« かわりゆくアキバ | メイン | 【本】何を根拠に »

2007年11月04日

【本】しゃばけ

しゃばけ

著者:畠中恵
装画/挿画:柴田ゆう
解説:小谷真理
出版:新潮文庫 は 37 1 ¥514 P335
版数:初版2004/4、29刷2007/10
ISBN:978-4-10-146121-2
初出:2001年 単行本刊行
入手:BOOK OFF ¥300
読んだ日:2007/11/4
感想書いた日:2010/1/3

■内容(カバーより)
江戸有数の薬種問屋の一粒種・一太郎は、めっぽう体が弱く外出もままならない。ところが目を盗んで出かけた夜に人殺しを目撃。以来、猟奇的殺人事件が続き、一太郎は家族同様の妖怪と解決に乗り出すことに。若だんなの周囲は、なぜか犬神、白沢、鳴家など妖怪だらけなのだ。その矢先、犯人の刃が一太郎を襲う…。愉快で不思議な大江戸人情推理帖。日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。

■感想
妖怪ものと時代小説をあわせるのはなかなかいいアイデアですね。
どちらも好きなので買ってみました。
京極夏彦の妖怪ものは結局いるのかいないのかはっきりしないまま、それこそが妖怪というスタンスですが、本シリーズはもうはっきりといるんですねぇ。
妖怪が見えるひ弱な主人公をささえる犬神と白沢と、漫画家出身らしい上手い設定だと思いました。
本書は長編ですが、この設定だと中編連作のほうが向いていそうですね。
ただ、良くも悪くも漫画っぽさを感じてしまって、ちょっと私は肌があわないところもありました。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆★
《薦》☆☆☆

しゃばけ (新潮文庫)

投稿者 niimiya : 2007年11月04日 20:18

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://niimiya.akatsukinishisu.net/mt3/mt-tb.cgi/2205

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)