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2006年05月20日

【本】プリズム

プリズム
著者:貫井徳郎
表紙:(写真)Theodora Vambounakis (装幀)岩郷重力+WONDER WORKZ
出版:創元推理文庫 Mぬ-1-2 初2003/01
ISBN:4-488-42502-9
入手:古本 ¥100

■内容(カバーより):
 小学校の女性教師が自宅で死体となって発見された。傍らには彼女の命を奪ったアンティーク時計が。事故の線も考えられたが、状況は殺人を物語っていた。ガラス切りを使って外された窓の鍵、睡眠薬が混入された箱詰めのチョコレート。彼女の同僚が容疑者として浮かび上がり、事件は容易に解決を迎えるかと思われたが…『慟哭』の作者が本格ミステリの極限に挑んだ衝撃の問題作。

■感想
各章ごとに前の章で犯人だと思われた人が推理をするというスタイルで、芥川の藪の中(さすがに被害者の本人の推理はないですが…)の推理小説版のような話です。

で、真相は読者にあずけられて、最後まで明示されませんので、モヤモヤするかも。

私も、あんまり考えない人間なんで、
モヤモヤ、モヤモヤ、モヤモヤ…

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆☆★

プリズム (創元推理文庫)

投稿者 niimiya : 2006年05月20日 21:01

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