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2006年10月15日
【本】淋しい狩人 / 宮部みゆき
淋しい狩人
著者:宮部みゆき
表紙:方緒良
出版:新潮文庫 み-22-7 ¥514 P318 初版1997/2 14刷1999/4
ISBN:4-10-136917-8
初出:単行本 新潮社刊 1993
入手:ブックマート ¥100
内容(カバーより):
東京下町、荒川土手下にある小さな共同ビルの一階に店を構える田辺書店。店主のイワさんと孫の稔で切り盛りするごくありふれた古書店だ。しかし、この本屋を舞台に様々な事件が繰り広げられる。平凡なOLが電車の網棚から手にした本に挟まれていた名刺。父親の遺品の中から出てきた数百冊の同じ本。本をきっかけに起こる謎をイワさんと稔が解いていく。ブッキッシュな連作短編集
目次:
六月は名ばかりの月
黙って逝った
詫びない年月
うそつき喇叭
歪んだ鏡
淋しい狩人
■感想
古本屋の親父(と孫)が主人公のミステリー連作。
主人公が古本屋の親父だけあって、本好き好み(←ややこしい)のお話です。
同じ古本がらみのミステリでも紀田ナントカさんのだと珍しいキコウ本をめぐっての諍いなどが原因で事件がおきたりしますが、こちらは身近で起こったものばかりです。
とはいえこないだ読んだ「空飛ぶ馬(北村薫)」などとは違って、しっかり(?)人は殺されたりしてます。
物騒だなぁ荒川区…(ちがう?)
シリーズ化しそうだけどいまのところ続編はないみたいね
ところで、ブッキッシュってどういう意味??
■評価
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆
投稿者 niimiya : 2006年10月15日 19:58
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