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2004年10月26日

【本】戦争と平和(二)

戦争と平和(二)
[著者]トルストイ
[訳者]米川正夫
[出版]岩波文庫 赤618-2 \500 P611 改版1刷 1984/9
[入手]祖父蔵書(1984/10/9 丸善)
[内容](カバーより)
 講和が結ばれ束の間の平和がロシヤに訪れた。人生の懐疑から領地へ引きこもったアンド
 レイも、生気あふれる少女ナターシャと出会い、ふたたび青春の血がもえるのをおぼえる。
 一方親友のピエールは、重なる精神的危機に救いを求めて宗教の門をたたく。

■感想
第一部からうってかわってペテルブルグとモスクワ(当時はやや田舎)の話が中心。

ナポレオンとアレクサンドル皇帝も束の間の蜜月関係を続けます。
歴史的には嵐の前の静けさかもしれませんが、人間関係はメロドラマ的に(失礼)に渦巻いてるんだな、これが。

再び愛に目覚めたボルコンスキィ伯爵

あいかわらず熱血バカのニコライ・ロストフ
その妹の夢見るバカ少女のナターシャ
悪いやつじゃないんだけど、真性(神聖)バカのピエール
ろくでもない色バカのアナトーリ
主要キャラではないけど単にバカなベルグ

いろんな人が絡まりあって
いよいよ次巻で運命の1812年を迎えるわけですな。

■評価
《俺》☆☆☆★
《薦》☆☆☆★

藤沼貴の新訳版になったようです↓
戦争と平和〈2〉 (岩波文庫)

投稿者 niimiya : 00:08 | コメント (0) | トラックバック

2004年10月25日

【本】河鍋暁斎戯画集

河鍋暁斎戯画集
[編者]山口静一 及川茂
[出版]岩波文庫 青560-1 \670 P324 初版(1988/8)
[入手]古本屋 \470 5刷(1993/11)
[内容](カバーより)
 葛飾北斎を師と仰ぎ、幕末から明治中期にかけて活躍した反骨の絵師、河鍋暁斎(1831―89)
 の戯画集。頑固な旧弊と皮相な文明開化を痛烈に諷刺した暁斎の戯画には、健康な笑いと
 新時代の息吹があふれ、当時、東京名物の一つとして人気を博した。代表作を満載。

[感想]

上に書いてあるとおりの本です。
まぁ画集なんで特に書くことも無いんですが、こんなのをぱらぱら見てるの好きなんですわ。

ただ、文庫なんでねぇ
小さいしモノクロなんだよねぇ

もそっと大判で総天然色なもんないもんかなぁ…

と、おもって探してみたら…発見!

河鍋暁斎画集 全3巻  六耀社
http://www.jbook.co.jp/product.asp?isbn=4897372038

えー定価が…
に、にじうまん!!

やっぱ文庫がいいや ^^;

[評価]
《俺》☆☆★
《薦》★

河鍋暁斎戯画集 (岩波文庫)

投稿者 niimiya : 00:07 | コメント (0) | トラックバック