2007年07月13日
【本】極大射程
極大射程
原題:Point of Impact
著者:スティーヴン・ハンター(Stephen Hunter)
訳者:佐藤 和彦
出版:新潮文庫 上下分冊
入手:古本
読んだ日:2007/7/13
感想書いた日:2009/9/21
■内容(Amzonより)
ボブはヴェトナム戦争で87人の命を奪った伝説の名スナイパー。今はライフルだけを友に隠遁生活を送る彼のもとに、ある依頼が舞い込んだ。精密加工を施した新開発の308口径弾を試射してもらいたいというのだ。弾薬への興味からボブはそれを引受け、1400ヤードという長距離狙撃を成功させた。だが、すべては謎の組織が周到に企て、ボブにある汚名を着せるための陰謀だった…。
■感想
出版当時はだいぶ評判になったので、読んでる人も多いと思いますが、映画化もされたことですし読んでみました。
世捨て人のように暮らすベトナム戦争の元英雄が、騙されて陰謀に荷担させられ、罪をきせられ、復習するっという、もう王道すぎる筋立てなんですが、王道だけに興奮して読ませます。
新しいところといえば、主人公がいかにもな南部の白人男なんですねぇ。
私の読んだ冒険小説の中では他にちょっと思いつかないです。
なかなか、上手に描いていて、南部男の不器用さが好印象です。
映像化には向いてそうな話なので、ぜひ映画のほうもいずれ見たいところです。
小説のほうもシリーズ化されてるそうなので、そちらもそのうち読みたいですね。
あんまり難しいこと考えずにスカッとしたい時におすすめ。
上下分冊ですが、あっという間に読めます。
■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆★
投稿者 niimiya : 2007年07月13日 23:45
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