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2007年01月31日

寝入りそこね

きょうじんし姉妹も早朝の飛行機で無事かえったようなので、私も日常に帰ってきたような気分。

お昼はBenと二人で、ワンタンのお店へ。
いつものとこのとなりの店に初挑戦。
ここは10元足すと乾伴麺つけてくれるのでした。
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エビワンタンなかなかおいしかったですよ。


だいぶ疲れてたので、夜はご会食を辞退して、早めに帰宅。
いつもよりだいぶ早い時間に床についたら、なんか寝入りそこねて、結局2時すぎまで目が冴えてしまった…

投稿者 niimiya : 12:40 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月30日

仕事おわりであちゃこちゃと

後輩は朝の便でかえっていきまして、
キョウジンシ姉妹は変身写真館などいろいろ観光の予定だそうです。
私はお仕事、お仕事。
3連休あけで、だいぶ観光ボケもしてるので、なかなかエンジンが…
加油、我!

夜、姉妹と連絡とったら、予定してた鼎泰豊のオプションツアー(?)にいけなかったらしいので、明月湯包に連れて行きました。
中1日での明月…
さらに、この4日間でのべ4件目の小籠包 ^^;

でも、ここの小籠包と鍋貼はそれでもおいしいなぁ(安いし)。
いろいろいって、やっぱりここが一番すきだと実感したのでした。

その後は、リクエストにお答えして、永康街の氷館行って、イチゴカキ氷!
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1月にオープンエアでカキ氷が食べれるってのはなんだかんだ言って日本よりは暖かいのですなぁ

そして、士林夜市いっていろいろめぐる。
平日おそくにもかかわらず結構人いたけど、それでも休日よるは歩きやすくていいなぁ
原生上海煎包(だっけか?)、でっかいフライドチキン、シューアイスみたいなのとか食べ歩きました。

キョウジンシ妹は舞台関係のお仕事なのですが、ここでお仕事仲間にばったり出くわす。
うーん、みなさん、オーラが出てるなぁ

最後は西門町のロイヤル・バリっていうマッサージ屋さんいってきました。
いかにも日本人観光客向きってお店だけど、内装綺麗だし、マッサージの腕もよかったし、サービス税10%とかとらなかったし、結構いいかもー
夜おそくまでやってるのもうれしい。

投稿者 niimiya : 12:24 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月29日

はるかなり台南

今日はお休みとってたので、後輩を近場、ジーロンか九分あたりに案内しようかと思ってたのだけど。

折角の台湾なのにここんとこめっきり寒いので、暖かい方にいこうと、できたての新幹線のって台南にいくことに突然きめました。

まだ台北駅からでてないので、在来線で板橋までいくことに
しかし、在来線がえらいおくれてていきなり時間ロス…

さらに、さらに、新幹線の今日のキップはすべて売り切れ。
どうももう終わってるはずの半額での試験営業が延長されてたらしい…
別に立っていってもいいと思ってたんだけど、全席指定で立つ人用キップないそうな。

そんなわけで、板橋まできちゃったんで、仕方ないのでとりあえず台中に高速バスで向かうことに。
(台南までだと4時間半くらいかかるので)

乗った高速バスはえらい豪華。片側一人の2列しかなくて、マッサージや個人用テレビ(映画やゲームできる)まであったりする。
あまりの快適さにあっというまに2時間たって、台中到着。
台中はさすがに、台北よりは暖かいのでした。

しかし、台中ついてみたものの、特にいきたいところもなく、とりあえず食事しようとしたけど、平日で昼時をすぎてたもので、どこもかしこも休憩中。

しかたなく、唯一あいていた麻辣火鍋屋さんに。
おいしかったけど、おとといもたべたしなぁ

そのあと、近くのパイナップルケーキ屋さん(試食したらスゴイおいしかった)よって、そろそろ帰りのバスの時間なので、バス亭へ…

なんか、折角の一日を全然有効につかえなかったなぁ
申し訳ないことをいたしました。
やはり事前の下調べは大事だねぇ…

台北もどってから、キョウジンシ姉妹が今日から遊びにきてるので、合流して夜ご飯。

九番坑につれていったら、気に入ってもらえたようでなによりなにより。

紹興酒もぐびぐびっと1本。

そのあと臨江街(通化路)夜市いって、近くの足ツボマッサージいってきました。
妹、悶絶。

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2007年01月28日

ダブル小籠包

昼まで寝てから、洗濯とちょっと掃除。

夕方から故宮博物館の観光に行ってた二人を淡水に案内しました。

できるだけ急いでいったんだけど、ちょっと間に合わなくて、夕焼けは見れなかったなぁ
残念…

でも、夜風にふかれてぶらぶら歩きながら、イカの釜揚げやら、うずらの卵焼きとか食べておいしかったっす。

夜は小籠包好きの後輩のリクエストにお答えして、永康街の鼎泰豊と高記の2本立て。
さすがに食いすぎ…
体型が小籠包っぽくなってきたような…

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写真は小籠包じゃなくてエビ蒸し餃子

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2007年01月27日

後輩来る

学生時代の後輩とお友達が遊びにきたので台北市内案内。

行ったところは…

明月湯包(小籠包・鍋貼)   基隆路2段162之4号

 お気に入りの小籠包屋さん。鍋貼もうまい。

台北101(世界一ビル)
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 はじめて91階まであがってみた。寒い…

竹里館(茶芸館・茶葉料理) 民生東路3段113巷6弄15号
 

中正記念堂(衛兵交代中)

 ちょうど5時なんで、衛兵撤収と国旗おろしがみれました。

台湾故事館(ラーメン博物館とかナンジャタウンみたいなとこ)  台北駅前 Kmall地下

和昌茶荘(お茶販売)      敦化南路1段190巷46号

橋頭(麻辣火鍋)        敦化南路1段157号2楼
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 赤いスープが辛うまい・・・、でも辛くない白いほのスープがもっとうまい。

足ツボマッサージ        復興南路1段33号
 歩きつかれたせいか、結構痛かった…


うーん、つれまわしすぎね ^^;
おつかれさまでした。
明日は故宮博物館いくそうです、がんばってー
私は寝坊&洗濯予定

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2007年01月26日

日系のみ

日系企業の同業の方々とご会食。
というか、日式居酒屋でだらりと呑む。
こういう呑みは以外に初体験ですなぁ。
いろいろと貴重な話やら貴重でない話など聞けて面白かったです。
お店は「りゅう」のとなりの「熊谷屋」というところ。

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2007年01月25日

【本】六の宮の姫君 / 北村薫

六の宮の姫君
著者:北村薫
表紙:(イラスト)高野文子、(デザイン)小倉敏夫
解説:佐藤夕子
出版:創元推理文庫 M-き-3-4 P268 ¥480 初版1999/6 再版1999/7
ISBN:4-488-41304-8
入手:BOOKOFF ¥300

