005年01月20日

【本】オー・ヘンリー傑作選

オー・ヘンリー傑作選
[著者]オー・ヘンリー
[訳者]大津栄一郎
[出版]岩波文庫 赤330-1 初(1979/11) \400 P253
[入手]ブックオフ \100 17刷(1988/5)
[内容](カバーより)
 
■感想
いやはや、今更ながら初めてちゃんと読んだなぁ

なんとなく知っている話が多いのだけれども、オリジナル(っても訳文ですが)を読むと意外と新鮮であったりしますねぇ

「最後の一葉」なんかも、なんとなく「可哀想な幼い少女のために老画家が…」ってなイメージで捉えてたけど、微妙に違うのね。

必ずしもいい話ばかりでもないんですが、サキなんかと違って全篇通して人生に肯定的な優しさが感じられました。

今更すぎて特にお薦めはしませんが… ^^;

どうでもいいけど、オー・ヘンリーって本名じゃないのね。

■評価
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆


■引用(P246 「伯爵と結婚式の客」より)
 若者の悲しみと老人の悲しみの違いは、こうだ。若者の重荷はだれかと分かち持てばそれだけ
軽くなるが、老人はどんなに人に分け与えても、同じ悲しみが残るのだ。

オー・ヘンリー傑作選 (岩波文庫 赤 330-1)

投稿者 niimiya : 2005年01月20日 00:30

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