« 【本】ダウンタウン・ヒーローズ | メイン | 【本】君主論 »

2005年05月21日

【本】本の雑誌血風録

本の雑誌血風録
[著者]椎名誠 
[出版]朝日文庫 し 16-4 P554 \760 初2000/8
[入手]ブックオフ \400
[内容](カバーより)
 1976年4月、「本の雑誌」創刊!椎名誠はひたすら書いた、沢野ひとしもひたすら描いた、目黒考二はひたすら読んだ、そして木村晋介はひたすら歌った――「本の雑誌」をめぐって熱く燃えていた人たちと、そこで起きるさまざまな出来事をどーんと描いた、著者念願の”実録”!

■感想
読まず嫌いしてたわけでもないのだけど、椎名誠の本読むの初めてですわ。
読んでみたらすごい面白いじゃないですか。

何冊か書きつづけている自伝小説の3冊目あたりで、タイトルどおりちょうど『本の雑誌』を作る頃の話がとりあげられとります。

この行き当たりばったりに見える文章は、私がかきちらかしてるものに近いところがあるのかもと思いました。
まぁ、中身の濃さが違いすぎるけどね…
私のは「行き当たりばったりに見える」じゃなくて、単に「行き当たりばったり」なだけやし…

「本の雑誌」自体は知ってたけど、社長が北上次郎(本名は目黒孝二というのだねぇ)で、編集長が椎名誠だったんだねぇ、知らなかった(恥)。
さらに最初の社員が群ようこ…
んで、「群ようこ」の「群」は目黒孝二のペンネームの一つ「群一郎」から贈られたそうな…
ふむふむ。

なんか気楽ーに読めて面白いので、珍しく万人にお薦め。
時系列的によみたければ下の順だそうだ。
わっしもそのうち他のヤツよんでみよう。

「哀愁の町に霧が降るのだ」
「新橋烏森口青春篇」
「銀座のカラス」
 本書

沢野ひとしのイラストも脱力でイカス。

■評価
《俺》☆☆☆☆
《薦》☆☆☆★

本の雑誌血風録 (朝日文庫)

投稿者 niimiya : 2005年05月21日 21:19

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://niimiya.akatsukinishisu.net/mt3/mt-tb.cgi/1961

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)