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2005年08月15日

【本】刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史

刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史
著者:佐々木嘉信
編集:産経新聞社
出版:新潮文庫 さ-57-1 ¥667 P509 初版2004/12
入手:BOOKOFF ¥105 初版
初出:単行本「刑事一代」日新報道出版部 1975年
内容(カバーより):
 捜査は、ホシとデカの命がけのぶつかり合いだ──警視庁捜査一課勤務30年の名刑事・平塚八兵衛が、昭和史に残る大事件の捜査現場を語る。地を這うような徹底捜査で誘拐犯・小原保を自供へ追い込んだ吉展ちゃん事件から、帝銀事件、下山事件、そして未解決に終った三億円事件まで、貴重な証言が満載。事件捜査の最前線に立ちつづけた男の言葉からは、熱すぎるほどの刑事魂が迸る。


■感想
警視庁にこの人ありといわれた、平塚八兵衛さんという名刑事の産経新聞での連載インタビューをまとめたもの。

吉展ちゃん事件、帝銀事件、下山事件、三億円事件戦後の都内の有名な事件にほとんど関わっているんですねぇ。

帝銀事件については、とかく冤罪を主張する側からの視点で書かれたものしか読んだことがなかったので、平沢の犯行を確信する平塚氏の証言は新鮮でした。

しかし、上司にはかみつくし、捜査方針には従わないし、こんなドラマにでてくるような刑事が本当にいたんですねぇ
周りの人はだいぶ苦労してそう・・・ ^^;

聞き語り形式で書かれているので、独特の語り口が再現されてて面白かったです
その分、かなり主観的な内容なので、それぞれの事件について客観的に全体像を知りたい人は、他の資料で補完されることをお薦めいたします。

■評価
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

刑事一代―平塚八兵衛の昭和事件史 (新潮文庫)

投稿者 niimiya : 2005年08月15日 21:39

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