« 研修スタート | メイン | 歯医者 と ラーメン »

2006年07月11日

【本】偽史冒険世界 ――カルト本の百年

偽史冒険世界 ――カルト本の百年
著者:長山靖生(ながやまやすお)
解説:鹿島茂
出版:ちくま文庫 な-29-1 P288 ¥700 初版2001/8 絶版中
ISBN:4-480-03658-X
入手:古本

■内容(カバーより):
 どうしてカルトにはまるのか?義経=ジンギスカン説、日ユ同祖論、ムー大陸・・・・・・。だれもが少年時代に一度は胸躍らせて読んだトンデモナイ歴史や奇想天外な冒険の世界を、大人になっても抜け出せない人もいる。それらの人々のバイブルともいうべきカルト本とその背景を日本近代百年のなかにさぐる。大衆文学研究賞受賞作。

■感想
 いわゆる「トンデモ本」研究の本なんですが、とりあげられているのは主に戦前の本。
 現代の「トンデモ本」を扱う本は、どちらかというと「笑い飛ばす」というスタンスが多かったんですが、この本は結構真面目に、そういう思想にいたった経緯やそれをささえた時代背景などをしっかりと研究してかかれています。
 特に戦前の日本のおおっていた雰囲気と、それとトンデモ思想のかかわりなど、なかなか読み応えあって面白かったです。 
  
■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆★

偽史冒険世界―カルト本の百年 (ちくま文庫)

投稿者 niimiya : 2006年07月11日 21:12

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://niimiya.akatsukinishisu.net/mt3/mt-tb.cgi/2004

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)