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2009年10月25日
【本】レモン月夜の宇宙船
レモン月夜の宇宙船
著者:野田昌宏
装画:加藤直之
装丁:東京創元社装幀室
解説:高橋良平
出版:創元SF文庫 SF の 1 1 ¥1000 P498
版数:初版 2008/11
ISBN:978-4-488-73101-4
初出:連載SFマガジン他。単行本「レモン月夜の宇宙船」早川書房刊行、「SFパノラマ館」北冬書房刊行
入手:新刊購入 AMAZON
読んだ日:2009/10/18
感想書いた日:2009/10/25
■内容(カバーより)
SF研究家、翻訳家、作家として活躍し愛された野田昌宏。その作家活動の第一歩となった作品を表題とした第一短編集を大幅増補、書籍初収録短編一編と初期の傑作エッセイの数々を加えて贈る。生涯の名台詞となる「SFってなァ、結局のところ絵だねェ」が誕生したエッセイ、生涯の愛称となった「宇宙郡大元帥」を初めて名乗った小説風記事も収録した。詩情に満ちた名品ぞろいである。
■感想
故野田昌宏さんの、初期短編とエッセイをあわせた本。
短編はすべて自分を主人公として、日常の延長線上に黄金時代のSFが展開される作りで、作者のSF愛が伝わってきます。
エッセイ部分からは、なおいっそうパルプ誌時代のSF(スペースオペラ)への愛があふれ出してますが、内容的に「スペース・オペラの読み方」とかぶりまくってしまっているのはちょっと残念。
でも、タイトルもカバーもいいし、オールドSF好きは買うべし。
あ、今気づいたんですが、この本、創元から出てるんですね、初出誌もSFマガジンが多いし、てっきりハヤカワ文庫だと思ってました(元々はハヤカワJAから出てたようです)。
■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆
投稿者 niimiya : 2009年10月25日 12:27
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