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2006年04月01日

【本】武士道

武士道
原題:BUSHIDO, THE SOUL OF JAPAN
著者:新渡戸稲造
訳者:矢内原忠雄
出版:岩波文庫118-1 P150 ¥300 初1938/10 改15刷1974/11 29刷1985/5
入手:古本屋
内容:(カバーより)
 「武士道はその表徴たる桜花と同じく、日本の土地に固有の花である」――こう説きおこした新渡戸(1862-1933)は以下、武士道の淵源・特質、民衆への感化を考察し、武士道がいかにして日本の精神的土壌に開花結実したかを説き明かす。「太平洋の懸橋」たらんと志した人にふさわしく、その論議は常に世界的コンテクストの中で展開される。

■感想
著者が誤解されている「武士道」を正しく紹介するために、欧米の読者向けに英語で書いたものです。
が、当然、読んだのは日本語訳。^^;

いい面ばかりちょっと強調し気味な気もしますが、上記の主旨からいったらいたしかたないところでしょう。

著者のキリスト教徒としての視点がときおりまぜられているのが興味深かったです。
こういうところは西欧人への説得力はあるんでしょうな。

非常におもしろかったです。

現役五千円札のうちに読めばよかった…

■評価
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆★

武士道 (岩波文庫)

投稿者 niimiya : 2006年04月01日 16:59