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2009年03月28日

【本】嵐の眼

嵐の眼

原題:EYE OF THE STORM
著者:ジャック・ヒギンズ (Jack Higgins)
訳者:黒原敏行
装画:生頼範義
出版:ハヤカワ文庫 NV852 初版1997/10 P386 ¥720
版数:初版1997/10
ISBN:4-15-040852-1
読んだ日:2009/3/28

■内容(カバーより)
狙いは英国首相官邸――! 湾岸戦争のさなか、西欧に力を誇示しようとするイラクのフセイン大統領の指嗾によって、希代の国際テロリストが動きだした。ショーン・ディロン、演技と変装の名人で元IRA闘志。いっぽう、危険を察知した英国国防情報部は、かつてIRAに属していた大学教授マーティン・ブロスナンに協力を求めた。因縁ある二人の男に対決の時が迫る!現実に起きた官邸迫撃事件をもとに描く冒険アクション

■感想
湾岸戦争の直前、イラクの富豪の依頼で、イギリス官邸を狙う元IRA闘志と、それを阻止しようとするこれまた元IRA闘志。という、いかにもジャック・ヒギンズらしい話。
(まぁ「鷲は舞い降りた」くらいしか読んだことないんだけど…)

まぁ多少手に汗にぎらないこともないですが…目新しさもない話なんで、「ヒギンス大好き!」って人向けの本かな…

肝心の官邸迫撃のシーンがやけにあっさりと失敗するんですが、どうもその部分は実際にあった事件のようですね。

いかにもな敵役の変装の名人ショーン・ディロンですが、1作で捨てるのがもったいなくなったのか、このあと主人公に転身して何作か書かれてるらしいです。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆
《薦》☆☆

嵐の眼 (ハヤカワ文庫 NV (852))

投稿者 niimiya : 2009年03月28日 21:31

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