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2006年08月15日

【本】後宮小説

後宮小説
著者:酒見賢一
出版:新潮文庫 さ-25-1¥440 初版1993/4
ISBN:4-10-128111-4

■内容(カバーより)
 時は槐暦元年、腹上死した先帝の後を継いで素乾国の帝王となった槐宗の後宮に田舎娘の銀河が入宮することにあいなった。物おじしないこの銀河、女大学での奇抜な講義を修めるや、みごと正妃の座を射止めた。ところが折り悪しく、反乱軍の蜂起が勃発し、銀河は後宮軍隊を組織して反乱軍に立ち向かうはめに…。さて、銀河の運命やいかに。第一回ファンタジーノベル大賞受賞作。

■感想
古代ヨーロッパ風のファンタジー小説が掃いて捨てるほどあるなかで、古代中国風ってのはあんまりなかったので新鮮かな。
でも、個人的には、架空の世界を描いた本作より、実際の古代中国を描いた「墨攻」のが面白かったかな。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆☆★

後宮小説 (新潮文庫)

投稿者 niimiya : 2006年08月15日 21:17

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