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2002年02月23日
【本】古本屋探偵の事件簿
古本屋探偵の事件簿
著者:紀田順一郎
出版:創元推理文庫 M き 2-1 P646 \980
■内容(カバーより)
神田神保町にある古書店「書肆・蔵書一代」主人須藤康平が出した「本の探偵-何でも見つけます。」という広告につられ、次々とやってくる奇妙な依頼人。
誰も見たことがない、という幻の稀覯書『ワットオの薄暮』の紛失事件を扱った「殺意の収集」をはじめ、「書鬼」「無用の人」の三中編に、長編「夜の蔵書家」を収めた。
鬼気迫る愛書家の執念が、読むものを慄然とさせる傑作揃い。
■感想
本筋よりも、その過程ででてくる古書・稀覯本業界のいろいろな裏話がおもしろいです。
他の大抵の業界と同じで、本業界(印刷・出版・販売・古書)ってのもなかなか突っ込むとおもしろいですな。
以前、北尾トロって人の「銀座八丁目探偵社」と「ぼくはオンライン古本屋のおやじさん」なんてのを読んで以来、
この辺にはちょっと興味がわいてたんで、かなり興味深く読めました。
長編よりも中編のが出来がよい。
■評価
評価☆☆☆
お薦め☆☆
投稿者 niimiya : 2002年02月23日 17:41
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