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2009年01月18日

【本】スペース・オペラの読み方

スペース・オペラの読み方

著者:野田昌宏(のだ まさひろ)
装画:加藤直之
出版:ハヤカワ文庫 JA ノ 1 26 P446 ¥840
版数:初版2008/8
ISBN:978-4-15-030932-9
初出:1994/5 早川書房刊行『愛しのワンダーランド』
入手:新刊(アマゾン)
読んだ日:2008/12/7

■内容(カバーより)
稀代の“スペオペ大王”にして伝道師が、SF作家志望者のためにSF黄金時代の必読書を紹介するブックガイド。また、海外書籍の入手に奮闘した、日本SF黎明期の想像を絶する爆笑話や落涙必至の感動エピソードも多数収録した。「作品そのものより、野田氏のストーリー紹介のほうが面白い」とまで噂された、野田節全開の痛快エッセイ、名著『スペース・オペラの書き方』の姉妹篇!(『愛しのワンダーランド』改題文庫化)

■感想
昨年、惜しくも亡くなられた野田元帥。
私がいちばんSFを読んでた高校生のころにSFマガジンでよくコラムなど書いてたんですよね。
とはいえ、いままでちゃんと著作を読んだことはなかったのです。
古本屋で銀河乞食軍団シリーズなどちょこちょこ買ってたんだけど、全部そろったら読もうと思って読まずじまいになってしまいましたよ。
お亡くなりになられて今更ですが、初めて本を買って読みました。
全編からSFへの愛がにじみ出てる、というかしたたり落ちてますなぁ。
タイトルは前作(?)「スペースオペラの書き方」にならい「スペース・オペラの読み方」となっていますが、スペオペというよりも古き良きSF黄金時代の巨匠への思いが綴られています。
クラーク、アシモフ、ハインラインの三巨頭から、ブラッドベリ、ブラウン、シェクリィと・・・(ね、どこがスペオペやねん!でしょ)。
それぞれの作品が氏の独特の語り口で面白く解説されてて、もうひさびさにSFがむさぼり読みたくなってしまいましたよ。

かつてのSF少年たちにうむを言わせずお勧め。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

スペース・オペラの読み方 (ハヤカワ文庫JA)

投稿者 niimiya : 2009年01月18日 21:59

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コメント

先日掃除をしていたら銀河乞食軍団が出てきました
加藤さんのあのイラストを見てしまうと
どうしても高校時代に戻ってしまいます

トラベラー大事にしてくれてるかなー
なんて思うniimiya君の同級生でした

投稿者 五條 : 2009年01月20日 12:39

おおっ!!
おひさしぶり!
銀河乞食軍団!!

トラベラーもなつかしいねぇ
そういえばあれも絵は加藤画伯でしたかね。
残念ながら、あれも含めて、高校時代のSF関係の集めたものは、大学のときの火事(もらい火)ですべて灰になってしまいました…
(まぁ実際は水びたしでダメになったんだけどね。)

切ない話でしょ。

投稿者 niimiya : 2009年01月23日 22:20