2007年11月04日
【本】何を根拠に
何を根拠に
著者:ナンシー関
版画:ナンシー関
装丁:坂本志保
出版:角川文庫 な 30-1 P245 ¥514
版数:初版2007/3
ISBN:978-4-04-198614-1
初出:
徳間書店「SFアドベンチャー」、講談社「Hot-dog PRESS」連載
入手:古本
読んだ日:2007/11/4
感想書いた日:2010/1/3
■内容(カバーより)
「でっちあげられた評判の嘘をあばいていこう」テレビ局のキャンペーンCMのみっともなさ、秋葉原への不可解な幻想、ファミリーレストランの「とほほ」、乱立するクイズバラエティの中身の無さ…。冴え渡るメディア批評に加えて、激レアな映画批評も収録。『エルム街の悪夢』『ダイ・ハード2』から『男はつらいよ』まで。人類史上至高の消しゴム版画家による、幻の批評コラム集。
■収録
でたとこ映画
メディアジャンキー
■感想
ナンシー関の映画評とTV評。
ナンシー関といえばTVのイメージで、映画は結びつかないんですが、実際にあんまり見ないらしい。
それが、今はなきSFアドベンチャーの連載企画として映画評をやることになったようです。
映画素人を隠そうともしないながら、ナンシー関らしい鋭いかつ面白いつっこみでなかなか楽しいです。
とりあげる映画も「あぁ、そういえばこんなのあったなぁ」というトホホ路線が多いのも楽しいです。
後半のTV評はこちらも今はなきHotDogPressの連載のようです。
こっちは本業(?)だけ切れ味抜群。
どちらも、もう20年前の連載なんで、ネタはかなり古いですが、今読むと懐かしさも加味されてなかなか良かったです。
■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆
投稿者 niimiya : 2007年11月04日 20:20
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