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2006年09月01日

【本】麻雀狂時代

麻雀狂時代
著者:阿佐田哲也
出版:角川文庫 ¥560 初版1981/5 13刷1993/3
ISBN:4-04-145960-5
入手:BOOKOFF ¥105

■内容(カバーより)
博打打ちは例外なく、皆、臆病である。何千万、何億あろうと、スッカラカンになるかもしれず、明日、また復活して倍になるかもしれない。博打で生きている限り、現金以外は武器にならない。彼らにとっての恐怖は負け続けることではなく、負けて現金が尽きることである。――
絶対ガン札は出来ないといわれているヴァイスクルの封切版カードを使って、日本ギャンブラーを手玉にとるメリケンお玉。韓国のカジノで15分で1500万稼ぎ、勝ち役の名が鳴り響いている空野とノミ屋ゴロシのプロ車券師、通称関プロの壮絶な闘い。ギャンブルを通して、人間の切なさ、哀しさ、凄まじさを描いた阿佐田哲也の傑作小説。

■感想
前半は作者目線の実録ギャンブル日記風で、それもかなりおもしろいのですが、後半の空野と関プロの競輪のノミ勝負(関プロが賭けて、空野がのむ)に焦点あてたとこがこれまたべらぼうに面白い。

いやはや、すごい世界だよ、本当に。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

麻雀狂時代 (角川文庫 緑 459-60)

投稿者 niimiya : 2006年09月01日 22:32

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