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2002年03月21日

【本】造物主(ライフメーカー)の選択

題名 造物主(ライフメーカー)の選択
原題 The Immortality Option
作 ジェイムズ・P・ホーガン
訳 小隅 黎
出 創元SF文庫 P477 ¥800

■感想
ハードSFの大傑作。
『造物主の掟』の続編です。
だいぶ前に買ったままどっかいってたんだけど、先日、出張の折に実家で発掘!

前作はホントに面白かった。
アシモフのファウンデーションシリーズ
ブリンの知性化シリーズ
とならんで、私の中のベストオブハードSF!!

どんな話かっちゅーと
2020年ごろ、人類は土星の衛星タイタンで、独自の文化を築く機会生命(タロイド)と出会うの。
彼らは、一部の王族と教会に支配された地球のルネッサンス以前のような状態で、
自分たちは機械でない偉大な存在(ライフメイカー)に創られたという信仰をもっているわけ。
知的水準は大したことないんだけど、もともと機械なもんだから、そっちのレベルはやたら高い。
そこに目をつけた地球の悪い連中が、タロイドの支配階級と結託して、
植民地にして、バンバンいろいろつくらせよーとおもうのね。

そこで、活躍するのが、何故か探査船にのってるインチキ霊媒師のザンベンドルフ。
この人、インチキ霊媒師のくせにみょーに正義感の強い、彼と彼の仲間は、タロイドの民衆のために、
きゃつらの野望をくだこーと、得意のインチキを駆使して真っ向から立ち向かう…ちゅう話。

そんな、前作から12年後にかかれたのが今作。
ついにタロイド達をつくった存在(ライフメイカー!)が登場…
さらに、まだまだ悪巧みはすててなかった悪い連中…
そして、またしても、タロイドたちのために立ち上がるザンベンドルフチーム。
ってな話です。

残念ながら前作の興奮はよみがえってきませんだしたが。
なかなかよく出来てましたよー
やっぱ、主人公のキャラがいいなぁ~

■評価
評価  ☆☆☆
お薦め ☆☆★(まずは前作よんでから)

造物主(ライフメーカー)の選択 (創元SF文庫)

投稿者 niimiya : 2002年03月21日 10:39

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