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2003年02月27日
【本】臨機応答・変問自在
臨機応答・変問自在
著 森 博嗣(もり ひろし)
出 集英社 0088G ¥680 P237
■感想
著者は「すべてはFになる」などで有名なミステリ作家で、同時に某国立大学(ヒント:えびふりゃ~)の建築学部の助教授でもある。
この人、なんでも授業のたびに質問を集め、それに基づいて成績をつけてるそうな。
そんでその質問とそれに対する著者の回答から、ユニークなものを選んでまとめたのが本書です。
(安易そうだけど、毎授業毎授業全員の学生の質問に答えるのってかなり大変そう。)
あっさり読めて、結構おもしろいです。
中には「お~!!」って思うような、質疑もあります(数は多くないけど)。
しかし、質疑もこれだけ並ぶと回答者の人物像を如実に浮かび上がらせるね。
(もちろん、こういう人物に見られたいというバイアスもかかっているだろうけど…)
著者の哲学が垣間見えて、そのへんが興味深い。
意外にも一般的な質問より、専門的(建築学)な質問のほうがおもしろいモノが多かった。
■評価
評価 ☆☆☆
お奨め ☆☆☆
■以下引用
(P115より)
Q 読んでおくと将来自分のためになるような本を教えて下さい。別にジャンルは何でもいいです。
A それは君が選ばないと意味がありません。
(P145より)
Q 物理を勉強してて良かったと思うときはいつですか?
A 勉強しているとき