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2009年09月27日

【本】横溝正史読本

横溝正史読本

編者:小林信彦
装画:杉本一文
解説:権田萬治
出版:角川文庫 よ 5-200 ¥514 P286
版数:初版1979/1、改版初版2008/9
ISBN:978-4-04-138216-5
入手:新刊(台北 紀伊国屋)
読んだ日:2009/9/27
感想書いた日:2009/9/27

■内容(カバーより)
 名探偵金田一耕助のモデルは?『獄門島』『八つ墓村』ほかのトリックはどのように思いついたのか?――作家小林信彦を相手に、主要作品の詳細な舞台裏を初めて明かした、巨匠みずから空前絶後の内容と称する<対談四部作>、貴重なエッセイ<探偵茶話>、乱歩、安吾、彬光による横溝正史作品論と、資料的価値も高い伝説の名著が、ここに甦る。今回、新たに現代までの詳細な横溝正史年譜を加えた。ミステリファン必読の書。

■収録
横溝正史の秘密
資料1 探偵茶話
資料2 作品評

■感想
小林信彦による、横溝正史のロングインタビューを中心にまとめられた本で、横溝正史ファンなら必読の書。
でも、そうじゃない人でも、戦前・戦後の新青年まわりの出版事情に興味がある人なら、面白く読めると思います。
他に横溝の手による探偵小説についてエッセイや、乱歩による「本陣殺人事件」批評なども収録されています。
ニッチな本なので、万人にお薦めというわけにはいきませんが、興味のある人はどうぞ。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆★

横溝正史読本 (角川文庫)

投稿者 niimiya : 2009年09月27日 18:30

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