« 台北の落書 | メイン | 【映画】The Crazies(ザ・クレイジーズ) »

2010年05月16日

【本】ネバーランド

ネバーランド

著者:恩田陸
装丁:木村典子
解説:吉田伸子
出版:集英社文庫 お 48 2 ¥514 P271
版数:2003/5初版
初出:2000/7集英社より単行本刊行
入手:古本 ¥220
読んだ日:2010/4/21
感想書いた日:2010/5/16

■内容(カバーより)
舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」。冬休みを迎え多くが帰省していく中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。ひとけのない古い寮で、4人だけの自由で孤独な休暇がはじまる。そしてイブの晩の「告白」ゲームをきっかけに起きる事件。日を追うごとに深まる「謎」。やがて、それぞれが隠していた「秘密」が明らかになってゆく。驚きと感動に満ちた7日間を描く青春グラフィティ。

■感想
冬休みの寮に残った三人+一人の男子高校生の物語。少女漫画風の汗臭くない男子高校生の描写っていいですね。面白かったです。
読んでいて映画「1999年の夏休み」(金子修介監督)を思い出しました。あれは監督は男性でしたが、男子役を女性が演じていて同じく汗臭くなかったなぁ。
「ネバーランド」の後書きに作者が「「トーマの心臓」をやりたかった」と書いてあって納得。「1999年~」の原案は「トーマの心臓」。
さらっと読めて、ほのかな懐かしさを残してくれる佳作。
お薦め。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

Amazon
ネバーランド (集英社文庫)
ネバーランド (集英社文庫)

投稿者 niimiya : 2010年05月16日 20:44

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://niimiya.akatsukinishisu.net/mt3/mt-tb.cgi/2348

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)