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2005年08月02日
【本】地底旅行
地底旅行
原題:VOYAGE AU CENTRE DE LA TERRE
著者:ジュール・ベルヌ(Jules Vernr)
訳者:朝比奈弘治
出版:岩波文庫 赤569-2 770円 P455
入手:ブックオフ 100円
内容(カバーより):
十六世紀の錬金術師の謎の文字を苦心の末解読してみると、そこにはアイスランドの火山の噴火口から地球の中心に達することができると書かれていた。これが十三週間におよぶ地球内部への旅の始まりになった。ヴェルヌ(1828-1905)の最高傑作。挿絵多数。
■感想
SFの祖なんかいわれたりするジュール・ベルヌ。
古き良き空想科学小説ですなぁ
「空想」よりも「科学」に重きを置いている人なんでね、描写が科学的だすな。
し・か・し、と・に・か・く、地底に下りるまでが…… 長いっ!!!!
全体の半分くらいすぎてようやく地底におりだします。
それまでは、アイスランド(地底への入り口があるのだ)への旅行記様相。
そして、ついてからはあっさり地底に行って、帰ってくるだけのお話です。
地底世界のお姫さまを助けたりはしないので、ペルシダーのような物語を期待すると肩透かしをくらいまっせ。
ベルヌ初めての人は「海底2万マイル」とか「15少年漂流記(2年間の夏休み)」とかから読まれることをお薦めします。
私は「神秘の島」が好きです。
■評価
《俺》☆☆☆
《薦》☆★
投稿者 niimiya : 2005年08月02日 21:36
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