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2004年07月06日
【本】六番目の小夜子
六番目の小夜子
[著者]恩田陸
[出]新潮文庫 お-48-2 \514 P323 初版2001/2
[初出]1992/7新潮文庫ファンタジーノベルシリーズとして発表、加筆のうえ1998年単行本化
[入手]ブックオフ \300 6刷(2003/5)
[内容](カバーより)
津村沙世子――とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙な
ゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そし
て今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。学園生活、友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを
美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包みこんだ、伝説のデビュー作。
[感想]
最近、はまり気味な恩田陸のデビュー作。
デビュー作がいちばん面白いって人もままいたりしますが
この作者はそういうことは無いようで、やっぱり最近の作品のほうが断然完成度は高いっすね。
いきおいにまかせて書いてて、収まるところに収まってない感じ。
とはいえ魅力的な世界を描く能力はこのころからしっかりあったようです。
前によんだ「象と耳鳴り」の主人公(関根多佳雄)の息子が主役(?)でした。
親父もちょっとでてます。
[評価]
《俺》☆☆★
《薦》☆☆★
投稿者 niimiya : 2004年07月06日 22:46
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