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2007年02月20日

【本】地を這う虫 / 高村薫

地を這う虫
著者:高村薫
装画:西口司郎
装幀:多田和博
出版:文春文庫 た-39-1 P227 ¥448 初1999/5 3刷1999/6
ISBN:4-16-761601-7
初出:単行本(文藝春秋刊)1993/12
入手:BOOK・OFF ¥100

■内容(カバーより)
 「人生の大きさは悔しさの大きさで計るんだ」。拍手は遠い。喝采とも無縁だ。めざすは密やかな達成感。克明な観察メモから連続空き巣事件の真相に迫る守衛の奮戦をたどる表題作ほか、代議士のお抱え運転手、サラ金の取り立て屋など、日陰にありながら矜持を保ち続ける男たちの、敗れざる物語です。深い余韻をご堪能ください。

■収録
 愁訴の花
 巡り逢う人びと
 父が来た道
 地を這う虫
 
■感想
 上の内容にうまくまとめられてる通りのお話です。
 社会の傍流に押しやられて、日のあたらない人たちを主人公に据えて、高村薫らしいタッチで描写しております。
 長編向きの作家さんだとおもってましたが、短編もなかなかいいっすね。
 

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

地を這う虫 (文春文庫)

投稿者 niimiya : 2007年02月20日 22:58

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