2003年01月29日
【本】東洲斎写楽はもういない
東洲斎写楽はもういない
著 明石散人+佐々木幹雄
出 講談社文庫 あ 59-1
■感想
いろいろ謎が多い写楽の正体追求本。
写楽に限らず、歴史の謎系の本はとかく我田引水と牽強付会の嵐なもんですが、
この本はそういう本に批判的な姿勢で、一次史料を元にした緻密な検証をモットーとしております。
そんなわけで、説得力は中々高い。
ただ、文章がかなりわかりにくいけど…
で、緻密な作業をしているだけあって、結論も地味です。(笑)
二人の著者の章が交互に出てくるスタイルは読みにくいなぁ
ちなみに、当時の東洲斎は「とうしゅうさい」じゃなくて「とうじゅうさい」って読んでたみたいよ。
■評価
評価 ☆☆☆
お勧め ☆☆★
投稿者 niimiya : 2003年01月29日 21:20
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