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2004年07月01日

【本】大誘拐

大誘拐
[著者]天藤 真
[出版]創元推理文庫 408-09 P444 \840 初版2000/7
[初出]単行本 カイガイ出版 1978/11
[入手]新刊 7刷 2001/7
[内容](カバーより)
 三度目の刑務所生活で、スリ師戸波健次は思案に暮れた。しのぎ稼業から足を洗い社会復帰を果たすには元手が要
 る。そのためには――早い話が誘拐、身代金しかない。雑居房で知り合った秋葉正義、三宅平太を仲間に、準備
 万端調えて現地入り。片や標的に定められた柳川家の当主、お供を連れて持山を歩く。……時は満ちて、絶好の
 誘拐日和到来。三人組と柳川としの熱い日々が始まる!

[感想]
 岡本喜八の映画でお馴染みの「大誘拐」の原作小説。
 傑作の呼び声どおりやっぱりおもしろいねぇ。
 犯罪小説でありながら、根っから悪人はでてこないし、最後もめでたしめでたしでいい読後感でした。
 万人にお薦め。

[評価]
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆★

大誘拐―天藤真推理小説全集〈9〉 (創元推理文庫)

投稿者 niimiya : 2004年07月01日 22:43

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