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2002年06月01日
【本】トンデモ一行知識の世界
トンデモ一行知識の世界
作 唐沢俊一
出 ちくま文庫 ¥580 P233
■感想
「パソコンのマウスの移動距離の単位を「ミッキー」という」
「世界中のタクシー料金メーターの9割が品川区大井で作られている」
「人間国宝の定員は70名」
てな、豆知識を一行知識という(らしい)。
子供のころからの一行知識コレクターである著者が、
自身のHPなどに寄せられた新たな一行知識なども加えて、
書いた一行知識の本。
という認識で私はこの本を買った…
実際に最初の書き下ろし部分はそういう内容なのだが、
半分以上は、むりやり一行知識っぽい表題をつけて、
いろんな雑誌に書いた文章を再録したものでした…
その部分は歴史雑学っぽいことからトンデモ系の話までのってるけど
あんまりおもしろくなかった。
なかには
「悪女の世界ナンバーワンはイタリアの大富豪カトリーヌ・ド・メディチである。」
って見出しもある…
これって一行知識か?
単なる主観じゃない??
(話はそれるが…)
だいたいなにをもって、カトリーヌドメディチを悪女世界ナンバーワンといってるのかわからん…
聖バーソロミューの虐殺はたしかに大惨事だけど、
宗教的狂信に基づいて起した行為をもとに悪女って断ずるのはちょっと違う気がするぞ。
物欲色欲が動機の中心にあってこそ、悪女だとおもうのだが…
自分の子供二人を謀殺した(疑いがある)ってのもあるけど、
それだったら則天武后のが上だろ…
だいたい、カトリーヌ・ド・メディチって題材がちょっとありがちだよなぁ…
飽きた…
■評価
評価 ☆☆
お薦め ☆☆
投稿者 niimiya : 2002年06月01日 11:29
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