■内容(カバーより)
最終学年を迎えた〈私〉は、卒論のテーマ「芥川龍之介」を掘り下げていくかたわら、出版社で初めてのアルバイトを経験する。その縁あって、図らずも文壇の長老から芥川の謎めいた言葉を聞くことに。《あれは玉突きだね。・・・・・・いや、というよりはキャッチボールだ》――王朝物の短編「六の宮の姫君」に寄せられた言辞を巡って、〈私〉の探偵が始まった・・・・・・。

■感想
 いやいや、こうきましたか…
 日常の些細な謎を解く連作で始まったこのシリーズも、前巻ではついに大きな出来事がおきる長編になりましたが、本巻では事件らしい事件は一切なく、ひたすら芥川龍之介が「六の宮の姫君」という作品を執筆するにいたった動機を「私」がいろいろな本から探る過程が描かれています。
 ダヴィンチ・コードなんかに比べりゃはるかに地味なんですが、文献をいろいろ掘り起こすところなんか丁寧に書いてあって、謎解き(ってほどでもないけど)の過程は私にはこっちのほうが面白く感じられました。
 「文学」を研究する醍醐味ってのはこういうところにあるんですかねぇ
 ちなみに、あとがきによると、この作品のテーマは実際に作者が卒論でとりあげたものだそうな。
 うーん、ナイスリサイクル!
 
 芥川の「六の宮の姫君」って未読なんですが、ずいぶん壮絶な話なのね…、タイトルからはなんか西洋のお伽の世界想像してました…
 
 文学謎解きだけじゃなくて、その合間に、いよいよ社会にでようとする「私」の成長もしっかり描かれているので、そっちに興味がある人も一安心。
 
 しかし、芥川と菊池寛ってこんな親しかったんだねぇ
作家同士の交友なんて全然知らんもんで、この二人の関係も初耳でしたよ。
 まぁ、たしかに考えてみれば芥川賞も直木賞も菊池寛がつくったわけだし、そんな驚くようなことではないのか…

 菊池寛ってまったく興味なかった(失礼・・・)けど、ちょっと興味がわいてきましたよ。
 こんど日本に帰って古本屋よることあったら、ちょっと探してみるかな。
 まぁ、真珠婦人はちょっと…、あれですが…
 (好きな人。読まず嫌いですみません。趣味の問題です)

 そういうわけで、普通の推理小説からはだいぶかけはなれていますが、今までのシリーズを順に読んできた人には楽しめるでしょう。
 あと本好きだったら、この巻だけでもおもしろいかもしれませね。
 ただ、主人公の成長を追う意味では、できればシリーズの最初から読むほうがいいと思いますが。
 
■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

六の宮の姫君 (創元推理文庫)

投稿者 niimiya : 22:11 | コメント (2) | トラックバック

はてさて週末の天気はどうでしょうか

昼は梅干角煮ご飯。

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昨日は夜になってから急に寒くなってきましたが
今日は朝寒かったわりには、夜は結構あったかかったです。
こんどの週末はこの冬一番の寒波の予報ですが、大丈夫でしょうか。
ずばり予想最低気温は8℃!

10℃を切るとは、お、おそろしい寒さだ…

投稿者 niimiya : 20:35 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月24日

廻る寿司

昼は近くの炸醤麺と水餃

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夜はJunちゃんと飯。
なんとなく回転寿司いってみた。
ネタはあんまりまわってないので、Junちゃんが電子辞書引きながら注文。
ご飯はすでに形になったのがあって、それにネタをのせるのですねぇ
まぁネタ自体は日本の安い回転すしとあまりかわらないかな

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ビールちっちゃ…

帰りにJunちゃんが電子辞書わすれかけてたのをとなりの席にいた人が追ってきて届けてくれた。
こうい些細なことで、台湾っていいなぁと思ってしまいますよ。
うむうむ。

しかし、夜から急に寒くなってきたね、ちょっと鼻の奥がムズムズして喉がいがらっぽいので風呂はいって早めにねるとしようっと

【読んだ本】
六の宮の姫君(北村薫)

投稿者 niimiya : 22:24 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月23日

西門町の和民

先週でやめたスタッフが夜、遊びに来たので
みんなで西門町の和民いってみましたー


その後、Unoとビリヤード2試合
一勝一敗なり。

ほろ酔いのわりには調子よくて、
かなり難しめのショットが狙いどうり入って感動。
でも、その後のめちゃイージーショットはずしてたりして…
1敗も8ねらってのファールで負けだしね…

そのあと、実家で録画したガキSPの「笑ってはいけない警察署」見直して爆笑~

投稿者 niimiya : 23:38 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月22日

アウトの判定がわからん…

久々に日記以外に雑感などを記してみようかなぁ

ネットのニュースなどを見ると「あるある大辞典2」のデータ捏造について大騒ぎですなぁ
日本にいたときもあまり好きな番組でなかったし、こっちいたら見る機会もないので
終わろうが終わるまいがどうでもいいのですが

なんで今回に限ってアウトなのかがよくわからん…
たしか、いままでも、マイナスイオンとか血液型性格判断とか
科学的に根拠ないものをさもあるかのようにやってたと思うのだが…
(俺の知らない間に科学的根拠がみつかってたら ゴメン…)
まぁプラシボはあると思うので信じてつかってる分には効果はあるんだろうけど…

普通に考えればデータ捏造したのがいけないんだろうけど、
いままでもちら見してるかぎりは、捏造ぎりぎりの恣意的なデータの取り方が伺えましたがいかがでしょ。

まぁ擁護する気はまったくなくて、
言いたいのは、もっと早くアウトの判定をだしてほしかったなぁ~ということ。
おかげで、俺の大好きな納豆が嫌われ者になってしまったではないか。
ダイエットは実証されてないにしろ、体にいいのはたしかだとおもうのだがのぉ

以前もガチンコファイトクラブ(だっけ?)のやらせ騒ぎのときも、
やらせじゃないと思って見てた人の多さに結構吃驚したけど、
今回もそんな感じです。

まぁ「あるある~」も「ごっつえー感じ」が急に終わっていきなり立ち上げた番組にしては長くつづいたねぇ~
打ち切り後はもう一回ダウンタウンの番組になったりしないかなぁ~~
まぁ見れないけど…
(追記) と、思ってたけど、いまニュースみたら「あるある」は日曜9時にやってたんだね、ごっつは8時だったから後番組ってわけじゃないのか…

ちなみに、最近、ふたたびはやりだしてきた、占いとかオカルト系のとかはあれはOKなんすかねぇ?
あたるも八卦で、楽しんでみてる分にはいいと思うのだけど、
どうも、霊感商法やら怪しげカルト宗教の潜在的な被害者を増やしてるような気がするのだなぁ
変なツボで財産全部とられるのは、納豆食いすぎよりたち悪いぞー

