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2008年08月23日

【本】完全復刻 妖怪馬鹿

完全復刻 妖怪馬鹿

著者:京極夏彦 多田克己 村上健司
装丁:妖怪製作 荒井良、デザインFISCO
出版:新潮文庫 き 31 1 ¥629 P413
版数:初版2008/8
ISBN:978-4-10-135351-7
初出:2001/2 新潮OH!文庫『妖怪馬鹿』
入手:新刊購入
読んだ日:2008/8/18

■内容(カバーより)
妖怪馬鹿――お化けを愛してやまぬ者どものこと。本書は小説家・京極夏彦が、盟友である多田克己、村上健司と、妖怪という文化現象

■感想

タイトルどおり自他共に認める妖怪馬鹿の三人が妖怪について語りあう対談集。

鼎談のはずなんですが、進行役の(この本の企画人でもある)青木って編集者も話にはいりこんでいて、実際のところ四人でだべってるのを本におこしたって感じっすね。

まぁバカ話が多かったりするんですが、その隙間から三人三様の妖怪観が垣間見えてきて興味深い。(バカ話自体もそれなりに面白いんですが。)
一口に「妖怪」といっても奥が深くて、それ以上にとらえどころのないモノなのだなぁ。

しかし、この三人が話しをしていると、なにかっていうと水木しげる御大の話になるのね、これが。
この世界だともう別格なんだね。
生きている妖怪だそうな。

妖怪好きにはお勧め。

ちなみに京極夏彦自身がいろんな漫画家のパロディで書いたイラストが豊富に収録されていて、それを見てるだけでも結構面白い。
芸達者な人だわ、ホントに。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆★

妖怪馬鹿 完全復刻 (新潮文庫 き 31-1)

投稿者 niimiya : 2008年08月23日 19:21

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