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2004年06月20日

【本】三月は深き紅の淵を

三月は深き紅の淵を
[著者]恩田陸
[絵]北見隆
[出版]講談社文庫 お83-1 \667 P431 2001/7
[初出]1997/7 単行本刊行
[入手]新刊 9刷(2004/3)
[内容](カバーより)
 鮫島巧一は趣味が読書という理由で、会社の会長の別宅に2泊3日の招待
 を受けた。彼を待ち受けていた好事家たちから聞かされたのは、その屋
 敷内にあるはずだが、10年以上探しても見つからない稀覯本(きこうぼ
 ん)「三月は深き紅の淵を」の話。たった1人にたった1晩だけ貸すこと
 が許された本をめぐる珠玉のミステリー。

[感想]
 この間読んだ、「麦の海に沈む果実」の中にも出てきた謎の小説「三月
 は深き紅の淵を」を廻る四つの中編からなる連作集。
 
 話の中にでてくる「三月は深き~」も四つの中編からなっており、それ
 ぞれ話に共通性があるという、なかなか凝ったつくり。
 
 それぞれの話、単独でもいろんなパターンがあって面白かったっす。
 
[評価]
 《俺》 ☆☆☆
 《薦》 ☆☆

三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

投稿者 niimiya : 2004年06月20日 22:07

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