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2007年02月10日

【映画】ブラッド・ダイヤモンド

原題:BLOOD DIAMOND
製作:2006年 アメリカ ワーナー
監督:Edward Zwick(『The Last Samurai』)
脚本:Charles Leavitt
音楽:James Newton Howard
撮影:Eduardo Serra
編集:Steven Rosenblum
出演:Leonardo DiCaprio (Danny Archer)   『Gangs of New York』
   Djimon Hounsou (Solomon Vandy)
Jennifer Connelly (Maddy Bowen)    『A Beautiful Mind』
Kagiso Kuypers (Dia Vandy)
Arnold Vosloo (Colonel Coetzee) 『The Mummy(ハムナプトラ)』

公式HP:日本語
      英語

■感想
いわゆる紛争ダイヤを真正面から取り上げた力作。
なんとなくアンゴラの話なのかと思ってましたが、舞台はセレナリオネでした。
恥ずかしながらこの国の内戦のことは全然知りませんでした。
「ホテル・ルワンダ」のときも思ったけど、この無関心が我ながら情けない・・・
知ってれば何かしたってわけじゃないかもしれないけど、知らなきゃはじまらないだろうしねぇ。
CNNで流れてる映像みてれば世界がわかるとか昔思ってたけど、やっぱりCNNにしたところで流す映像は偏っているのだよねぇ
まぁ現在は、内戦は収まってるそうなんで、このまま和平が続くことを祈りましょう。
他のいくつかのアフリカの国同様、火種はくすぶっているようですが…

中東の石油、南米のルビー・エメラルド・コカの葉、アフリカのダイヤモンド・貴金属(タンタルとか)と、とかくお金になるものがあると紛争が長引きますなぁ
反政府側の資金源になって内戦が長引くという背景があるんでしょうなぁ
今回の映画で描かれたように、旨みを吸おうとする西側諸国の輩もたかってくるでしょうし。

日本は世界有数(2位?)のダイヤ消費国(?)らしいし、あまり質のよくないダイヤがとかく入ってくるという話なので、紛争ダイヤもいっぱい流れてるのかもしれませんねぇ

エンターテイメント性を犠牲にしても、もっと事件の本質にメスを入れて欲しかった気がしなくもないけど、やっぱり、このテーマをインディー映画ではなく、ハリウッドメジャーでとりあげれたというのは意味は大きいとと思いますよ。

それにしても、「少年兵」をここまで正面から映画でとりあげたのはなかったのじゃなかろうか…
それだけでもこの映画を見る価値はあるかと…

あと、デュカプリオ演じる主役が単純に「いい白人(欧米人)」って設定じゃなかったのがよかったですな。

彼も最近だいぶいい感じに汚れてきたね。
このままさらに汚れていってくれたら、あと5年後くらいが楽しみだなぁ。
がんばってるんだから、そろそろ、「レオ様」って呼ぶのやめてあげなさーい!

ジェニファーコネリーは「ビューティフル・マインド」とか見てないので、ずいぶん久しぶりに見ました。
イメージがフェノミナとかのころでとまっていたので、えらい大人になってて吃驚。

南アの傭兵の親分、どこかで見たことあると思ってたら、ハムナプトラのミイラ男じゃない。
本人も南ア出身だそうだす。

まぁ、そんなわけで、日本ではゴールデンウィークにやると思いますので憶えてたらぜひ見てくださいな。

■評価
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆★

投稿者 niimiya : 2007年02月10日 22:38

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コメント

>日本は世界有数(2位?)のダイヤ消費国(?)らしいし

そうだったんだ~これからは私も1消費者としてガンバリマスヨ。

>デュカプリオ

発音がよすぎでござるよ。

投稿者 さちこぷ : 2007年02月13日 12:36

>そうだったんだ~これからは私も1消費者としてガンバリマスヨ。

がんばるのはキムキムだったりして・・・ ^^;


>>デュカプリオ

>発音がよすぎでござるよ。


あれ、普通なんだっけ?
ディカプリオ?
あ、デカプリオか?

昔、「刑事プリオ」とかいってオリコのCMでとったなぁ。

投稿者 niimiya : 2007年02月14日 23:54

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