投稿者 niimiya : 23:36 | コメント (1) | トラックバック

天香回味

月曜ですが、このたび帰任される日本人駐在員の方の送別会です。
普段、新竹で働かれている方なので、送別会なのに会うの始めてだったりして…

お店は「天香回味」というモンゴル鍋(?)のお店(南京東路1段16号)。
エキスでまくってるスープがうまい!
辛いのとそうでないの二つの味があるのですがどちらも今まで食べたことない味で美味 美味。

マンボウの切り身…

初めて食べた…
淡白なお味

名片もらったら日本にもお店あるみたいなので、寒いうちにいってみてはいかがでしょー
元気出ること間違いなし。
ニコタマにも最近出来たらしい…

送別会おわったら、最近、飲みすぎで胃がちと痛いので、2次会組とはわかれて、Junちゃんと全身マッサージ!
長春路まで歩いて「夏威夷」というとこいってみた、なかなか綺麗だけど、お値段もそんな高くなく900元/1時間でいきやすいかな。
ただ、ちょっと右肩もみかえし気味…

投稿者 niimiya : 23:13 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月21日

リフレッシュ!

ざっぱり切りましたよ、髪を!
前に切ったのが11月の頭なので、数えてみれば2ヶ月半ぶり。
ようやく脱バーバモジャですわ。

中国語おわりで、街中さまよって、美容室さがしたんだけど、なかなか入りやすいとこなくて、
結局、また小林髪廊。 今回はブリーズセンターの近くにある微風店。
小林だけでこれで3件目、チェーン店のわりにはお店によってずいぶん雰囲気違いますなぁ
英語が話せるなかなか親切なお兄さんがいて、いい感じだったんでしばらくここを定床屋としましょうかねぇ。

しかし、美容室に長身イケメンなお兄ちゃんがいると、そっちの趣味な方にみえるのはなぜだろうね。
まぁもろ「偏見」なんですが、今回のお店の人はたぶんそうだと思います(←だからそれが「偏見」だっつの)
まぁ言い寄られない限り、どんな性癖でもメイウェンティですが。
しかし、こっちの洗髪は気持ちいいなぁ~

気持ちよくなりついでに、帰りに30分、足ツボマッサージもしてくるー
今日のおばちゃんは強くもなく弱くもなく絶妙でしたなぁ
1時間にしてもよかったかもなぁ

なにはともあれ、足髪ともにリフレーッシュ!!!

投稿者 niimiya : 23:43 | コメント (0) | トラックバック

【本】柿の種

柿の種
著者:寺田寅彦
表紙:矢崎芳則
解説:池内了
出版:岩波文庫 緑37-7 P287 ¥600 初版1996/4 18刷2004/5
ISBN:4-00-310377-7
初出:俳句雑誌「渋柿」掲載 大正9年~昭和10年。単行本 小山書店『柿の種』『橡の実』。
入手:古本 ¥320

■内容(カバーより)
 日常のなかの不思議を研究した物理学者で,随筆の名手としても知られる寺田寅彦の短文集.大正9年に始まる句誌「渋柿」への連載から病床での口授筆記までを含む176篇.「なるべく心の忙(せわ)しくない,ゆっくりした余裕のある時に,一節ずつ間をおいて読んでもらいたい」という著者の願いがこめられている.

■収録
 自序
 短章 その一 (「渋柿」掲載作)
 短章 その二  

■感想
 著者が「渋柿」という俳句雑誌に連載していた小編と晩年の短い随筆をまとめた作品です。
 著者の他の随筆より短いですし、それほど難しい話題でもないので、枕のとなりにおいておいて、寝る前にちょっと読むのに最適でした。
 また、とっつきやすいので入門篇としても適しているのではないでしょうか?
 ただ、寺田寅彦という人物の思想、人となり、そして科学と文学の絶妙な混ざり具合をじっくりと味わうなら、やはり随筆集のほうが好いかなとも思います。
 一編が短いこともあり、大正9年から晩年の昭和10年までと比較的長い期間にわたった作品が収録されているので、全体をとおして著者の後半生が伝わってきました。特に大震災後の記述は興味深かったです。また、晩年に近い作品は自分の死や戦争へすすんでいく国家情勢への予感が感じとれ胸を打つものがありました。
 
 著者に興味はあるけど、他の著作にちょっと手をだしにくい人は、まずはこれから読んでみてはいかがでしょうか?
 
■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

■引用(P21より)
 気象学者がcirrusと名づける雲がある。
 白い羽毛のようなのや、刷毛で引いたようなのがある。
 通例券雲(けんうん)と訳されている。
 私の子供はそんなことは無視してしまって、勝手にスウスウ雲と命名してしまった。
(大正九年十二月、渋柿)

柿の種 (岩波文庫)

投稿者 niimiya : 01:14 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月20日

二日酔いやね

昨日呑みすぎたようで、胃がおもたいっす。
天気よさげだったので昼くらになんとおきて、外出る準備したんですが…
なんともだるくて、ごろごろしてるうちに夕方に…
そのまま寝てしまった…

夜、またおきだしたが、結局外出せず…

明日こそは髪をきらねばー

投稿者 niimiya : 21:21 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月19日

送別会

今日でやめてしまうスタッフの送別会。
KmallのChopstixへ

その後は、銭櫃(Cash Box)でカラオケー
ウォッカ ボトルで頼んじゃったりして…
しこたま呑んでもうた…
でも楽しかったなぁ
3時くらいに解散!

新天地でもがんばれよ~~~~~

投稿者 niimiya : 21:06 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月18日

久々のカイサーホテル

お昼は明日でやめちゃうスタッフとも一緒に炒麺のお店。
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うめぇ。
しかし量が多いのだよねぇ。


夜はお客さんといっしょに
カイサーパークホテル(旧ヒルトン)
の3階の王朝(ダイナスティ)で
上海料理
こっちきたてのころこのホテルに2週間くらいすんでたんで、懐かしいなぁ…

その後、Kさんの誕生祝でのみ。
3時くらいまで呑んで疲れ果てる…

投稿者 niimiya : 21:11 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月17日

昼からカルボナーラ

雨…

遠出するのも面倒なのでお昼は会社の近くに最近できた喫茶店へ

カルボナーラとか頼んでみた。
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優雅・・・

投稿者 niimiya : 23:09 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月16日

左足の裏に違和感

今日も暖かい一日。
体調も快調~

羊雲

が、なんか、帰りに急に左の足の裏が痛くなった…
なんやろう…

【読んだ本】
柿の種(寺田寅彦)

投稿者 niimiya : 21:18 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月15日

体調よし!!

