2009年02月23日
「留守」という言葉
日本語を勉強中のスタッフが「これは間違っていない?」といって教科書をさした単語があります。
「留守(るす)」
もちろん、日本語で普段使うのは「家にいない」って意味なわけですが。
中国語としてみると、逆の意味にしかとれないだそうです。
たしかに、言われてみると字面は「留まって守る」だし、こりゃお説ごもっとも。
こりゃまぁいつの間にか意味が反対になっちゃったんですかね?
ちょっと思いついたのは
「留守番」(留まって守る番)って言葉が先にあって、「留守+番」(るすを番する)ってな意味にとりちがえられて、「留守(るす)=誰もいない」ってなったのかな
または、「留守を頼む」とか今でも言うわけで、これの解釈がいつのまにか「留まって守って」→「『るす』(誰もいない)だからよろしくね」って意味にとられるようになってたのかな。
後者のが自然か。
と、ここまで、考えたところで、検索してみましょー
留守+語源 で検索してもぜんぜんヒットしないね。
唯一すぐみつかった変なことばの語源というサイトでは、後者とだいたい同じ説明やね。
まぁ普通の考えればだいたいそうか。
しかし、言われるまで気づかなかったなぁ…
いやはや、台湾に来た甲斐があったわい
全然関係ないけど、「恣意的」を「意図的」の意味で使うのは本来誤用ということを、何度見聞きしても、いつのまにやら忘れてしまい、また誤用してしまう…
ついでに「閾値」の読み方は正しくは「いきち」であって、「しきいち」は「しきい値」と書くべきと、最近しった。(知った元はWikipediaだっったりするのですが…)
投稿者 niimiya : 2009年02月23日 23:01
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