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2008年07月06日

【本】星々の悲しみ

星々の悲しみ

著者:宮本輝
装画:佐藤忠良
解説:饗庭孝男
出版:文春文庫 348-1 ¥300 P230 初1984/8
ISBN:4-16-734801-4 C0193
初出:別冊小説新潮ほか(1979-1981)
単行本 1981/4 文藝春秋刊
入手:BOOK・OFF ¥100
読んだ日:2008/6/13

■内容(カバーより)
 喫茶店の壁にかかっていた一枚の絵「星々の悲しみ」。この薄命の画家の作品を盗み出し、ひとり眺め入る若者を描く表題作のほか、不思議なエネルギーをもつ輝かしい闇の時代・青春のさなかに、生きているあかしを、はげしく求める群像を、深い洞察を巧みな物語展開で、みごとに描いた傑作短編の数々。

■収録
 星々の悲しみ
 西瓜トラック
 北病棟
 火
 小旗
 蝶
 不良馬場

■感想
私世代にはネスカフェのCMでおなじみの宮元輝氏。
こんな著名な人なのに、著作を読むの初めてだったりします。
まぁとくに食わず嫌いをしてたわけでもないんですが縁がなかったというか…
んで、先日、Bookoffの100円コーナ漁ってたときに、大学のころ後輩のムラ君に薦められた記憶がふとよみがえたので、買ってきました。

タイトルが気に入ってこれを選んだので、代表作かどうかはしらないっす。
(代表作は「優駿」なのか??)
他の作品もこういう話なのかどうかもしらないっす。

表題作は実によかったですなぁ。

表題作以外にも他にも全体的に死をみつめた作品が多かったです。
結核をあつかった話もいくつかあったので、作者もかつて病んだことあるのかなぁって
ちょっと思いました。

こういう文学っぽいの普通よめるようになったんだなぁ
俺。
すごいぞ。

学生のころなら読み終わった後に間違いなくいってるなぁ
「で、オチは??」って。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆★

投稿者 niimiya : 2008年07月06日 22:16

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