天気よし。
気温も高い。
体調もよし。
とぃうわけで、昼飯あとにカキ氷。
1月にオープンエアでカキ氷食べれるってやっぱり亜熱帯なんですなぁ。
(最近、天気悪い日多くて忘れがちでしたが…)
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夜は出張者がきてたこともあって、例の飲茶のお店に。
でも、今日は10%オフのVIPカードわすれたぁ

なんかひさびさにえらいのんだなぁ~
酒がうまいのは健康のあかしですなぁ

投稿者 niimiya : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月14日

【本】秋の花

秋の花
著者:北村薫
表紙:高野文子
解説:北村暁子
出版:創元推理文庫 M-き-3-2 P256 ¥480 初版1997/2 17版2004/4
ISBN:4-488-41303-X 
入手:BOOK・OFF ¥300

■内容(カバーより):
 絵に描いたような幼なじみの真理子と利恵を過酷な運命が待ち受けていた。ひとりが召され、ひとりは抜け殻と化したように憔悴の度を加えていく。文化祭準備中の事故と処理された女子高生の墜落死――親友を喪った傷心の利恵を案じ、ふたりの先輩である《私》は事件の核心に迫ろうとするが、疑心暗鬼を生ずるばかり。考えあぐねて円紫さんに打ち明けた日、利恵がいなくなった・・・・・・

■感想
 前作どおり短編または中篇集だと思って読んでたら長編だった…
 しかも、本作ではついに死者が…
 
 人が死ぬなんて推理小説のほとんど必要条件のようなもんで、普通たいして心が動くこともないですが、このシリーズでは、いままで日常の些細な謎を扱ってたので、読者としてもちょっと吃驚です。
 しかも、亡くなったのが前作にちょっと仲良さげ出てきてた二人のうち一人としって、登場人物のように「え、あの人が?」と思わされてしまいました。
下種な見方をするとこのあたり実にうまいなぁ。

 一見、密室殺人のような設定で、今回は普通の推理小説のようにすすむのかとおもいきや、そこは最後まで読むと、やはり「私と円紫さん」シリーズなんですなぁ

  人を亡くす喪失感、そして取り返しのつかない後悔の念(ネタバレのため秘す)が胸を打ちます。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

■引用 P244より
「私達って、そんなにもろいのでしょうか」
 円紫さんは回しかけたエンジンキーを停めて、私を見た。深い目だった。そして私のために真剣に言葉を探してくれている目だった。
「もろいです。しかし、その私達が、今は生きているということが大事なのではありませんか。百年生きようと千年生きようと、結局持つのは今という一つの時の連続です。もろさを知るからこそ、手の中から擦り抜けそうな、その今をつかまえて、何かをしようと思い、何者かでありたいと願い、また何かを残せるのでしょう」
「でも――」と私はいっていた。「明日輝くような何かをしようと思った、その明日が消えてしまったら、どうなのですか。その人の《生きた》ということはどこに残るのです」
 円紫さんは、大切なものを運ぶように、静かに、ゆっくりと答えた。
「それでも、その意思が残ると思います。(後略)」

秋の花 (創元推理文庫)

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【本】李陵・山月記

李陵・山月記
著者:中島敦
解説:瀬沼茂樹
注解:吉田精一
出版:新潮文庫 草-77 P115 ¥140 シ初版1969/9 13刷1976/6
入手:BOOK・OFF ¥105

■内容(カバーより):
 中島敦は、幼時よりの漢学の教養と広範な読書から得た独自な近代的憂愁を加味して、知識人の宿命、孤独を唱えた作家で、三十四歳で歿した。彼の不幸な作家生活は太平洋戦争のさなかに重なり、疑惑と恐怖に陥った自我は、古伝説や歴史に人間関係の諸相を物語化しつつ、異常な緊張感をもって芸術の高貴性を現出させた。本書は中国の古典に取材した表題作のほか『名人伝』『弟子』を収録。

■収録:
 山月記
 名人伝
 弟子
 李陵

■感想
 「山月記」は、国語の教科書にのってたか、読書感想文の宿題の対象になってたかして、若い時分に読んだ記憶があります。
 当時は随分奇妙な話だなとしか思いませんでしが、あらためて読んでみると、余計なものが一切ない文章が虎に変身してしまった男の痛切と、古き友の哀憫を見事に描きだしてますなぁ。
 収録作はどれも、良かったですが、子路に視点をあわせて孔子一門を描いた「弟子」が一番気に入りました。
 また、最近ちょこちょこと史記読んでるので、「李陵」の中でで描かれる司馬遷が興味深かったです。

 しかし、作者は今の私とほぼ同じ歳で夭逝してしまったのですね…
 中国古典の英雄のように短い人生でありました…
 合掌。
      
■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

李陵・山月記 (新潮文庫)

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【本】山伏地蔵坊の放浪

山伏地蔵坊の放浪
著者:有栖川有栖
表紙・挿絵:北見隆
解説:戸川安宣
出版:創元推理文庫 M-あ-2-4 P345 ¥640 初版2002/7
ISBN:4-488-41404-4
入手:BOOK・OFF ¥105

■内容(カバーより):
 地蔵坊先生お気に入りのカクテル『さすらい人の夢(ボヘミアン・ドリーム』の二杯目が空く頃、物語は始まる。土曜の定例会で山伏の先生が聞かせてくれる体験談ときたら、ローカル線の犯人消失、崖に住む新興宗教家の死、トリュフに端を発する真夏日の事件、雪と共に降って湧いた博士邸の怪など、揃いも揃って殺人譚。ことごとく真相を看破したという地蔵坊が、名探偵行脚さながらの見聞を語る七話を収録。

■収録(初出):
 ローカル線とシンデレラ (コットン)
 仮装パーティーの館   (コットン)
 崖の教祖        (小説NON)
 毒の晩餐会       (コットン)
 死ぬ時はひとり     (コットン)
 割れたガラス窓     (小説推理)
 天馬博士の昇天     (書き下ろし)

■感想
 主人公が山伏ってのが新しいです。
 で、その山伏が酒場でとりまいた皆に語るというスタイルなんで、実際ありえないような設定でも、なんとなくまぁ納得させられるという仕掛け。
 実際、作品の中でも聞き手は実際にあったかどうかはともかく面白い話として受け取ってるスタンスです。
 まず、これこれこういう事件に巻き込まれたと、あらましを語って、後半謎解きすることになってまして、謎解きの前には聞き手(と読者)がいろいろ考えるのですな。
 でも、私はまったく考えずにすぐ答えを知りたがっちゃう性分なもんで、こういうパズル系の推理小説とはどうも相性が悪いのですよねぇ…
 そんなわけで、この作品にもあんまりのめりこめなかったかな。

