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2008年08月24日
【映画】赤壁(レッドクリフ)
原題:赤壁
監督:呉宇森(John Woo)
製作総指揮:張家振(Terence Chang)他
製作:芦葦,
脚本:呉宇森、陳汗、盛和煜
音楽:岩代太郎
出演:
周瑜 :梁朝偉(トニー・レオン)
諸葛亮:金城武
小喬 :林志玲(リン・チーリン)
甘興 :中村獅童
孫権 :張震(チャン・チェン)
曹操 :張豊毅(チャン・フォンイー)
劉備 :尤勇(ヨウ・ヨン)
張飛 :臧金生(ザン・ジンシェン)
関羽 :巴森(バー・セン、又は巴森扎布=バーサンジャブ)
趙雲 :胡軍(フー・ジュン)
観た日:2008/8/17
観た所:台北 華威
■感想
知っている人は知っていると思いますが、この映画は前後篇にわかれているのです。
がっ、タイトルに「前篇」とついてるわけでもないし、広告でもそれを隠しているので、知らずに見に行って、がっくりきてる人が多いです。
そんな宣伝の仕方がちょっとあざといと思うわけです。
ま、そんなところをわかった上で見に行ったのですが、それでも終わり方は「あっ、ここで・・・」って感じ。
前後篇に分けるのはいいんだけど、それぞれを一本の映画としてちゃんと成立させてほしいのだよねぇ(Lord of the rings とか Kill Bill みたいに)
普通、娯楽映画ってのは、前半一山あって、おちついて、後半、ラストに向けてドドーンっと盛り上がるのが定番のパターンだとおもうのですが、この映画は前半の山が終わったところで、終わっちゃう感じなのだよね。
アーティストの意向に反して、レコード会社がかってにバラバラにして発売しちゃった2枚組CDの1枚目のようだ。
うーん、Keeper of the seven keys(Use your illusion でもいいけど)…
ま、長い一本の映画の前半分としては、そこそこ面白いんだけどね。
それで一本分の金とるなよって気はしますが…
セリフは中国語、字幕は中国語&英語なのですが、舞台がなじみの深い三国志だけに筋はちゃんと追えました。
字幕は最初は英語のほうをみてたんだけど、途中から中文のほうを読んでる自分に気づいた。英語追ってるとおっつかないんよね、その点中文は圧縮率が違う。
やるな表意文字!
三国志が舞台だけあって、戦い方は一騎当千なんですなぁ。
一人の英雄が百人単位の雑兵を相手にするんですわ。
ただ、表現はわりと武侠映画の延長のような感じで、ちょっと物足りなかった。
ジョン・ウーだったら、ゲームの三国無双みたいな感じで(やったことないんで想像)もっとぶっとんだ表現してくれるかとおもってたのになぁ…。
戦術や武器などは、新しい表現がいろいろあって面白かったかな。
リュック・ベッソンのジャンヌダルクをちょっと思い出しました。
メインの二人は周瑜と諸葛亮。
他に劉備・関羽・張飛・超雲・孫権・曹操…とお馴染みの面々。
それぞれのキャラクターのイメージが私が今まで持ってたのとはだいぶ違いました。
劉備は人のいい親爺だし、曹操はスケベおやじだし、孫権は悩める若様だし。
中国ではこんなイメージなんでしょうか?
それともジョン・ウー流の解釈なんかな。
関羽はちゃんと顔が赤かったな。
そういや、中村獅童がまたしても苦虫を噛みつぶしたような顔で演技してた。
そして、林志玲はきれいかった。
そして、そして、後篇はいつやるんだろうか…
■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆☆
投稿者 niimiya : 2008年08月24日 23:09
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コメント
三国志、なつかし~
中国人の作った映画に金城武に中村獅童なんかも出てるんだー。
投稿者 Kentaro : 2008年08月25日 08:40
友達カップル(台湾人&アメリカ人)が週末みて、やはりガックリきたようです。
アメリカだったら、かなりのブーイングだとか・・・。続編は来年1月ごろみたいですよ。
来年の上映には、先に1のあらすじを流してから2を始めて欲しいです。
投稿者 ヤワコ : 2008年08月25日 16:51
>Kentaroさん
この映画はだいぶ日本からも出資してるみたいだからねー(avexとか)。
音楽も日本の人だし。
中村獅童はちょくちょくこっちの映画でてる印象やね。
今あいに行きますはこっちでもヒットしてたみたいだから、わりと顔はしられてるのかも。
金城武はもともと台湾芸能界出身だし、今の活動主体は中国映画っすよ。
逆に日本の映画で主演はってるのって、不夜城(だっけ?)とリターナくらいじゃない?
>ヤワコさん
来年ですか。
あらすじと言わず、まるまる流してほしいですな。
なんとなく、続けてみないと評価にたらないような映画な気がします…
投稿者 niimiya : 2008年08月26日 21:43