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2010年08月30日

【映画】父後七日

父後七日

英題:7 Days in Heaven
制作:台湾 2010 8/27公開 35mm
Magnifique Creative Media Production Co. Ltd.
監督:劉梓潔 , 王育麟
原作:劉梓潔「父後七日」
出演:
 王莉雯 …妹(阿梅)
 陳家祥 …兄(大志)
 太保(張嘉年)…父親
 吳朋奉 …道士(阿義)
 陳泰樺 …従弟(小莊) 
 張詩盈 …道士の彼女(阿琴)
編集:劉梓潔
製作:王育麟
観た日:2010/08/29
感想書いた日:2010/08/29
観た所:台北 長春國賓

公式Blog

■感想
台湾版「お葬式」といった映画。
後七日は初七日みたいな意味だと思われます。
コメディでもないし、人情映画ってわけでもないんだけど、亡父の葬式を行う兄妹をたんたんと描いた、地味だけどいい映画でした。
台湾の道教式のお葬式の手順も興味深かった。
舞台が彰化県という台湾でも一番地味な県(←偏見)なのが絶妙。
田舎のお葬式って感じがすごいいいです。
亡くなったお父さんもいかにもあの辺りにいそうな、夜市で唄いながら、カラオケCDを売ってる、陽気な不良おやじ。
娘は勉強が出来て優秀なんですが、そこでありがちな父娘の反発を描いたりしないのがすごい気に入った、普通に仲がいい父娘なんですな。
バイクに二人乗りしながら、娘が「今日、わたし誕生日なんだ、18歳の」って言ったら、父が「そうか!」ってバイク降りて、おもむろにバッグから肉粽(ちまき)とりだして、プレゼントに渡すんですな。
普通、年頃の娘が誕生日忘れられて、プレゼントに肉粽もらったら怒りそうなもんですが、文句いいつつうれしそうに食べる娘。
その後、お父さんが「バイク乗ってみろ」って言うシーンにつながるんです、いいですなぁ。
別のシーンでは台客御用達の例の青サンダルがいい感じにつかわれてます。

全編ほぼ台湾語のため、全然聞き取れず…必死に字幕追ってましたが、細かいところよくわからないところいくつかありました。
看護士が薬ちょうだいっていったのは何だっただろう。
華人の親族表現は難しいですね、表弟は母方の従弟でしたかね(苗字が違う従弟のことで母方とは限らないらしい)。

しかし、道教の儀式はなにかと燃やしたり川に流したりと自然にやさしくないですな…

ちなみに、後で知りましたが、原作小説書いた人が共同監督されてるみたいですな。

■評価(満点は☆4つ、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

■予告編(リンク切れてたらスミマセン)

投稿者 niimiya : 2010年08月30日 00:23

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