 主人公のモデルは実際に山伏の修行をしていた編集者で、この本の解説書いてる人がズバリその人だそうな。

  なお解説によると、探偵が一人称で語る推理小説(しかもシリーズ通して)というのは珍しいらしいです。
 たしかに言われてみると、心当たりないね。
 
■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆
《薦》☆☆

山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫)

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疾風怒濤してないな…

昼ごろおきだして、洗濯して、中国語いって、飯食って帰ってくる。
という、毎週おきまりの日曜の過ごし方…

夕飯は南京東路にある台湾ビュッフェで手軽にすます。
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85元…
日曜の夜だというの実に質素な…

しかも、髪切るつもりだったのに忘れて帰ってきてしまった(今気づいた)。
このバーバモジャ状態で、さらに1週間たえれるだろうか
平日、早くあがっていければいいのだが…

しかし、自転車盗まれたのもあって…
最近なんとも地味な生活だなぁ…
「台湾疾風怒濤篇」などとたいそうな副題つけてみたが、まったく実態ともなってない…

こんな看板に偽りありでいいのだろうか?
桜庭・秋山戦の審判のページみたいに炎上とかしないだろうか!? ^^;

【更新情報】
2006年11月の抜けてたところ更新しました。
これで一応はネットつながってなかった時期の日記は全部うまったかな。
まぁ例によって、食ったもの写真ばっかですが、お腹すいたときにでもみてくださいな。

投稿者 niimiya : 20:17 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月13日

雲泰招牌菜

12時間くらいねる。
起きたら午後。
例によって天気わるいので、家でだらだらと過ごす。

夜になって、お腹すいてきたので、街中徘徊。

また新しいタイ料理(と雲南料理?)のお店をみつけたのではいってみる。
「雲泰招牌菜」(長安東路2段280号)というお店。

お、いままで食べたタイ料理の中では一番おいしいかも。
でも頼んだメニューはどちらかというと、
タイ料理というより雲南料理だったかも。

【読んだ本】
秋の花(北村薫)

投稿者 niimiya : 20:08 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月12日

念願のジンジャーダック

お昼はいつもの鍋貼屋さんで乾伴麺!
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やっぱうまいんんだなぁ

夜は来週いっぱいでやめてしまうスタッフのプレ送別会として、以前、断念した、ジンジャーダックのお店に再チャレンジ。
今回もこんどましたが、1時間半ほど並んでたべれました。
暖かい日でよかった…

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正直、うまい!!ってほどとは思わなかったけど…
なんとなく癖になりそうな感じ。
体にはよさそうですな。
後半はスープうまさに嵌る。

7人でおおいに呑み食い(呑んでたのは私だけかも…)したのに2300元。
安い!(頭割りすると1000円くらい)

新しいビール発見。
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新疆ビール。
場所柄ペルシャ文字とか書いてあったりする。

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おしむらくは飼象はつれてこれないらしい…

【読んだ本】
李陵・山月氏(中島敦)

投稿者 niimiya : 19:51 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月11日

甘口カレー

お昼はよくいく台湾自助餐(台湾ビュッフェ)のお店。
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お腹の調子を気にしつつ、控えめにとったら
50元(180円くらい)…
や、安い。

お腹いたくならなかったので、気をよくして夜はカレーチャンプ。
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こくがあっていいんだけど、ちょっと甘いなぁ…
これでもっと辛いともろ好みの味なんだけどなぁ
おしい…

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壁に書かれた文句もおしい…

食べ終わったころにUnoから電話あって、和民でちょっと呑む。
例によってウーロンハイ。

【読んだ本】
山伏地蔵坊の放浪(有栖川有栖)

投稿者 niimiya : 23:45 | コメント (0) | トラックバック

【本】聞く猿

聞く猿

著者:ナンシー関
装画:ナンシー関
装丁:出下武司
出版:朝日文庫 な 14-3 P213 ¥520 初版1999/5 5刷2002/11
ISBN:4-02-264191-6
初出:「週間朝日」連載 1995/9~1997/2、単行本 朝日新聞社刊行 1997/7
入手:BOOK・OFF ¥105

■内容(カバーより):
『週刊朝日』の人気連載「小耳にはさもう」文庫版、第3弾登場。今回も、辛口なのに笑わせる独特の語りが冴える。テレビ界65人の何気ない「ひとこと」が見事に突っ込まれて痛快至極。木村拓哉 神田うの タモリらを次々と俎上にのせる。版画はケビン・コスナーに注目(似てない、とは著者の弁)

■感想
 このあいだ読んだ「聞いて極楽」と一緒に買ってきました。
 連載時期も「聞いて~」の次にあたるわけですが、分析も語り口もだいぶずいぶん研ぎ澄まされていて、完成度が高い。
 とりあげられる話題も95~97年となると、わり記憶にも残っていて面白です。
 ちょうどアトランタオリンピックやったり、アムラーがはやったり、藤田朋子がヘアヌードだしてたころっす。
 あ、あと、水野晴郎のシベ超が公開になってたり・・・

 まぁ、テレビとかみてて、イライラすること多い人は、読んでくださいな。
 著者と思考・視点の波長があえばたぶんはまります。

 しかし、毎度、毎度、同じこというのもなんですが、本当に惜しい人を亡くしたなぁ…

 ちなみにケビン・コスナーの版画は本当に似てないっす
 
■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

■引用(P74より)
「いいんです、知らなくて。それをやれって言われたらやるけれど、そんなのつまんないじゃないですか」神田うの発言

 本当に、自分が敬語もソツなく使えるキチンとした人間であることを「いいんです、知らなくて」と思うのであれば、いっさい「キチンとしたところ」など見せるべきではないと思う。
 とりあえず、神田うののキャラクターを「非常識」としよう。しかし「非常識を意識的に自分の役割として認識して振舞っている常識ある私」を語るのは、「非常識」で稼いでいる限りは禁じ手のはずだ。わかっていながら「演じている」ことをエンターテインメントだと思っているなら大間違いだ。いわゆる舞台上の芸ではなく、ある程度の私生活をも含めた「芸能人としての芸能界の泳ぎ方」を見てもらうことで芸能が成り立っている現状を考えれば、「演じている」というネタばらしを墓の中まで持っていってこそ、エンターテインメントは成立するのではないのか。
 (中略)
 私には「うのでーす」と叫ぶ神田うのを、芸能界の一風景として認めるくらいの度量はあるけど、それ以上の「本当の神田うの」を消費する気はない。

聞く猿 (朝日文庫)

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2007年01月10日

潮州料理@潮品集

丸一日ほとんど何もたべてなかったんですが、夜はUnoおすすめの飲茶のお店にいってきました。

忠孝復興駅でてすぐの神旺ホテルにはいってる「潮品集」という飲茶のお店。
潮州料理らしいですが、潮州ってどこなんでしょうか・・・(調べたら広東省の東部でした)

今までいった飲茶のお店のなかでは一番おいしいかも~


スープ餃子みたいなやつ。
うめぇ じゃねーか。

調子のにって、結構たべちゃったけど、お腹の調子は大丈夫かなぁ
ドキドキ ドキドキ

【読んだ本】
聞く猿(ナンシー関)

投稿者 niimiya : 23:00 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月09日

またっすか…?

