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2003年10月15日
【本】ぼくの浅草案内
ぼくの浅草案内
[著者]
小沢昭一(おざわ・しょういち)
[出版]
ちくま文庫 初2001/10 P201 \880
[初出]
講談社より単行本刊行 1978/6
[入手]
新刊 2刷(2002/11)
[内容](裏表紙より)
当代きっての浅草通・小沢昭一による、浅草とその周辺の街案内。東京の川が埋め尽くされる中、ここには川がある。
露地や横町には人のぬくもりがあり、歴史と人情とうまいもの、そして芸能と”いろ”のにおいが色濃く漂う。
「浅草の街にまぎれこむと、私の心はじんわりと休まる」そんな街を限りない郷愁をこめて描く。伝説の名著が今、よみがえる!
[感想]
小沢昭一の浅草案内。
小沢昭一がわからない人はグーグルででも写真さがしてください、顔みれば思い出します。)
初刊行が78年なので情報はだいぶ古くなってしまっていますが、そんなことは気にしちゃいけません。
その辺のガイドブックなんかよりよっぽど浅草が好きになれること請け合い。
いますぐ、浅草にいきたくなるなぁ
筑摩は岩波ほど固くないんだけど、いい本を復刻してくれると思います。
そんな出版社に応える意味でも定価で買いたい本。
ひとつ残念なのは、著者が下戸なので、居酒屋の案内がほとんどないこと。
神谷バーですら、本編では触れてないのだ…
無念。
[引用](P158より)
田原町の地下鉄を出て浅草に向かおうとすると、すぐに左に焼ソバ屋が二軒並んでいて、戦後ずうっとソースの湯気が道に流
れ出ている。私は田原町といえばあの焼ソバのニオイを想い出す。浅草は、まず焼ソバのソースを嗅いで入って行く町であった。
[評価]
《俺》☆☆☆☆
《奨》☆☆
投稿者 niimiya : 2003年10月15日 23:51
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