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2010年03月13日

【本】ベルリン飛行指令

ベルリン飛行指令

著者:佐々木譲
装画:生頼範義
解説:藤田宣永
出版:新潮文庫 さ 24 1 ¥743 P536
版数:初版1993/1 17刷2010/1
初出:新潮社 1988年単行本刊行
入手:新刊購入
読んだ日:2010/3/7
感想書いた日:2010/3/13

■内容(カバーより)
1940年、欧州戦線で英国スピットファイアに苦汁をなめていたドイツ空軍は極秘情報を入手した。日本で画期的な戦闘機が開発されたというのだ。驚異的な航続距離を誇る新戦闘機、その名は“タイプ・ゼロ”。三国同盟を盾に取り日本に機体移送を求めるドイツ。日本海軍の札付きパイロット安藤、乾の二人に極秘指令が下った。張り巡らされた包囲網の下、零戦は遙かベルリンの灯を目指す!

■感想
※ちょっとネタバレ※

タイトル通り、日本から零戦をベルリンまで飛ばすというお話。
当時の情勢や実在の人物もうまく絡めて描かれていて、なかなか面白かったです。
ただ、ノンフィクションらしい導入部でしたが、そういうわけでもないと思うので、荒唐無稽でもいいから、もっと冒険小説らしくあったほうが好みですかね。
井上成美はじめ実在の人物をいろいろと出てくるのですが、ちょっとゲスト出演っぽくて、あまりメインのストーリーに絡んでこないのも物足りなかったかも。
米国の戦闘機のりは本当に出てきた意味よくわからなかった・・・
てっきり、空中戦やるんだと思ってたのに・・・
でも、設定は面白いですし、一気に読めました。
3部作らしいので、全部読んでみたいですね。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

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ベルリン飛行指令 (新潮文庫)
ベルリン飛行指令 (新潮文庫)

投稿者 niimiya : 2010年03月13日 11:58

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