またしても腹痛&吐気。
昨日、いっしょにしゃぶしゃぶ一緒にいったKさんも食あたり症状で今日はお休み…

うーん、今年はあたり年だなぁ

投稿者 niimiya : 23:32 | コメント (0) | トラックバック

【本】夜の蝉

夜の蝉 (蝉の字は旧字体(虫+單))
著者:北村薫
表紙:(イラスト)高野文子、(デザイン)小倉敏夫
解説:吉田利子
出版:創元推理文庫 M-き-3-2 P270 ¥480 初版1996/2 20版2001/7
ISBN:4-488-41302-1
入手:BOOK・OFF ¥300

■内容(カバーより):
呼吸するように本を読む主人公の「私」をい取り巻く女性たち――ふたりの友人、姉――を核に、ふと顔を覗かせた不可思議な事どもの内面にたゆたう論理性をすくいとってみせてくれる錦繍の三編。色あざやかに紡ぎ出された人間模様に綾なす巧妙な複線が読後の爽快感を誘う。第四十四回日本推理作家協会賞を受賞し、覆面作家だった著者が素顔を公開するきっかけとなった第二作品集。

■収録:
朧夜の底
六月の花嫁
夜の蝉

■感想
 前作より収録作品がすくなくなったぶん、一話あたりは長くなっています。短編というより中篇という印象。
 「朧夜~」は長さのわりには事件の内容が浅くてちょっと冗長に感じましたが、他の2作は「私」のとても親しい二人の女性(友人と姉)の日ごろは窺い知れない機微が見事に描かれていて、うならされました。
  前作(空飛ぶ馬)まで、ちょっとしか触れられていなくて、読む側としてもあまり意識していなかった「姉」について、本作では実に丁寧に踏み込んで人間として掘り下げて描いているのに関心しました。
 ただ、前作同様、文学・文芸関係の薀蓄が豊富にでてくるのですが、それを主人公のふつうの女子大生らしからぬ特徴をあらわすものと素直に読めればいいのですが、作者から読者への薀蓄と感じてしまうとちょっと鼻についてしまうかも。

 興味をもたれたかたは、ぜひ第一作「空飛ぶ馬」から読んでみてくださいなー

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆

夜の蝉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

投稿者 niimiya : 23:07

2007年01月08日

【本】池波正太郎の映画日記

池波正太郎の映画日記 1978・2~1984・12

著者:池波正太郎
編者:山口正介(映画評論家・山口瞳の息子)
表紙:(カット)池波正太郎、(デザイン)多田進
解説:山口正介
出版:講談社文庫 い-4-23 P451 ¥680 初版1995/10 絶版中
ISBN:4-06-263073-7
初出:講談社刊行「最後のジョン・ウェイン」(1980/7)、「ラストシーンの夢追い」(1983/4)、「スクリーンの四季」(1985/2)から編集
入手:古本 ¥290

■内容(カバーより):
 スクリーンに男と女がめぐり合い、時が流れる。あふれる生活感と隙のない脚本、心うつ見事な演出。さまざまな感懐を胸に、銀座に酒飯して帰る……。どのような映画でも、楽しむ術を知っていた池波正太郎が、息づまる執筆の間に堪能した映画と、面白い身近の出来事をつづった、興趣尽きない好読物。全一巻。

■感想
池波正太郎が映画好きとは知らなんだ。それも、時代物に限らずアメリカ・ヨーロッパ・日本と実に幅広くいろいろ見てるですなぁ。
それも劇作家としての経験も長いせいか、作る側の目線も併せ持った論評がなかなか的確です。
かといって、辛口のぶった切りってわけじゃなくて、どの作品もいいところを見つけようとしていて、映画全体への愛がとても感じられます。
配給会社の試写にウキウキしながら向かうところが眼に浮かんできます。
映画日記とありますが、他の日常のことなどもいろいろ綴られていて、そのあたりも読んでいて楽しいです。(中には映画のことにはまったく触れられてない日もあったり…)
当然、試写おわりで銀座の店で一杯やったり、家でいろいろ料理つくったりと、食道楽な一面も描かれています。
でも、ちょっと食べすぎだったのかなぁ。
もっと健康に気使って長生きしてほしかったです・・
(そして梅安を完結させてほしかったなぁ)

お酒のんでご飯たべるときに、「酒飯」って表現をしばしつかってるんですが、なかなか味があって良い言葉だねぇ
真似して、これからちょくちょく使うことにしよっと。

映画が好きな人にも池波正太郎の小説が好きな人にもお薦め。
どっちもな人にはなおさらお薦め。
どちらでもない人は…う、うーん。

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆★

■引用
(P31より) 
 *月*日

 夕飯後、ベッドで転寝をしていたら、足許で猫が鳴く。聞きなれぬ鳴声だとおもって見たら、一度も見たことがない三毛猫が二階の書斎までのこのこと入って来たのだ。捨て猫らしい。このように人懐かしげにされると、追い出す気にもなれぬ。
 捨てるくらいなら、飼わなければいいのだ。
 これで、合わせて五匹の猫を食べさせなくてはならぬ。さあ、稼がなくてはと起き出し、机に向う。

(P86より) 
 *月*日
 
 朝、眠っているところをM新聞からの電話に起される。柴田錬三郎氏が急に亡くなられたという。びっくりするというより、がっかりしてしまう。柴田氏とは一度だけ雑誌の対談をしただけなのだが、そのときの柴田氏が好きだった。今月は茂出木心護、尾上多賀之丞、柴田錬三郎と、好きな人が三人も亡くなってしまった。好きな人の葬式には行きたくない。
 その中でも今朝のショックが最も大きかった。まだ亡くなる年齢ではなく、それに私と同じ時代小説家だからだろう。
 午後からヘラルドへ行き〔兵士トーマス〕の試写を観たが、観ながら、柴田氏のことをおもい浮かべたりしている。
 第二次世界大戦のクライマックスの一つ、ノルマンディ上陸作戦に呆気なく流弾に即死する二十一歳の新兵トーマス。
 イギリスの戦争博物館に秘蔵されている未公開の戦争フィルムの迫力の中に、この若い一人の兵士の出征と訓練と淡い恋愛と戦死が、空しく寂しく、そして恐ろしいまでの簡明さで語られていく。
(イギリスの兵士も、日本の兵士と同じだったのだ・・・・・・)
 それは、まぎれもなく、私の年代の青春の一ページだった。
 
