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2002年12月19日

【本】ウロボロスの偽書

ウロボロスの偽書
著 竹本健治
出 講談社ノベルス \1200 P561 ※絶版

■感想
同じ著者の『匣のなかの失楽』が面白かったので、がんばって古本屋を探し歩いて買いました。

で、読み始めてすぐに気づいたのですが…
この本、去年の春先に図書館で借りたのに、1ヶ月近く延滞したあげく読み終わらずに返却した本でした…

でも、今回はがんばって最後までよむことにしました。
前半は前回同様あんまおもしろくないんだけど、
我慢してよんでると中盤から徐々にはまってくる。
『匣のなかの失楽』同様、メタ構造で頭のなかはグルグル~

でも、ラストはしっくりこないなぁ
(それが作者の狙いなんだろうけどね…)

作者自身を始め、実在作家がわんさか出てきます。
実名小説って内輪ネタっぽくなってやっぱ好きじゃないです。

例によって一読では読みきれてない感いっぱいですが、もう一度読むずく(気力)はないなぁ

結論としては、『匣の~』のが好き。
でも、続編『ウロボロスの基礎理論』もがんばって読んでみまーす。

■評価
☆☆★

ウロボロスの偽書 (講談社ノベルス)

投稿者 niimiya : 2002年12月19日 21:08

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