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2005年06月15日
【本】顔 FACE
顔 FACE
著者:横山秀夫
出版:徳間文庫 よ 17-1 \590 P370 初2005/4
初出:単行本(徳間書店) 2002/10
入手:古本(ブックマート) \360 初版
内容(カバーより):
「だから女は使えねぇ!」鑑識課長の一言に傷つきながら、ひたむきに己の職務に忠実に立ち向かう似顔絵婦警・平野瑞穂。瑞穂が描くのは、 犯罪者の心の闇。追い詰めるのは「顔なき犯人」。鮮やかなヒロインが活躍する異色のD県警シリーズ。
目次:
プロローグ 5
魔女狩り 7
決別の春 55
疑惑のデッサン 118
共犯者 179
心の銃口 243
エピローグ 367
■感想
舞台は「陰の季節」と同じD県警の中編集。
本作では、「陰の」で出てきた似顔絵描きの婦警さんに焦点あてて描かれています。
この作者、警察に限らずどこでもありそうな、人間関係の難しさを上手に描くんですな。
なもんで、就職前の学生さんにはよませたくないねぇ。
本当はそんな大変なコトばっかりでもないんだけどね(人によるか…)。
ちょっと主人公の女々しさが気になっちゃったんで、個人的には「陰の~」の方が面白かったかな。
とはいえ、読ませる技術はたいしたもんなんで、お薦めですわい。
■評価
《俺》☆☆★
《薦》☆☆☆
投稿者 niimiya : 2005年06月15日 21:26
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