池波正太郎の映画日記 (講談社文庫)

投稿者 niimiya : 23:39

みんなで行ってもひとりしゃぶしゃぶ

日本が休みなので電話もかかってこないでいろいろ落ち着いて仕事できました。
でも、ちょっとまだエンジンかからないなぁ…
明日はがんばろうぅ

夜はKさん夫妻としゃぶしゃぶ
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こっちのしゃぶしゃぶは基本的に一人一鍋。
日式ということになっていますが、かなり台湾オリジナルでございます。
お肉はあまり上等とはいいがたいですが、野菜をいっぱいたべれるからよいね。
あったまりました。

Benからコントローラーかえしてもらったので、ようやくちょっとFF12やってみる。
ひさびさのせいか30分くらいで眼がつかれたー
そういや最近、全然テレビみてなかった…

コントローラーをかえさなかったのこはコヤツだ↓
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【読んだ本】
夜の蝉(北村薫)

投稿者 niimiya : 22:38 | コメント (2) | トラックバック

2007年01月07日

目的のために手段は正当化される・・・か?

久々の中国語。
つかれたぁ。(こればっか)

夜ヒマだから、最近やってないFF12をやりたかったのだが…
コントローラーをBenかしちゃってるので、できないのであった…
PS2 コントローラ なければ ただの箱 (PS2は冬の季語)

そんなわけで、ダイちゃんからかりっぱなしの24のDVDを見始める。
シーズン3の最初の6時間くらいみましたが、今回は娘より親父の行動がずいぶんひどいねぇ
このヒトの行動原理って基本的に「目的のために手段は正当化される」だよね。
テロ組織と同じや…

まぁ最終的には結果オーライなんでしょうが…

【読んだ本】
池波正太郎の映画日記

投稿者 niimiya : 23:55 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月06日

怒涛の更新

寒波到来だし、天気もイマイチだし、で家でBlog更新してました。

夜、Unoをさそって
ビリヤードちょっとやってから
九番坑で夕食
火鍋でしたでー

あー滋養強壮~~

ちなみにビリヤードは3勝1敗っす

【更新情報】
9月と10月の未更新の日記を一気に更新いたしました。
がんばったのでヒマやったらみてくれんかね。
食い物の写真ばっかで恐縮ですが…

投稿者 niimiya : 20:03 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月05日

【本】夜のピクニック

夜のピクニック
著者:恩田陸
表紙:唐仁原教久
解説:池上冬樹(文芸評論家)
出版:新潮文庫 お-48-6 ¥629 P447 初2006/9/5 4刷2006/9/30
ISBN:4-10-123417-5
初出:単行本(新潮社)2004/7
入手:新刊(成田空港の三省堂)

■内容(カバーより):
 高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

■感想
歩行祭!
いやー一晩中ただ歩くだけとは、すごい行事だね。
Wikipediaで調べてみたら、実際に著者の母校(水戸一校)ではこういう行事をやってるんだそうな。
たしかに実際に経験してないと、これをネタに一冊青春小説を書いたろうとは、なかなかおもいつかんよな。

しかし、ひたすら歩く(ちょっと休憩もありますが)だけで、よくもここまでドラマを描けますなぁ
宮部みゆきを読み出したころ、たいそう物語るの上手な人がいるもんだと思いましたが、この人も実に上手いねぇ
物語の中心を安直に男女の淡い恋心などにもってこないあたりが、たいしたもんだ。

恩田陸の小説でいままで読んだのは、わりと幻想的な話が多かったんですが、今回はそういう要素一切なしですな。
でも、ちょっとどこかそういう香りが漂っているのがよいね。

個人的には幻想的な話や事件がらみの話のが好みだったりしますが、比較的、誰にでもお薦めできるんじゃないでしょーか。

あー俺にもこんな輝いた青春があったなぁ・・・・・ん?
あれ?あったっけか??んんんーん??

あ、内容と一切関係ないけど、ファンは「夜ピク」とか略したりするのだろうか?
・・・と思って、ググったら既に映画の公式サイトでもそう略されてた。
まぁそうだろうねぇ

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆★

夜のピクニック (新潮文庫)

投稿者 niimiya : 23:09 | コメント (0) | トラックバック

ふぅ

なんとか朝からちゃんと一日働けた~
恐る恐る、昼・夕、食事とりましたがいまんとこ大丈夫みたいー
消化いいものと考えたら、お昼も夜も日本食になってしまった
日本でがっちりくってくるつもりが、もどってきてからのが食べてるな…

しかし、結局、こないだMaimonにいったメンバーのうち、
わし、なんたま、Kiku、あまにょ、やましゅー、だいちゃんと
半分くらいのメンバーがわしと同様の症状でその後ぶったおれたようでした
うーん、これって立派な集団食中毒やね・・・ ^^;
しかも、やましゅー曰く、症状的にノロウィルスらしい…

お店に文句言ったほうがいいのでしょうか
それともこの時期に牡蠣を食べにいくのは「自己責任」ってやつなんでしょうか
まぁ文句いうにしても食中毒の証拠はすでにトイレに流してしまいましたが…(失礼)

みんな、牡蠣食べたいなんていいだしたのはオレだー
ごめんねぇ

立派な(高い)お店だし、衛生面はしっかりしてると思ったんだけどなぁ・・・
品川のグランドセントラルにしとけばよかったー (←根本的に反省がたりない)

【読んだ本】
夜のピクニック

投稿者 niimiya : 21:42 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月04日

正月休み延長戦

うーん、やっぱ、まだだめだ…
もう一日休むことにしました…
ザ・ひ弱・・・

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2007年01月03日

まだ調子はイマイチなんですよ

お休みは今日まで、まだ調子はイマイチなんでひたすら家で寝てました。
しかし、どこにあっても、自分の家ってのが一番おちつくのぉ

Zzzz

【おまけ】

相変わらず元気なクー

投稿者 niimiya : 17:38 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月02日

【本】聞いて極楽

聞いて極楽
著者:ナンシー関
表紙:出下武司
出版:朝日文庫 な14-2 ¥520 P211 初1998/7 5刷2002/8
ISBN:4-02-261233-9
初出:週間朝日連載 1994/4~1995/8 単行本
入手:BOOK・OFF ¥105

■内容(カバーより):
「週刊朝日」大人気連載中の痛快・抱腹絶倒エッセイの文庫化第2弾。小室哲也から小柳ルミ子、羽田孜ら、テレビ界に棲息する旬の人・時の人64人の思わず漏らした“ひとこと”の、本音のホンネ、裏のウラを鋭くえぐり、辛辣にブッタ斬る。消しゴム版画付「芸能版」社会時評は、超ド迫力の面白さ。

