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2010年01月03日

【映画】十月圍城 Bodyguards And Assassins

十月圍城 Bodyguards And Assassins

制作:2009年香港 cinemapopular 
監督:陳德森(Teddy Chan)
脚本:Tin Nam Chun他
出演:
 梁家輝(Tony Leung Ka Fai) as 陳少白《中國日報》社長
 王學圻(Xueqi Wang) as 李玉堂 大商人
 王柏傑(Bo-Chieh Wang) as 李重光 李玉堂の17才の息子
 黎明(Leon Lai) as 劉郁白 訳あって乞食になった貴公子
 謝霆鋒(Nicholas Tse) as 阿四(鄧四弟) 車夫
 李宇春(Yuchun Li) as 方紅 暗殺された方将軍の娘
 巴特爾(Mengke Bateer) as 王復明 巨漢で元少林寺の臭豆腐屋 
 甄子丹(Donnie Yen) as 沈重陽 ギャンブル好き
 張涵予(Cung Le) as 孫中山(孫文)
 胡軍(Jun Hu) as 閻孝國 清朝の暗殺者リーダー
 
音楽:Kwong Wing Chan,Peter Kam
撮影:Arthur Wong
製作:
Peter Chan producer
Sanping Han executive producer
Jianxin Huang producer
Dong Yu executive producer

観た日:2010/1/2
観た所:台北信義ワーナー
感想書いた日2010/1/2

IMDB
Wikipedia(中文)
予告編1
予告編2 ※ネタバレ度高

■感想
2010年、あけましておめでとうございます。
今年は映画を週一くらいでは観ようと決意しました。
年初一発目はこの香港映画。

清朝末期、日本で中国革命党を結成した孫文が、母に会うという名目で実際は各地の指導者と蜂起の打ち合わせをするために、香港へやってくる。香港は英国領のため表だって行動できないため、清朝は暗殺隊を派遣し、革命党側はそれを全力で阻止しようとするという筋立て。

かつて緒形拳と千葉真一が出演した「将軍家光の乱心 激突」って邦画がありましたが、ちょうどあれに近い設定です。

香港俳優は詳しくないんですが、見たことある俳優さんがたくさん出てました。
ドニー・イェンと胡軍くらいしか名前はわからなかったけど…

役者はそれぞれいい味だしてましたが、清の暗殺チームの親玉をやってた胡軍がまた強そうで怖いんだ。あの人は敵にまわしたくないなぁ…

他にも主役級の人がいろいろ出ていて、群像劇的に描かれていました。
張学良も冒頭ちょっとだけ出てきます。

孫文は最後まで顔を写さないもったいつけた設定ですが、顔でても誰が演じているか分からなかった…
張涵予という最近、金馬賞とった俳優さんらしいです。

前半は各キャラクターの背景を時間かけて描いていたので、人によっては退屈かも(外国人の私には誰が誰か理解できてよかったです)。
後半はそのぶん盛り上がりました、前半で死亡フラグをたてまくった方々がそれぞれ見せ場盛りだくさん。
太陽に吠えろの殉職シーン総集編みたいな展開です。

必然性なく死んでいく人もいるし、もうちょっとやりようあったんじゃないのと思ったりもしますが、単純な私はこういうの好きなんですよね。
まぁ、こういう自己犠牲を美化しまくりの映画は、合わない人には合わないだろうなとも思います。

日本で公開するかどうかわかりませんが、「激突」とか「300」とか好きな人は機会があればぜひ見てみてください。

ストーリー以外の点では、100年前の香港の情景がかなり見事に描かれていてなかなか見物です。

あと、歴史から題材をえているものの、史実には多分そんなに忠実じゃないと思います(最後に創作ですとテロップでてた気がする)。

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

投稿者 niimiya : 2010年01月03日 01:03

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