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2009年04月18日

【本】鴨川ホルモー

鴨川ホルモー

著者:万城目学
装画:石居麻耶
装丁:岩瀬聡
解説:金原瑞人
出版:角川文庫 ま 28-1 ¥514 P294
版数:初版2009/2
ISBN:978-4-04-393901-5
初出:単行本 産業編集センター刊行 2006/4
入手:新刊購入(台北 紀伊国屋 微風店)
読んだ日:2009/4/5

■内容(カバーより)
このごろ都にはやれるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ、葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり!!

■感想
「ホルモー」という競技をのぞけばとりたて特別なことはない青春小説なわけですな。
青春小説というジャンルがあるのかどうかは知らないのですが、普段そういう類の小説はさっぱり読まないので、この本の「青春」部分がいかほど優れているかというところはひとつよくわからなかったりします。
まぁ変わった主人公に、これまた変わった友達がいて、変わったヒロインが出てくるわけですな。
どうでしょうか、それなりに楽しめたようなきもしますが、もう少し前半から盛り上がってくれるとよかったかもねぇ。

はてさて、「ホルモー」についてなんですが、これはあれかね、鬼をつかった「ボコスカウォーズ」みたいなもんっすかね。
はたまたピグミン?(やったことないのでCMで見たイメージのみでそう思いました)

私はどうも想像力が貧困なもので、あんまり架空の競技の描写をされても、イマイチおもしろさがわからなかったりするんですわ。
そういう意味では、先にもうすぐ公開という映画をみてから読んだ方がよかったかもなぁ

先日読んだ「夜は短し歩けよ乙女」と同じく、京都を舞台にしているのですが、「夜は~」の方が(虚構も交えつつ)上手に舞台をつかっていたような気もします。
較べるもんでもないですが。

表紙はいいですな。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆☆☆

鴨川ホルモー (角川文庫)

投稿者 niimiya : 2009年04月18日 22:15

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