■感想
 ナンシー関の本は古本屋でみかけるたびちょこちょこと買って、読んだ後、人にあげちゃうことが多いので、自分でもどれを読んでて、どれを読んでないのかよくわからなくなってます。
 が、この本はたぶん初めて読んだような気がします。
 週間朝日で連載していた、芸能人のひと言をとりあげてつっこむコラムの94/4~95/8にかけての分です。
 分析力もツッコミ力も晩年の作品のが鋭いと思いますが、それでも十分おもしろいっすね。
 10年以上前の話なんで、懐かしかったり、完全に忘れてたりして、愉快愉快。
 94年から95年というとちょうどオウム騒動があり、羽賀研二と梅宮アンナがごちゃごちゃしてたりしたころです。
 取り上げられてる人も「きよ彦」など、最近はテレビではお見かけしなくなった人なんかも含まれてて、なんとも懐かしく感じられます。
 飛行機の中で軽く読むのなどに最適(実際、飛行機の中で読みました)。
 
■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆☆

聞いて極楽 (朝日文庫)

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【本】新橋烏森口青春篇

新橋烏森口青春篇

著者:椎名誠
表紙:イラスト沢野ひとし、デザイン平野甲賀
出版:新潮文庫 し-25-5 ¥440 P265 初1991/5 12刷1994/6 
ISBN:4-10-144805-1
初出:単行本刊行 新潮社1987/12
入手:BOOK・OFF ¥105

■内容(カバーより):
 偶然見た新聞の求人広告が、二十三歳のシーナマコトに新しい世界をひらいた。彼は友人たちとの共同下宿ぐらしとアルバイトの日々に別れを告げて、小さな業界新聞社に編集者として入社した。そこで出合った怪しく個性的な人物たち。そして、淡い恋の挫折と一人の女性との決定的な出会い・・・・・・。明るくおかしくて、でも少しかなしい青春を描いた<愛と勇気と闘魂>の自伝的青春小説。

■感想
 著者がモラトリアムを終え、初めて社会に足を踏み出した時期を描く自伝的小説。
 この前の話が「哀愁の町に霧が降るのだ」で、この後の話が「銀座のカラス」で、そのさらに後の話が「本の雑誌血風録」になるわけですな。
 シーナの就職した業界新聞社という、ちょっとあやしい会社のちょっとあやしい面々の姿が克明に描かれています。
大企業じゃなくて、中小企業の内幕ってとこが新鮮でなかなか面白いですな。
 自伝小説の中では、本作だけ上下巻にわかれていず分量も少ないので、内容はわりとあっさりとした印象。
 
■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆☆
《薦》☆☆★


新橋烏森口青春篇 (新潮文庫)

投稿者 niimiya : 19:29 | コメント (0) | トラックバック

またねー

とりあえずそこそこ体調も復活しました。

帰りに川崎よって、BOOK OFF とタワレコで、本とCD買って、成田から台北帰ります~
結局、実家で寝てるだけの帰省だったなぁ。
んでもって、帰りも飛行機1時間出発おくれてやんの…

あぁ、台湾はあったかい(ってほどでもないけど)

【買ったCD】
Radwimps4
Riders High(湘南乃風)

【読んだ本】
新橋烏森口青春篇(椎名誠)
聞いて極楽(ナンシー関)

投稿者 niimiya : 17:27 | コメント (0) | トラックバック

2007年01月01日

【本】国家の品格

国家の品格
著者:藤原正彦
出版:新潮新書 P191 ¥714 初2005/11 23刷2006/4
ISBN:4-10-610141-6

■感想
あまり興味なかったんですが、帰省中に他に読む本なかったんで、親から借りて読みました。

講演の内容を文章におこしたものなので、ずいぶんとあっさりした内容ですぐ読めます。
この内容ならもうちょっと薄い本でもいいんじゃないかなという気もしますが、そのあたりは売れる本の厚さというのがあるのでしょう。

帯にでかいフォントで「画期的日本論」などと朱記してあるわりには、そんなに目新しさはなく、わりと正論というか、よく読み聞きするような主張に感じました。

内容は、えーっと、戦後日本がありがたがって戴いていた資本主義・民主主義・自由・平等なんっつお題目は決して完全・万能・普遍の原理じゃないっすよって話で、その欠けてる部分を補うに、この作者は「武士道精神」が必要と説いています。(あってる?)

そういや、学生時代によんだ呉智英も同じようなことをいってたような気がします。
あれは武士道じゃなくて、封建主義の復権だっけな?

まぁたいした根拠もなくイラクに戦争しかけちゃったり(根拠があれば攻めていいってもんでもないと思うが)、ファンドだデリバティブだと自分の儲けのためなら、他国の金融不安引き起こしても知ったこっちゃねぇみたいな、いわゆる「アメリカ的な価値観」に辟易している人には受け入れやすい論理だと思います。

私もアンチ=アメリカ民主主義万能説には大いに賛成なのですが、でも今の日本に「武士道」から、いいところだけもってくるようなことできるんですかねぇ
なんかマイナス(差別とか階級とかね)なもんも一緒についてきちゃうような気もするなぁ

まぁそんな心配しなくても、やっぱり、歴史は良くも悪くも後ろに戻ることはないんで、失われてしまったものはなかなか戻ってくることはないんだろうね。
この本がたくさん売れたことでなんかかわるんだったら、それはそれで見てみたい気もするけど・・・

全体的に「日本は特別」みたいな感じな漂っててね。
そこはちょっとやだったなぁ
まぁ日本人よ自信をもて!ってことなんだと思うけど。

古典を読むことを奨励してるんですが、自分のこういう軽く読める本がベストセラーになっても、対して古典文学復権の兆しがまったく見られないってのは作者にしてみると、結構複雑な気持ちかもね。
でも、読書が大事ってのは同感。

論理の限界を論理だてて書いてあるところは、面白かった。
曰く、現実社会は数学とは違って、100%正しいってことはほとんどないので、長いステップを踏む論理なんか信用できんよと。
(たしかに、90%正しいロジックでも5回書けたら確率50%くらいだもんね)
ついでに(?)ハイデガーなんかもちだしてきちゃったりして、さすが数学者!

まぁ長々ととりとめもなく感想かいたわりには、とくにお薦めもしませんし、逆に読むなともいいません。
でも、1冊しか読む時間しかないなら、新渡戸稲造の「武士道」読んだほうが面白いかも・・・

■評価(満点は☆☆☆☆、普通は☆☆、★は1/2)
《俺》☆☆
《薦》☆☆

国家の品格 (新潮新書)

投稿者 niimiya : 23:04 | コメント (0) | トラックバック

新年あけましておめでとう!

今年もよろしく!

体調いまだ芳しくなく、ほとんど寝ておりました。

お雑煮はちょっと食べましたが、おせち料理はほとんど食べれず・・・

無念。

投稿者 niimiya : 12:57 | コメント (0) | トラックバック