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2002年08月17日

【本】不思議図書館

不思議図書館
作 寺山修司
出 角川文庫 P288 ¥390

■感想
詩人で劇団「天井桟敷」の主宰で知られる寺山修司が、
自身の持つ珍書・奇書のコレクションを紹介したもの。

少々長いが著者のあとがきを引用すると

(引用開始)
 古本屋の片隅で見つけた、不思議な本の数々を紹介しながら、私の考え方を整理してみよう、
というのが本書の意図である。
 吸血鬼のベストテンについて考察したり、古い少女雑誌のヒロインの生き方に疑問を抱いたり、
シャム双生児の実話におどろいたりしながら、現実と非現実のあいだを狩猟してまわった本書は、
読書論というよりは、むしろ旅行記といった類に属するものだと言ってもいいだろう。
(引用終了)

という本であります。

題材は街頭魔術師から髭女・だまし絵・ポォ・少女雑誌と古今東西幅広く興味深いものばかり。
なかなか楽しく読めました。
まる。

■評価
評価  ☆☆☆
お薦め ☆☆☆

新装版↓
不思議図書館 (角川文庫)

投稿者 niimiya : 2002年08月17日 11:50

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