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2008年07月06日
【本】ナインスゲート
ナインスゲート
原題:EL CLUB DUMAS
著者:アルトゥーロ・ペレス・レベルテ(Arturo Perez-Reverte)
訳者:大熊榮
出版:集英社文庫レ5-1 初2000/4 ¥895 P562
ISBN:4-08-760373-3 C0197
初出:1993年原書出版、1996年 集英社単行本『呪いのデュマ倶楽部』
入手:BOOK・OFF ¥100
読んだ日:2008/6/15
■感想
昔、映画版を見たときに、「原作はもっと面白いに違いない!」とセンサーが働きまして。
先日、ブックオフの100円コーナーで発掘して買ってまいりました。
まぁ面白かったです。
面白かったですが…
ちょっと想像してたのと違ってたなぁ
もそっとオカルトな話かと思ってましたよ。
映画は『九つの扉』にまつわる話がメインでしたが、原作ではそれと同時にデュマの『三銃士』の肉筆原稿の話もからんできます。
原題の直訳は『デュマ倶楽部』だそうなんで、作者的にはデュマがメインだったんかな。(まぁタイトルは作者が決めてるとは限りませんが…)
この二つのネタがからんできつつ最後でうまくリンクするのかとおもいきや…
まぁネタばれになるんで詳しくは書きませんが…
最後まで二つの話が平行し続けたような小説でしたなぁ
オカルトネタが少なくてちょっと残念でしたが、そのぶんデュマがらみの薀蓄が豊富でそこは面白かったです。
■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆★
投稿者 niimiya : 2008年07月06日 21:52
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