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2007年07月23日

【本】人質カノン

人質カノン

著者:宮部みゆき
装画:井筒啓之
解説:西上心太
出版:文春文庫 み 17 4 P309 ¥476
版数:初版2001/9
ISBN:4-16-754904-2
初出:オール讀物、小説新潮 1993~1995
   単行本刊行 文藝春秋社 1996
入手:BOOK OFF ¥250
読んだ日:2007/7/?
感想書いた日:2009/9/23

■内容(カバーより)
「動くな」。終電帰りに寄ったコンビニで遭遇したピストル強盗は、尻ポケットから赤ちゃんの玩具、ガラガラを落として去った。事件の背後に都会人の孤独な人間模様を浮かび上がらせた表題作、タクシーの女性ドライバーが遠大な殺人計画を語る「十年計画」など、街の片隅、日常に潜むよりすぐりのミステリー七篇を収録。

■収録
 人質カノン
 十年計画
 過去のない手紙
 八月の雪
 過ぎたこと
 生者の特権
 漏れる心

■感想
オール讀物と小説新潮に掲載した作品を集めた短編集。
宮部みゆきの短編は、すかっと爽快なものも多いけど、この本に収録された作品はいじめや裏切りなどが背景にあるものが多く、やり切れなさが残るものがいくつかありました。
それでも、全体的には前向きに終わる話が多いのは救われます。
相変わらずのストーリーテラーで、あっという間に読み終わってしまいました。
「代表作」や「一番すきな作品」を選んだ時に、名前が挙がるような作品ではないかもしれませんが、ちょっと心に残るいい本だと思います。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

■引用
人質カノン (文春文庫)

投稿者 niimiya : 2007年07月23日 00:08

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