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2010年01月02日
【本】旧約聖書 創世記
旧約聖書 創世記
訳者:関根正雄
出版:岩波文庫 青801-1
版数:1刷1956/5、17刷改版1967/8、41刷1987年2
入手:祖父蔵書
読んだ日:2009/12/30
感想書いた日:2010/1/1
■内容(表紙より)
罪を犯して神から追放を受けた人類とその人類に対する神の救いが聖書全体をつらぬく問題であるとすれば、旧約巻頭のこの書こそ、その問題への出発点である。天地の創造、人類のはじまり、楽園追放、ノアの洪水、その子孫の増加、そしてイスラエル民族の祖先たちの罪と罰の記録。次々に壮大な神と人類の物語が展開されてゆく。
■感想
ユダヤ警官同盟を読んで旧約聖書に興味を…
というわけではなくて、前回実家に帰った時に祖父の形見の蔵書の中から引っ張り出して読み出して、最近ようやく読み終わったところです。読み始めたのはこちらのほうが先。
創世記は旧約聖書の一番最初の部分で、天地創造の場面からユダヤの祖アブラハム~イサク~ヤコブ(イスラエルと改名)の話になっていき、ヤコブの12人の息子がユダヤ十二氏族の祖になるというところまで。
ですので、モーセの契約も、海を割って出エジプトする話もまだ出てきません。
前半は世界の成立ちを主に描いていて、アダムとイブの失楽園、カインの兄殺し、バベルの塔、ソドムとゴモラ、ノアの洪水と、どこかで見聞きしたエピソードがてんこもり。
後半はユダヤの民族の成立がメインです。
どうもこの旧約聖書というやつはいろいろな原典が入り交じって成立しているものらしく、注釈を読むと「ここは『祭司資料』、ここからは『ヤハウェ資料』と見られるなどと解説があって面白い。
用語などからどの資料から来たものか分析していくみたいですね、いわゆる聖書学ってのはこういうことをする学問なんですかね。
旧約聖書全部は読む自信ないですが、機会があれば続く出エジプト記あたりは読んでみたいっすね。
■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆★
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投稿者 niimiya : 2010年01月02日 00:42
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